こんにちは!
ロイです。
この前、久々にグランパスVSジュビロ磐田を観に、豊田スタジアムへ行きました。
ポイントは、グラのFWケネディが加入した事で両サイドの動きが以前とどう違うのか。という事でしたが、
肝心のケネディさんは、どうも足技が苦手なようで、ほとんどトラップミス・・・
両サイドの思い切ったインターセプトは無理なようです。
ん~・・・尊敬するストイコビッチ監督の選択は「凶」と出たか・・・
やはりダヴィの穴は大きい・・・
・・・
さて、本題に入りたいと思います。
前回は最終的に、「一番店のイジワル解釈」までを挙げ、
3番店はどうあるべきか。といった所まで書きました。
今日は、「3番店の一文、基本イメージの創造」についてです。
前回、一番店の「一文」として以下のような文章にたどり着きました。
~見た目は良いが、親切さに欠ける、金儲け主義。~
さて、これとは「逆」の自店のコンセプトはどういったモノになるでしょうか。
あくまで例ですが、ひとつ提案したいと思います。
~私たちは正直で、温かい、社会の一員でありたい。~
見て頂いた通り、一番店の「逆」です。
上のコンセプトは「ストーリ系の3項目」で構成されています。
意味を間違えやすいので、若干補足します。
「私たちは正直です。」
「私たちは温かいです。」
「私たちは社会の一員です。」ではありません。
あくまでも、「そうなりたいから頑張っている。」姿勢でないと共感は得られません。
なぜなら、今現在、「そうなってない」からです。
よく何もしてないのに「地域密着!」という店がありますが、
それとは違うということを認識してください。
うそはいけません。
正しくは、
「私たちは正直でありたい。」
「私たちは温かい人でありたい。」
「私たちは社会の一員でありたい。」が正解です。
・・・
~私たちは正直で、温かい、社会の一員でありたい。~
このコンセプトを理解するには、あるポイントを理解しなければなりません。
非常に重要なポイントです。
これさえ理解すればほとんどの問題は解決すると言っても過言ではありません。
それは、
「人は何に魅せられるか。人はどんな人を応援したくなるのか。」と、いう事です。
人は、
「自分と同じ境遇にあり、その境遇から脱するために頑張っている人を応援する。」のです。
この場合の「人」は「店」に置き換えることが出来ます。
※例えば、映画「ルーキーズ」。
あの映画(ドラマ)は所々に、「その場面を主人公が思い出しながら語る」
ナレーションが入ります。
映画自体は野球モノで、初めはワルだった学生が色々な出来事をきっかけに変わっていき、
最後には一丸となって甲子園を目指す。という当たり障りのない内容ですが、
たとえ野球ではなくても、あの「過去形のナレーション」がそれを見ている人々の心の中に
入り込んで行き、「オレも同じような経験をした事がある!自分も同じだ!あの時は青春だった!
あの時、オレもそうだった!」と、思わせるのです。
それが野球であれ、仕事であれ、家族についてであれ問題ではないのです。
それを「自己投影」と言います。
「自己投影」=「自分の人生と照らし合わせる。」
それがあの映画の大ヒットの原因だと私は勝手に思ってます。(違ったらすみません<(_ _)>)
もう一度書きますが、「ストーリー系項目」の源は「自己投影」です。
誰の心にも響かない「カッコよくて、クリエイティブなキャッチフレーズやコピー」など、
何の役にも立たないのです。
それらを「自己満足」と言います。
それらは逆にお客様の反感を買う場合の方が多いのです。
※パチンコチラシコンクール(?)で、「海のチラシに犬を登場させた」
ことが「クオリティーが非常に高い。」として優勝したという記事がありました。
どうなんでしょうか・・・。その発想の中に「自己投影」は存在しません。
・・・
3番店以下のこれからの店創り、すなわち「新興ホール」のコンセプトは、
「お客様(人間と表現しても良いでしょうか)が共感するもの」でなければならないのです。
人は皆、「正直でありたい」し、「温かくありたい」し、「社会の一員でありたい」のです。
パチンコファンも同じです。
繰り返しになりますが、人は「そうあろうと頑張っている人(店)を応援」します。
このブログの冒頭で、例えばサッカーの社会人チームがJリーグに上がった途端、
人気が低迷する傾向がある。と書きました。
それはまさに、「自己投影の後遺症」な訳です。
ファンは、そのチームが「強くなる過程」に共感するのです。
「強くなってしまったチーム」には以前程、興味が涌かないのです。
なので極論を言うと「自店は常に人生の挑戦者」でなければならないのです。
これらを強く思い、共感する客層はどの辺りでしょうか。
既に書いた通り、
「35才以上の客層」です。
人生経験が多ければ多い程、こういった感情は強くなります。
彼らは「自分の損得」より「仲間との共感」を求めるのです。
・・・
さて、上で挙げた、
①「正直でありたい。」
②「温かい人でありたい。」
③「社会の一員でありたい。」の3項目ですが、
すべての施策をこれ(自店で決めた3項目)を基に行っていかなければなりません。
ここでひとつ考えて頂きたいのですが、
例えば、「正直でありたい。」と「海イベント」を組み合わせた時に、
どういったイベントタイトル、キャッチコピー、実際のホール行動が出来上がるでしょうか。
「温かくありたい。」と「新台入替」を組み合わせたらどうなるでしょうか。
「社会の一員でありたい。」と「CR花の慶次」を組み合わせたらどうなるでしょうか。
今まで想像もつかなかった効果をもたらします。
・・・
このブログの最初に「戦術と戦略の違い」について書きました。
その中で「戦略の重要性」について書いたのですが、ここで3番店以下が最も
意識しなければならない戦略について書こうと思います。
「3番店以下の店が最も重要視しなければならない戦略」
それは
くどいようですが「正直さ」です。
「正直さ」=「最強の戦略」。
これを理解した店は、お客様の支持が得られます。
そうでない店は、支持が得られません。
以前書いた通り、お客様を「数字」で見ると、お客様も店を「数字」で見ます。
お客様を「人」として見ると、お客様も店を「人」として見てくれます。
信頼度が深まると、お客様は自店を「家族」として見てくれます。
「家族」として見るようになった店から、お客様は離れません。
当たり前の話です。
パチンコ店に今後必要とされるスキルは、今までと変わってきているのです。
※「本当に必要なスキル」に関しては後述。
・・・
私は「接客の重要性」を説いているのではありません。
以前も書きましたが、良い接客は「当たり前」だからです。
ストーリー系カテゴリーで集客する店の店長は、
「ストーリー創造のプロフェッショナル」でなければなりません。
上ではひとつの例として、
「正直」「温かさ」「社会の一員」を自店再生のコンセプトに挙げました。
では、それらを使ってどういった施策を行って行かなければならないのでしょうか。
キーワードは「さりげない予想外価値」です。
「ストーリー系」+「出玉系」+「さりげない予想外価値」。
これがすべての施策の基本になります。
ただの親切な店にお客様は来てくれません。
次回は「自己投影」についてもう少し詳しく書いていこうと思います。
今日も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。