こんにちは!
ロイです。
前回までに「普遍価値15項目」について書いてきましたが、
簡単にまとめてみようと思います。
①パチンコファンの認識の仕方はそれぞれ違う。
②しかし、「共通項」はある。それが「普遍価値15項目」である。
③「15項目」は、「出玉系6項目」と「ストーリー系9項目」に分かれる。
④3番店以下の店は、「ストーリー系9項目」の重要性を考えるべきである。
⑤「ストーリー系9項目」+「出玉系6項目」が結果を生む。
⑥一番店は「ストーリー系9項目」からなる連想イメージが強く、それが来店動機になっている。
⑦3番店以下は新興ホール創りにおいて、まずは「ストーリー系3項目」に絞るべきである。
⑧それをもって「わからない店」からの脱却を図る。
⑨「ストーリー系3項目」は、周辺環境を考慮し、第三者からの視点で選ばなければならない。
さて、前回までに上記の説明を行ってきました。
今日は、「⑨ストーリー系3項目は、周辺環境を考慮し、第三者からの視点で選ばなければならない。」
について、書いていこうと思います。
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「第三者からの視点で選ばなければならない。」
これについて説明が必要かと思います。
お客様は「何によって」自店に来店しているのでしょうか。
①「店側の説得(宣伝広告)」によって来店している。
②「自身の判断」によって来店している。
どちらでしょうか。
正解はありません。両方だと思います。
但し、①の場合は、「お客様が自店を信頼している事」が条件となる事は言うまでもありません。
なので3番店以下の店が、「信頼がない。」場合、(信頼がないから3番店なのですが)
②で来店して頂くしか方法がない訳です。
では、自店が「お客様自身の判断」によって来店して頂くためには、どうすれば良いのでしょうか。
方法はひとつしかありません。
「一番店に行ってるが、その理由が明確でない客層」を取り込むのです。
「一番店に行ってるが、その理由が明確でない。」とは、
「一番店に特別なイメージがない。」
「他に良さそうな店がないから、一番店に行っている。」
すなわち「自分に合ったイメージの店があれば、そちらに行く。」という事になります。
では、「一番店のイメージではなく、自分に合ったイメージ」とは、何か。
いろんなイメージが浮かぶと思います。
一番店と同じイメージでは、今まで通り一番店に行くでしょう。
一番店と少しだけイメージをずらしても、恐らく一番店に行くでしょう。
ここで重要なのは、「数は少なくても、確実に一番店から自店へ流れてくる客」に絞る事です。
その方法もひとつしかありません。
「一番店と逆」の店を創る事です。
今まで3番店は一番店を「追随」してきました。要は「同じ土俵」です。
「MAX」で仕掛けられたら、「MAX」の稼動を守るために、「自店のMAX!」と言ってきました。
ですが、結果はどうだったでしょうか。「同じ土俵」での勝ち目はありません。
「逆」にする事でそこから降り、「自店の方にフィーリングが近い客」を集めるのです。
ここが新興ホールを創っていく上で最も重要なポイントになります。
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以下に「逆」の分りやすい例を挙げてみます。
「一番店が黒」なら「自店は白」。
「一番店が女性」なら、「自店は男性」。
「一番店が、MAX」なら、「自店は甘デジ」。
「一番店が複雑」なら、「自店はシンプル」。
「一番店が筆記体」なら「自店は丸文字」。
「一番店が強い」なら「自店はカワイイ」
「一番店がマジメ」なら「自店は愛嬌」・・・
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「逆」にしなければならない最大の理由は、
「一番店が100%好きで行っている客」など存在しないという事です。
「似たような店しかないので、しょうがなく一番店に行ってる客」が沢山いる。と言う事です。
以前にも書いた通り、どんな業種にも「アンチ一番店の客」が存在します。
現在、どこの店も同じで「アンチ一番店のための店」がない事が、
遊技人口を減らす原因にもなっていると思います。
よく「上位店と競争」をしながら、「下位店を攻撃」する。と言われます。
3番店で言えば「2位店と競争」をしながら、「4番店を攻撃する。」となるでしょうか。
ですが、それは「同じ土俵」での話です。
言い換えれば「出玉系の6つ」の戦いです。
もはや、その土俵で勝つ事が難しい3番店は、ターゲットを「上位」とか「下位」ではなく、
上で書いた通り、「一番店」に絞る事が重要になります。
なぜなら以前も書いた通り、「新興ホールは自店だけ(違う土俵)」であり、
「売上ソース」は大きければ大きい程良いからです。
一番売上ソースが大きいのは他ならぬ「一番店」です。
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「⑨ストーリー系3項目は、周辺環境を考慮し、第三者からの視点で選ばなければならない」。
その理由は、
「たとえ自分は黒色が好きでも、一番店から客を奪うためには、白色を使わなければならない。
なぜなら、黒色が好きな客は、一番店から動かないから。」です。
「自分が創りたい店」と「お客様が行きたい店」は違うのです。
これが「第三者的からの視点で選ばなければならない理由」です。
今回は単純な例を挙げての説明となりましたが、
次回は「自店のストーリー」を創りあげていくための、具体的な方法について書いていこうと思います。
今日も最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。