3番店以下の店の方向性。 | パチンコ店長の右脳。

パチンコ店長の右脳。

~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


ロイです。


昨日、携帯を左手で持ちながら、携帯を必死に探しました。


きっと私の中の「何か」が終わったのでしょう・・・。


・・・


さて、気を取り直して書きます。


前回、「3番店以下は、わからない」という事を書きました。


「わからない」を具体的に書いてみようと思います。


ここで言う「わからない」とは、


イベントとか、機種構成とか、新台導入の事とか、そういった事も含まれますが、


それらは1番店、2番店の専売特許みたいなものですから、


お客様の記憶の中に、(3番店以下の店は)もともと記憶されにくい領域です。


問題は「それ以外の情報」です。


そこがお客様にとってみると、まったく「わからない」のです。


「これと言って好きでもないし、嫌いでもない。」状態です。


人間は「興味を持たない事柄を作る事で、自分自身を守る」と言われています。


すべての事に興味を持ってしまったら、本来大切にしなければならない情報を


忘れてしまうからです。


例えば、お客様は一日中パチンコの事を考えているワケではありません。


主婦なら、「今日の夕飯は何を作ろうかしら。」とか、


サラリーマンなら、「明後日の会議資料をどうやって作ろうか。」とか、


常にいろんな事を考えながら生活しています。


なので、脳を最大限に活用するためには、


「無視しなければならない情報」が沢山あるのです。


頭の中に「好きでもないし、嫌いでもない」ものを置いておくスペースはないのです。


「絶対的に必要だ。」と、思われない限り脳の中に入れてもらえないのです。


ほとんどの3番店以下の店は、この時点で脱落していると考えて良いでしょう。


「イヤだから来ない」のではないのです。最初から頭の中にないのです。


お客様が「わからない」状態は、店側のプッシュが弱いのではなく、


お客様の脳の構造にあるのです。


では、店側がお客様の「わからない状態」を「わかる状態」に変換するには、


どうしたら良いのでしょうか。


・・・


前回、同じ業態では、1番店と2番店しか生き残れないと書きました。


言い換えると、「2つしか脳に残らない」のです。


では、3番店以下はどうすればいいのか。


簡単です。


今すぐ1番店か2番店になれば良いのです。


方法は、


「今の1番店と2番店とは別のジャンルを創る」。


そうすることによって、「今までのパチンコ店」の中には入る余地はなくても、


「新しいジャンルのパチンコ店」というジャンルには入れることになります。


脳の中にはパチンコ以外にも、様々なジャンルがあります。


例えばレストラン、車、洋服、時計、携帯から歯磨き粉まで・・・


要らない情報の削除は、ジャンルの数を減らす事によっての処理ではなく、


ひとつのジャンルの中の「似たような情報」をピックアップし実行されます。


なので、「新しく立ち上げた別ジャンル」は、脳の中に存在し続けます。


では一番店は、どう作るのでしょうか。


・・・


ズバリ言いますと・・・


店長が「新しいジャンル」を宣言した途端、その店は1番店になります。


新しいジャンルを作ったので2番店にはなり得ません。

今の稼働状況とか関係ありません。1番店です。


後は「新しいジャンル」を実行して、お客様の脳にインプットするだけです。


一番最初に書いた、「違う土俵」がこれにあたります。


1番店と2番店は主に「20%の領域」で競争しますので、


3番店以下は「80%の領域」で勝負すればいいのです。


・・・


私たちは今まで楽に商売をしてきました。


メーカーが作った機械を買い、それを設置すればお客様は来てくれたワケですから。


街のうどん屋さんは大型飲食店に対抗しようと、


「自店だけの味」を作り出すために、何ヶ月も悩んで試行錯誤します。


そして、以前よりもお客様に来店してもらおうとするのです。


私たちは今まで「自店だけの味」をどこまで追求してきたでしょうか。


・・・


「自店だけの味」=「別ジャンル」=「80%の領域」。


「80%の領域」を徹底することで、自然に「20%の領域」と戦えるようになります。


間違いなく、徐々に差は狭まってきます。


そして現在の「20%の領域での1番店」の稼動を、「結果的に」追い越すのです。


でも喜ぶことではありません。


なぜなら「違う土俵」だからです。


それは、「既存ホール」VS「新興ホール」の構図です。


今日限りで「既存ホール」から脱却し、「新興ホール」へと移行するのです。


まずは、お客様の脳の中に入り込むスペースを作らなければ何も始まりません。


・・・


3番店以下の店の方向性について、うっすらと理解頂けたでしょうか。


「接客」とか「地域密着」とか表面的なものではありません。


それは稼動を上げる直接的な要因にはならないと思います。


・・・


次回は、新興ホールを作るための「既存ホールの最大の盲点」について書きたいと思います。


特別なことではありません。


ですが、私たちが忘れていたことかも知れません。


それらについて考えていこうと思います。


今日も最後までお読みいただき有難うございました。