東京ゲームショウ2016(その110) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
雨情華月さん=xeen(ジーン)ブース。





東京ゲームショウに足を運ぶ楽しみの一つが未見の出展社さんに出会う事。
ドッグイヤーの業界に相応しく、新たなゲームベンチャーが次々に生まれて、
出展規模はコンパクトながらインパクト大の出展風景を楽しむ事ができます。
大阪に本社を構えて創業10年を迎えたxeenさんは既に業界では中堅かもですが、
少なくとも自分は過去のゲームショウでお見掛けした記憶が無かった一社です。
創業当初はアーケードゲーム中心に開発を手掛け、その後、徐々に業容を拡大。
現在はコンシューマゲームやスマートフォンと多彩なプラットフォームに対応。
ユニークなのが、AR・VR等の技術を活かして観光地の歴史を楽しめるサービス。
旅行関連は仮想現実と親和性が高いカテゴリーで、今後の成長も望めそうです。


 


今回の出展は新作「マジガーーーーール!!!(マジガール)」に特化した内容。
 いわゆる“撃ち下ろし方式”の「学園シューティングRPG」と紹介されていて、
「強く、優しく、本気(マジ)になれ!」と謳った「燃え×萌えバトルSTG!!」。
(ちなみに、正式タイトルの覚え方は「ー(棒)5つに!(ビックリ)3つ」との事)
学園の女の子達(豪華声優陣が声を担当)がド派手なバトルを繰り広げながら、
プレイヤーは「まったり学園モード」で女の子達との時間を楽しめる!との事。
学園内の教室の雰囲気を感じさせるユニークなブースで試遊できるのに加えて、
試遊した来場者にはゲームショウ限定オリジナルクリアファイルをプレゼント。
ゲームの内容と同じく、まったりと過ごせる穴場的なブースだったようです。




ゲームメーカーの超大型ブースの中で、いかに目立たせるかを工夫していて、
「マジガーーーーール!!!」に絞ってインパクトを高めていたのも、その一つ。
同規模の出展社達が集まるエリアに組み込まれていたのも幸運だったようです。
(おそらくそうした配置にする事が運営事務局としても収まりが良いのかも)



ブースの頭上部分に「マジガーーーーール!!!」のメインビジュアルを掲げて、
それがそのままブースのタイトルになっている、視覚的に分かりやすい構成。
ブース内に教室を再現して学園モノのゲームである事も一目瞭然で伝わります。
黒板・学習机・椅子等は大手レンタル会社が定番アイテムとして用意していて、
(それ以外にも、例えば式典や運動会等に使う様々な備品等も扱っています)
他の展示会・イベントでも学園モノのコンテンツのPRする際に使われています。
おそらく社員さん達が手書きで描いたイラストが黒板いっぱいに描かれていて、
多くの来場者達にとって足を運びやすい、手作りの雰囲気を漂わせていました。
良い意味でゲームショウらしからぬ雰囲気の、その意味で異色のブースでした。




「マジガーーーーール!!!」で繰り広げられるストーリーは、こんな感じ。


突如として出現した異世界からの敵「魔獣」により世界が破壊され始める。
魔獣に対抗できる力を持つのは、「マジガール」と呼ばれる少女たちだけ。
先生として、司令官として、世界を救うためにあなたが選ばれた!


ブース内に展示した主要キャラ達の等身大POPを見ると設定も本格的で、
おそらくアニメやグッズ等のマーチャンダイジング展開も念頭に置いている筈。
スマホゲームの枠に留まらず、広義の美少女コンテンツという感じでしょうか。
コスプレイヤーさん達が扮していたキャラ達それぞれのプロフィールもあって、
今回、雨情さんが扮していたヒロインの一人は、こんな感じ。



「幸村ひなた (ゆきむら ひなた)」 CV:丹下桜


災厄の日に可愛がっていた飼い猫を失ってしまった。
容姿や振る舞いはまるで猫のようで、飼い猫の魂が宿ったのか、
それとも、その死を受け入れられないままでいるのか、誰も分からない。
日向ぼっこが好き。

武器は、二挺拳銃。


学園モノのJKキャラの中ではオーソドックスなデザインの範疇に入る制服姿で、
趣味でコスプレを楽しんでいる方々でも既製の生地素材を使って表現しやすそう。
(xeenさんとしても、そこまで一般的な知名度が高まれば大成功と言えるかも)
一方、雨情さんのキャラ作りは、髪型等を手堅く再現しつつ、いかにも猫っぽく、
言い変えれば猫っぽい雰囲気を表現できるコスプレイヤーさんを起用した筈です。
いずれにせよ、公式コスプレイヤーさんに相応しい質の高いコスプレ姿でした。