東京オートサロン2017(その28) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

1月上旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2017にて。
浜 優さん=WANLIタイヤブース。





東京オートサロンは海外の新興タイヤメーカーにとっても絶好のPR機会らしく、
ここ数年を振り返ると、主にアジアの知る人ぞ知るメーカーが出展しています。
ネットの普及で海外メーカーのタイヤを容易に入手し得る環境が整った一方で、
企業の信頼性や製品の品質を直接確かめる機会の無いユーザー達にとって、
東京オートサロンはサテライトショールームとしての役割も担っているのかも。



昨年に続いて出展していた中国の大手ブランド、WANLIタイヤさんもそんな一社。
中国のSCTR(South China Tire Rubber)が1988年に設立したタイヤブランドで、
その対象車種は乗用車からバス・トラック等の大型車まで広範囲に及んでいます。
同社はアメリカのファイアストンタイヤの技術指導の下に製造ノウハウを積んで、
ヨーロッパや北米を中心に、世界で100を超える国・地域への輸出実績を誇ります。
そして、日本市場を睨んで昨年の東京オートサロンに初めて本格的にブース出展。
折しも、D1グランプリにタイヤ供給したチームが初参戦でシリーズ優勝を果たし、
今回は、その参戦マシンや各種スポーツタイヤを展示して注目を集めていました。




昨年と同じ北ホール11に出展していて、自分の記憶では全く同じ位置だった筈。
中規模以上の出展社は、ほぼ毎回出展していて出展規模にも大きな変化が無い為、
運営事務局側が出展配置を決めるに際して、或る程度、固定化しつつあるのかも。



前回のブースではランウェイ付きのステージを設けていたと記憶していますが、
今回はランウェイが無くなって、2台の展示車両を左右に配したシンプルな構成に。
1台は昨年のD1マシン「WANLI×Daigo Saitoコンセプト(シボレー・コルベット)」、
もう1台は参考展示の「WANLI 86GRMNスペシャル」(という事を公式サイトで確認)。
タイヤについては、来場者達が間近で見やすいようにブース左右の通路沿いに展示。
パッと見てモータースポーツの雰囲気が色濃く漂うクールな仕上がりになっていて、
WANLIさんが日本市場で意図しているプロモーションのイメージが伝わって来る光景。
アジアの新興ブランドは「比較的安いなりに品質もソコソコ」というイメージがあるらしく、
モータースポーツで培った実績と信頼性が、それを払拭すると期待している筈です。




前回の出展ではステージモデルさんとコンパニオンさんを明確に分けていましたが、
今回は、ステージモデルさん達がローテーションで受付も担当する運営だった様子。
コスチュームは、いかにもモータースポーツ的なテイストの上下セパレートスタイルで、
チェッカー(フラッグっぽい)柄を大きく配した、アシンメトリ(左右非対称)なデザイン。
サッパリしたコスチュームだからか、レースマシンの傍らに立つと程良い存在感で、
昨年の初出展で得た経験値を、クルマやモデルさん達の見せ方に活かしたようです。