東京ゲームショウ2016(その85) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
林 まきさん=ワーナーミュージック・ジャパンブース。





ワーナーは欧米を代表するエンタテイメントコングロマリットの一つで、
日本法人は大手芸能事務所の渡辺プロダクション等が出資して1970年に設立。
同グループがマネジメントする海外アーティストのヒット作・話題作に加えて、
渡辺プロ在籍歌手を中心に日本のアーティストも同社の売り上げに大きく寄与。
その後、本国の資本が様々な変遷を経た後もワーナーブランドを一貫して掲げ、
(現在は、タイムワーナー社から音楽部門が分離して存続しているようです)
洋楽・邦楽・クラシック、それらから派生するゲーム・アニメ音楽を幅広く手掛けて、
エンタメコンテンツとコラボしたプロモーションの機会も増えているようです。



ゲームショウ開催に先立ち、謎のカウントダンサイトを設けて話題性を高めつつ、
出展ブースでは大手ゲームメーカーの話題作とコラボした各種プロジェクトを紹介。
バンダイナムコさんとコラボした音楽公演「テイルズ オブ オーケストラコンサート」、
コロプラさんの人気ゲーム「白猫プロジェクト」のキャラクターソングプロジェクト等、
同社の事業領域である音楽をゲームを通じて収益化する方法が幾つか提示され、
一般来場者はもちろん、ゲーム関係者にとっても興味深い出展内容が多かった筈。
そして、ゲームショウの直前に、謎のカウントダウンサイトの正体を大々的に公表。
「SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語」というタイトルの完全新作で、
音楽とストーリーが融合する新たな形のエンターテインメントファンタジー作品です。
結果的に、今回の出展ブースはそのお披露目の舞台という趣きになりました。




エンタメ系企業の出展ブースを構成する際の方法論には共通点が多数ある筈で、
音楽業界がゲームやアニメ等のエンタメジャンルと最も繋がりが深い事を思えば、
今回、初出展にも拘わらずゲームショウの雰囲気に自然に溶け込んでいたのも納得。



電撃発表された「SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語」が主役で、
開催直前までティザー広告を引っ張ったのは、インパクトを最大限に高める為かも。
ゲームショウの中では決して大規模ではありませんが、高さと横幅を最大限に使い、
トラス(金属製の支柱)で組んだアーチ状のゲートが、ボリューム感を感じさせます。
横幅一杯に描かれた「SHADOW OF LAFFANDOR ~」の神秘的なメインビジュアルが、
ブース全体のタイトルであると同時に、ゲームの世界観を肌感覚で伝えてくれます。
イベント的演出は無く、映像やキャラの等身大POP等、オーソドックスな装飾で構成。
ブースの裏手も(若干目立たなかったものの)キャラの紹介コーナーに活用していて、
ティザーサイトで興味を持った来場者達が作品理解を深める機会になったようです。




「SHADOW OF LAFFANDOR ~」のキャラに扮したコスプレイヤーさん達も登場。
(コスプレイヤーさん達が唯一のイベント的要素だったと言えるかもしれません)
ただ、4名のコスプレイヤーさん達が具体的にどのキャラに扮していたのかは不明で、
あくまで私的な推測ですが、林さんは謎の美少女「シェルシュ」のイメージでしょうか。



同作の概要は、こんな感じ。
光と影という2種族が1つになる事で人が生まれたラファンドール国が舞台。
主人公の少年「リエン」は、さびれた村で妹と母と一緒に暮らしていましたが、
突如、村が何者かに襲われ、逃げ込んだ森の中で妹の「トレスタ」が重い病に。
「リエン」はフォージュと呼ばれるその病から妹を救うべく、冒険の旅に出ます。
謎のベールに包まれた「シェルシュ」はストーリーのカギを握る重要な存在らしく、
同作のキービジュアルにも、世界観を象徴する存在として大きく描かれています。
林さんのコスチュームは「シェルシュ」そのものというより多分にイメージ的で、
高級カスタムカーの傍らに立っても似合いそうな、ドレッシィなコスチューム姿。
アニメジャパン2015のJKコスプレ姿(→こちら )から大変身でビックリ!でした。