9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
橘知衣代さん=TENDAブース。
ゲームに全く無縁の自分にとって、ゲームショウは目に新鮮な光景の連続で、
大手ゲーム企業の(ゲームショウならではの)超大型ブースはもちろんですが、
知る人ぞ知るゲームベンチャー企業のユニークなブースの数々も楽しみの一つ。
特に、モバイル環境の普及によってゲーム事業に新規参入する企業が増える中、
ゲームショウの中でどうやって存在感を際立たせるかのアイディアも見モノで、
それが端的に現われるブースデザインや運営の様子は、良い記録にもなります。
今回初めて存在を知った(株)テンダさんも、そんなゲームベンチャーの一つ。
ゴシックバトルRPGと銘打ったソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」が、
PCブラウザゲーム版「ヴァンパイア+ブラッド-月戯(ルナ)-」にパワーアップ。
リリースから4年目を迎えた「ヴァンパイア†ブラッド」の世界観を踏襲しつつ、
新たにキャラクターボイスとキャラクターストーリーを加えて魅力を高めました。
今回の出展ブースでは、
・同作の最新PVの紹介(初公開)
・同作の主題歌・アーティスト情報の初公開
・出演声優の直筆サイン入りキャラクターアートキャンバス展示
・あなたの血は大丈夫!?簡単!血液検査実施!
・東京ゲームショウ2016限定シリアルコード・ノベルティ配布
といったエンタメ要素満載の出展内容で、同作の魅力や楽しみ方を改めてPR。
ワンタイトルに特化した出展ならではのコンセプチュアルなブースになっていて、
そのユニークな出展風景に、思わず足を止めた来場者の方々も多かったかも。
背面が他社ブースと接した、ゲームショウでは中規模クラスの出展スペース。
「ヴァンパイア+ブラッド-月戯(ルナ)-」の世界観で統一するのに手頃な規模で、
何となく、ジャンプフェスタかアニメジャパンにいるような気分になりました。
ブース全体を、ヴァンパイアが暮らす洋館のようなダークなイメージで構成。
大きな窓(を模した照明)がある壁面に向かって、左右から階段が伸びていて、
向かって左側の階段は、コスプレイヤーさん達が実際に昇降できる造りでした。
壁面の黒と、階段及びフロアの赤が、クッキリしたコントラストを描いていて、
西洋の伝統的なホラーストーリーをイメージさせる視覚効果を生んでいました。
展示については、等身大POP等を使ったキャラクターの紹介に力を入れていて、
ゲームが広義のキャラクタービジネスである事を表した出展風景とも言えそう。
コスプレイヤーさん達は特定キャラに扮していた筈ですが、今一判然とせず…。
ただ、橘さんについては、主要ヒロインの「プリンセス・ララ」だった気がします。
それぞれのキャラが過剰にも見える装飾性の強いコスチュームを着ていて、
橘さん達のコスプレ姿は忠実な再現ではなく、あくまでもイメージアイコン風。
(ただ、ベースの素材が布なのでコスチュームとしては比較的作りやすい筈)
橘さん達がポーズもキメる際も、ご本人達のアイディア採り入れていた感じで、
モデル業をメインに活動されている皆さんのセンスを発揮しやすかったのかも。