9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
葉川 凛さん=角川ゲームスブース。
角川ゲームスさんは、KADOKAWAグループのゲームソフトウェア開発・販売会社。
角川書店、角川マガジンズ、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン等々、
様々なエンタメジャンルを扱うコンテンツ企業が同グループを形成していますが、
例えばゲームやアニメ等の人気ジャンルは複数の企業が手掛けている場合も多く、
各企業間の連携を深めつつグループ一体で事業を推進する体制作りを進める中で、
角川ゲームスさんはゲーム事業の戦略的子会社として、2009年に設立されました。
2011年に主要グループ企業3社のゲームパブリッシング事業を同社に統合する事で、
名実ともにゲーム業界においてKADOKAWAグループを代表する「顔」になりました。
中国や台湾の有力企業との資本業務提携等、海外戦略拡大も加速中のようです。
今回は、角川ゲームスさんにとって、初めての自社単独出展。
イチオシとなる次世代育成シミュレーション「STARLY_GIRLS Episode Starsia-」、
タクティクスRPG「GOD WARS ~時をこえて~」、ファンタジーRPG「デモンゲイズ2」
の3タイトルを中心に、それぞれの世界観や楽しめるポイントを様々な趣向を用意。
公式サイトに掲げた「角川ゲームスブースは声優ブース」というスローガンの通り、
各タイトルに出演している声優陣をゲストに迎えて様々なステージイベントを実施。
(各タイトルに登場するキャラ達に扮したコスプレイヤーさんが華を添えました)
ゲームファンのみならず、アニメファンやアイドルファンも充分楽しめた筈です。
角川ゲームスさんにとって初の本格出展ではありますが、安定感のある出展風景。
KADOKAWAグループさんは、傘下の企業を含めて様々なイベントに携わっていて、
同グループが手掛けるコンテンツの共有を含めて、参考にしている部分も多い筈。
常連の大手ゲームメーカーブースに次ぐ大型スペース(いわゆる「島小間」)で、
四面全てを使うメーカーが多い中、こちらのはメイン通路沿いの面を中心に展開。
「声優ブース」と銘打っている通り、向かって右側のイベントステージが主役で、
観客を或る程度収容できるスペースを含めて、ライブ会場のような雰囲気でした。
向かって左側は3つのゲームの背景とキャラの等身大POPを置いた撮影コーナー。
それぞれのキャラに扮したコスプレイヤーさん達が雰囲気を盛り上げていました。
メイン通路沿いの一部に設けた壁面に、各ゲームのイメージイラストが描かれて、
ブース全体の輪郭がくっきりと浮かび上がった、賑やかな出展風景になりました。
(壁面はシースルー素材を使っている為、決して閉鎖的な印象にはなりません)
ゲームというよりも、アニメの出展ブースのように感じた来場者も多かったかも。
イベント中心の運営だった為、コンパニオンさん達の業務は主に呼び込みや配布。
メイン通路沿いに常時数名の方々が並んでいて、撮らせて頂きやすい状況でした。
葉川さん達のユニフォームは、カジュアルなTシャツにジーンズのパンツスタイル。
(Tシャツは葉川さんが着ているのと別にオーソドックスなタイプもありました)
コスプレイヤーさん達(確か6名)がブース内外に立つ時間が長かった事もあって、
その存在感を際立たせる為に葉川さん達のコーデはシンプルに徹していたのかも。
凝ったデザインのユニフォームが多かった今回のゲームショウで少数派でしたが、
結果的に他社との差別化に繋がっていたのは、幸運な偶然という感じでしょうか。