士は己を知る者の為に死す -14ページ目

士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解




と、思いきや、わたくし金曜日に有給休暇を取得しまして四連キュ~なのでありました。


当然、釣り三昧とお思いでしょうが、さにあらず。期待を裏切るわたくしなのであります。


さて、有給休暇を取得した金曜日、先ずは、御餅屋さんへ電話です。なんでも、建碑式(お墓を建てたことを親戚一同に自慢する儀式)には、紅白の餅をお供えするんだそうで、言われるがままに紹介された業者に電話して予約。


金2300円也


高いんだか、安いんだか、わかりませんが、色々と調べるのも面倒なので、これでよし!






次に、礼服の準備。独り者故、日頃から管理しておりませんので、クローゼットをガサゴソ。



わぉ!合い物の礼服が黴だらけ・・・(^^;A



夏には着られない服なので、迷わずクリーニング行き。落ちるのかな?



何とか、夏物のズボンとワイシャツ、ネクタイを発掘して、本日の作業は完了。


黴だらけの礼服と、釣り道具を積み込んだら、レッツラゴ~!!



新規オープンのクリーニング代理店に行ってみた。



「・・・会員になりますと・・・」長い長い説明だったので割愛
「はい!」
「入会金が500円です」
「ぎょ!ぎょ!ぎょひゃくえん!?」
「色々と割引になりますので、将来的にはお得ですよ」
「むむぅ・・・で、僕が会員になると、お姉さんには何か良い事がありますか?」
「あると思います」
「じゃあ、入会します」



その日の釣りにについては、また後日。






連休二日目の土曜日


朝8時、蝉の声に起こされる。


だるい体を引きずって亀川の防波堤へ。詳細は、また後日。




連休三日目の日曜日


またもや、蝉の声に起こされる。これから、夏が終わるまで、毎朝蝉のモーニングコールで起こされる。頼んでもいないのに。特に油蝉の鳴き声は耳に突き刺さり、共鳴して五月蝿いったらありゃしない。


睡眠不足でダルダル。蝉への訴状を考えていたら寝てしまい。次に目覚めたのは午後1時半。


おっと、こいつぁ、寝過ぎちまったぜ・・・ま、休みだしいっかぁ!


時間が押したので、この日は近所の港へ。詳細は、また後日。






連休四日目の月曜日


断舎利を決行。半ば塵屋敷となりつつある我が家。本日は一念発起して不要な物を捨てると決意。


先ずは・・・考えると動かなくなるので、一番体積が大きいであろう衣類から取り掛かることにした。


全てを引っ張り出して「いる」「いらない」とやっていたのでは、いつものように散らかしただけで終わってしまう。故に、大きな籠を衣類の山に持ち込み。目に付いた、いらないと思われる衣類を片っ端から籠に放り込む。ものの10分で籠はいっぱいになった。



ここからが、少々面倒臭い。


我が町の誰が決めたか知らないルールによれば、衣類は紐で十字に縛らなければならない。


リサイクル用のゴミ袋を買わせるんだから・・・と言いたいところだが、変人扱いされて終わるだけなので、素直にルール通り数枚畳んでは紐で縛る。そして、ゴミ袋の中で、きちっと立方体に積み上げて、満タンになったら、リサイクル用塵袋の口を縛る。



こうして出来た立方体がふたつ。



作ったはいいが、衣類の回収は7/22



邪魔でしょうがない。   チャンチャン





GWに発注した墓が完成し、残りの半金を払いに行きました。




「やっぱり、いいです」
「そう」
「はい!あの石(秀黒石)はいいです」
「ほほ~」
「重くて、艶があって、建てこみの業者さんも、重いって言ってました」
「ふむふむ」
「これで、お客様に自信を持って勧められます」



ん?うちの墓を見本にするって事か?


ま、いっかぁ!


何だかよくわからないが、サンプルで置いてあった石の板を見て、色目だけで決めた印度産の墓石。


もう、国産の石は余りなくて、滅法高いんだそうだ。


印度と言えば、仏教発祥の地。いいんでないかい?


「じゃあ、見てみっか」
「はい!どうぞ、こちらです」



周囲は、桜色のマーブルばかり。その中にぽつんと立つ黒い墓石。



「おぉ!」
「惚れ惚れしますねぇ」
「そう?」
「はい。この石は硬くて、水も吸いませんし、色焼けもしません。いい石です」


まぁ、そう言われても、素人のおいらには、色くらいしかわからないが。





「母さん、父さん、家ができたよ」






家庭用クリーナー デュアルドラムサイクロン YC-5009GY
http://www.twinbird.jp/product/yc5009/



我が町に○○電気がオープンした折の広告で、気になっていたのだが、何となく購入しなかった掃除機。今回、他店のオープン記念協賛セールで、またまた目玉商品として登場。



今回は、迷わず購入。



数年前にドンキーで購入したサイクロン掃除機のバッタモン。サイクロンとは名ばかりで、蛇腹のフィルターで塵を濾し取る方式の化石的掃除機にプッツンして放置。


以来、箒と塵取りで気が向いた時に、ちょろちょろっと掃除をしていたのだが、あまりにも部屋が汚い。



で、昨日の夜、掃除機を組み立てて(今週は用事が多くて)、目に付く所をちょいと掃除してみたら・・・あっと言う間に直径10センチを軽く超える毛玉(埃玉?)ができた。




いや~、男寡に蛆が湧くってのは本当ですな。





さて、これを機会に、三日坊主で飽きてしまった断捨離(だんしゃり)を再開しますかね。床に物が散乱していては掃除機をかけられません。



生理整頓とは、捨てることと悟りたり。



そうそう、この掃除機、ちゃんと空気の流れで塵を一箇所に集めます。決してフィルターで濾し取るような紛い物ではありません。



安物買いの銭失い覚悟で買ってみたのですが、どうやら今回は当りのようです。






2013年06月29日 亀川にて






天気予報は曇りだったのだが、昼前に目覚めれば雨。梅雨時の天気予報は難しいらしい。


気象庁に噛み付く人がいるけれど、何時から何時まで何ミリの雨なんて正確な予報は、できないのであります。


今のスーパーコンピューターでは、処理時間の関係で省かなければならないファクターが多すぎる。と言うのが実情。


長~い目で見守るしかないのです。



さて、洗濯を終え、昼兼朝飯が胃袋に収まった頃には、霧雨程度の細かい雨になり、微妙ではありますが出撃を決意しました。



本日も亀川に出かけます。


継続は力也


同じ場所での連続した釣果のデーターは、かなり有効です。逆に、日によってあっちに行ったり、こっちに来たりしたのでは、条件が違い過ぎて、釣果の比較としては信頼性が低いものになってしまいます。



今週は、先週の轍を踏まぬよう、たんまりと練り餌を作ります。これまで、混ぜ混ぜした撒き餌の上に小麦粉を乗せて、ちょっとずつ取り込みながら捏ね捏ねしていましたが、ふと、糠が入っていたビニール袋に撒き餌を入れ、その上に小麦粉を被せて、そのビニール袋を振ってみました・・・手を汚すことなく練り餌が完成。ナイスなアイデアと自画自賛。



さて、本日は、なんとなく棒浮子の全遊動がやってみたくなり、キザクラのアダプターで仕掛けを作りました。


予想通りオキアミは、獲られるものの針掛りせず。すぐさま練り餌に切り替えます。が、こちらも、暫く流して反応が無いと、餌は影も形もありません。オキアミ同様、沈む途中で食われているようです。


先に、撒き餌を手前に撒き、その向こう側に仕掛けを投入すると、餌が残ります。残りますが、残りっ放し。


つまり、撒き餌の外側は、何も魚がいない砂漠です。そして、撒き餌の中心は木っ端グロの大宴会。パシャパシャと水面を叩きながら撒き餌の争奪戦を演じています。


しばらく、そんな釣りを続けていると、ようやく竿を叩く感触にチヌを感じましたが、掌サイズのメイタちゃん。


二枚釣ったところで、夕暮れが迫り、夜の準備をしようとしたら・・・


「あれ?キャップライトは?」


家に忘れてしまいました。手持ちの懐中電灯はあるのですが・・・


撤収!


帰り道に、またもや霧雨が振り出し、キャップライトを手にして近所の港に着く頃は、結構な勢いで降り始めました。



しかし、それも5分程で上がり、地面も乾いています。



「撒き餌がもったいないから」と、仕掛けを作り、撒き餌をセッティングしていると、またぞろ雨。



迷っている間にまた上がり「もう、濡れてもいいぜ」と竿を出す・・・魚の気配無し。



それから、何度も降っては止み、止んでは降る霧雨。



夜の10時を過ぎた頃「堪忍袋の緒が切れた」と撤収。





何とも不完全燃焼な一日でした。






2013年6月22日 亀川にて






やってまいりました。待ちに待った週末であります。


が、お空の色は灰色。天気予報では曇りとなっておりますが、今にも降りだしそうな雲。


もちろん、雨の装備は持っております。持ってはいますが、雨の中での釣りは辛い。


糸が竿に張り付いて仕掛けが飛ばない。撒き餌が雨でべちゃべちゃになる。袖から水が浸入する。眼鏡が濡れて見えない等々


だから、雨が降っていると釣りには行かないのです。


そして、最も困るのが降りそうで降らない天気。「行こうかなぁ?」「やめようかなぁ?」


しかし、週間天気予報によると次の週末は雨らしい。こりゃあ、行くしかない。


んが、その前にお洗濯。主夫は辛いのよぉ!と、言っても、寝る前に予約しておいたので、干すだけではありますが (^^;A






現場に着くと、ファミリーが一組。俺のお気に入りの場所で竿を振っています。籠とサビキによるゼンゴ釣り。ドッボン、バシャバシャ、ドッボンバシャバシャ・・・賑やかにやっとります横に釣り座を構えます。



まぁ、本来ならば、ファミリーがワイワイガヤガヤやってる場所は避けたいところなんです。何も思い込みがない場合は、君子危うきに近寄らずで、他の場所を探すのですが、本日はどうしてもその場所で試してみたいことがあった。


どうせ、ファミリーは1~2時間もすれば帰って行きます。ゴールデンタイムは日没後。それまで、撒き餌をしながら遊んでいればいいのです。と、自分に言い聞かせ、ぼちぼちとつりの準備をします。


釣りの準備をしながらサビキ釣りの様子を眺めていますと、自分の釣りではわからなかった(手に入らなかった)情報をいくつか入手できました。



先ず、3センチくらいの鯵の稚魚がいるって事。おそらく、当りもなく餌を取る雑魚の正体はあいつらでしょう。そこらじゅうに居て、餌が着水すると同時に群がって餌を齧る。仕掛けが真っ直ぐになった頃、針にオキアミなんて付いてやしない。素針で流したって魚がつれるはずがない。練り餌にしたって、仕掛けが馴染むまでもつものの、その後も齧られ続け、やがて食べ尽くされるのだ。


それから、防波堤の際には木っ端グロ(メジナの幼魚)が居る。木っ端グロが居るのは知っていたが、際にしか居なくて、ちょいと沖目にサビキを投げると、クロは全く針掛りしない。つまり、沖目には木っ端グロが怖がる何かがいるのだ。



いや~、たまにはファミリーのサビキ釣りも役に立つもんだ。次回は、延べ竿を持って来て、ちょいと鯵を釣りましょうかね。


サビキ?ぎょうさん釣るにはもってこいの仕掛けですが、俺は、そんなにぎょうさんはいらんし、群が薄いとサビキ釣りは釣れません。ふかせ釣りの方が釣れますねん。


まぁ、そんなこんなで準備も終わりましたが、先に来たファミリーに優先権があると私は思います。よって、邪魔にならない所に仕掛けをポチャリ。いいんです。ゴールデンタイムは日没後ですから。


しかし、ファミリーがサビキを投げ入れるポイントが、次第に僕が仕掛けを入れる所から遠ざかって行きます。



大変に申し訳ないことをしてしまいました。


そりゃあ、海は広い、防波堤も長い。いくらだって釣る場所はあります。でも、先に来て釣りをしていた人をあとから来た俺が追い出してはいけない。


が、ファミリーはあっちの方で楽しくやってます。


まぁ、いいか。魚が釣れたらプレゼントしよう。


な~んて、獲らぬ狸の皮算用。最初に釣れたのはこれ!



士は己を知る者の為に死す-クサフグ



可愛い、可愛い、クサフグちゃん。釣り人の中には、餌取のこいつを防波堤で日干しにする馬鹿がいますが、無益な殺生はいけません。きっと、奴等は草河豚地獄に落ちることでしょう。



ふかせ釣りではヒットしない餌取に弄ばれる事1時間。ようやく2匹目のお魚ゲット。




25センチと、やや小振りのメイタちゃん。結構元気だったんですが、上げてみるとそうでもない。もう産後の休憩も終わって、スリムで元気いっぱいの黒鯛ちゃんが、接岸しているようです。



士は己を知る者の為に死す-25センチ



それから、餌取の合間にぽつりぽつりとメイタが釣れ、楽しい時間を過ごしておりましたが、そろそろゴールデンタイムの日没です。萱浮子の仕掛けから電気浮子に変更します。今日は、ゴールデンタイムに時間をロスしたくないので早めに変更します。


が、根掛りをして道糸を引っ張ったら、高切れ!


目の前にプカプカ浮かぶ電気浮子。どうやら浮子止めよりも上で道糸が切れたようです。タモで何度も引っ掛けて、なんとか電気浮子は回収しましたが、水中浮子から下は海中に沈んでしまいました。



何てこった!



さて、ゴールデンタイムに思わぬタイムロスをしてしまいましたが、ゴールデンタイムは期待を裏切りません。今日一の大物・・・30センチが釣れました。



士は己を知る者の為に死す-30センチ



「さぁ、これから」と、エンジンがかかって来たところに



パン!


パパン!



防波堤の付け根にある砂浜で、若者が花火を始めました。



あっちゃ~!万事休す



一応、10時まで粘ってみましたが、さっぱりチヌは釣れず、肩を落として帰ることになりました。



まぁ、それでもトータル10枚。最近の振るわなかった釣果を考えれば上出来です。






竿 : 宇崎日新 INGRAM チヌ IM LTD-R[イングラムチヌIM LTD-R]
リール : シマノBBX
道糸 : レグロン ワールド・プレミアム 3号





目覚めたら、風はビュ~ビュ~雨はザ~ザ~・・・のはずだった。





風は無く、雨も降っているのか降っていないのか、わからない程度。


ワイドショーを見てみると、予想に反してジェット気流(偏西風)に乗らず、動きが遅いんだとか。


そして、今、ネットで天気予報を見たら、台風消滅。熱帯低気圧に格下げ。





もちろん、台風は災いであり、それを期待していたわけではない。


が、どちらかと言えば空梅雨の今年。少し雨を期待していた・・・まぁ、雨は降ったか。





熱帯低気圧になったとは言え、それなりに風は吹く。なのに進路予想は出ない。


なんだかなぁ・・・








大雨じゃ~


台風じゃ~



いい年こいて浮かれてる場合じゃない!




2012年06月16日 亀川にて






今朝、隣のおばちゃんに釣った魚を持って行った。


もちろん、近所付きあいなど大っ嫌いなおいらです。しかし、先日、先方で育った玉葱を頂いたので、お返しをしない訳にはいきません。貰いっ放しでは、寝覚めが悪い。


「あんたが釣ったん?」
「はい、昨夜釣りました」
「大物?」
「まずまずですね」
「あんた、大したもんやねぇ」
「いえいえ、それほどでも・・・」



さて、時間を巻き戻して6月15日(土曜日)。車検を終えた車を取りに行ったら、予想外に遅くなった。「練り餌を持っているし、撒き餌無しで、浮子だけ眺めるか」って、ことで日出の岸壁に行くと、そこに釣り仲間。



すると、その釣り仲間「明日の分もと思って作ったんだけど、龍二さん、半分あげるよ。使って」



本心を言えば、「チヌの通り道であれば、撒き餌をしなくても釣れるはず」っていう理論を検証したかったのだが、折角のご好意、その実験はまた後日ってことで有難くいただきました。


少し暗くなったところで、その釣り仲間は「飯食いに帰りますわ。もしかしたら、また来るけど」と言って帰っていった。



先週と同じで、夜になるとめっきり餌取がいなくなる。居たら居たで五月蝿いけど、居なければ居ないで淋しい。人と言うものは真に我儘な生き物である。


沈まない浮子をボ~っと眺めて1時間。


スッと沈んだ浮子が浮いてきて、その後はひょこひょこと浮き沈みを繰り返す。何度目かの沈みで竿を立てると重量感。37センチのチヌ。がっつり針を飲み込んでいました。



士は己を知る者の為に死す-37センチ



その後、釣り仲間の一人が合流、そして、その釣り仲間の釣り仲間二人が烏賊釣りの餌、小鯵を求めて合流。ワイワイやっとりますうちに丑三つの鐘(午前二時)がゴ~ン!


すいません。盛りました。


真夜中の12時に解散。おいらが釣った一匹が唯一のチヌ。小鯵も思ったほど群れてなく、2匹を確保できただけ。




さて、明けて6月16日。この日はひとつ用事があり、それが片付いたのが2時過ぎ。それから観光港で釣りをしていた知り合いとダベっていたら3時。すっかりその気は失せていた。が、よく考えれば他にする事も無い。



重い腰を上げて餌を買い、「重要なのは酸素」という仮説を証明するために、河口のポイントにGO!



川から、別府湾の海水よりは酸素が豊富な水が供給されている・・・?海の色は、観光港の海と同じ。今にも赤潮になりそうな緑色。プランクトンだらけの海水。鰯の稚魚がなぶらを作ってそれを食べている海面。



来たからにはしょうがない。撒き餌を作り、仕掛けを放り込む。


オキアミは瞬殺。しかも浮子は沈まない。全く当りが出ないので、仕掛けが馴染んだところで上げてみると餌は無い。沈む途中で何かに食われているようだ。


仕方ないので撒き餌に小麦粉を混ぜて練り餌を作る。緊縮財政の昨今、餌代も節約しなければ。市販の練り餌は450円。小麦粉は99円。


しかし、練り餌にしても餌取の標的になる。ここはグレの幼魚が沢山いるので、5回に4回は馴染む前に餌が無い。




士は己を知る者の為に死す-メジナ



それでも、粘り強く仕掛けを打ち返し、掌サイズを2枚ゲット。



士は己を知る者の為に死す-メイタ



「やれやれ、それでも砂漠の観光港よりはましか」



やがてどっぷり日は暮れて。オキアミが残るようになり、そろそろ勝負!って、ところに釣り仲間の一人が缶珈琲を手にやってきた。


浮子が、スコーンとロケットのように海中に消える。


「鯵か!?」


差し入れの珈琲を一口のんで、竿を持つ。ゆっくり立てると、予想外の重量感。楽しみながら上げた魚は41センチのチヌでした。お腹はぺったんこ。もう完全に産卵を終えています。





士は己を知る者の為に死す-41センチ



子供が出来て、嫁から釣りの許可をもらえない釣り仲間の宇宙飛行士(ニックネーム)から、羨ましいという視線がガンガン飛んでくる。


「釣っていいよ」


と、言ったものの、この宇宙飛行士、かなりのドジ。なんやかやとやらかす御仁。一抹の不安が走ったが言ってしまったものはしょうがない。


おいらが、魚をスカリに入れている間に仕掛けを投入。すぐに当りが出て、37センチのキビレチヌを釣り上げた。容赦ない竿捌き・・・と言うよりも、かなり強引なやりとり。ここらへんも、竿を貸したおいらをハラハラさせるところである。


無事、何事もなく一匹を釣り上げ、満足顔の宇宙飛行士。おいらもホッと胸を撫で下ろす。




二匹を釣り上げたところで群は去ったようだ。それからは、当りも無く餌も無く。つまり、浮子は沈まないが餌は取られる。


「さて、帰ろう!」


と言ったら、キラキラとした目でおいらを見る宇宙飛行士。



「いいよ」
「え~、いいんですかぁ~、申し訳ないなぁ・・・」
「いいから、釣れ」
「はい」



状況は変わらず、チヌの気配無し。


「最後の一投にします」



「あれ、何か浮子が変です」


みれば、棒浮子が真ん中からぐにゃりと曲がってる。


嗚呼、やっぱり何かやらかす男だ。



「だ、だ、大丈夫・・・ (^^;A 」



プラスチックの電気浮子。何とか真っ直ぐに戻す。



「はい!ありがとう御座います」



こやつ、毎回おいらの運を吸い尽くす。そして、おいらに災いをもたらす。が、天然なのか馬鹿なのか。それに気付かず笑ってる。





今日は、果たしてついていたのだろうか?疑問が残る結果となった。



あ、もちろん曲がった電機浮子は修理不可能。ゴミ箱行きとなりました。


トホホ!







都会の人には手が届かない墓






ここ大分では、建てるのが当たり前。と、言っても、一昔前とは違い累代墓が主流。


僕の母方の爺さん、つまり祖父は、丸い棺桶に入り、土葬にされた。今じゃ、土葬の許可なんて出ない。遠い遠い昔の話。卒塔婆を立てて、暫く放置。やがて棺桶が腐り地面が陥没すると、そこに故人の墓を建てる。


だから、墓は一人用が当たり前だった。


しかし、近年、いかに田舎と言えども墓地事情は厳しくなり。一人用の墓は贅沢!ってことになった。それに、古い墓は、もう誰の墓なのか分からなくなり。一応、親族縁者という事でお参りはするものの、いまいちリキが入らない。

其の点、累代墓は、ご先祖御一行様という事で、気合が入れ易い。


さて、僕の両親は、とっくの昔に天国の住人になり、火葬されて骨壷に収まっているのだが、菩提寺が預かってくれると言うので、お言葉に甘えさせてもらった。しかし、先般、そのお寺に納骨堂が完成し、こちらを買っていただけませんか?と案内が来た。


先祖代々(聞いたところによれば、僕の爺さんが坊主と喧嘩して、寺を替えたそうな)お世話になっているお寺なので、これからもお世話になりたい気持ちはあるのだが、うちの姉が一言「といぃ!(遠い)」


親父の実家の町にある寺まで、我が家から車で二時間半、姉の家から車で一時間半。


遠いと言うより、親父の実家と付き合いをしたくないのが本音のようだが。


おそらく、墓参りをする回数は、長男の俺より、長女の姉の方が圧倒的に多いはず。



で、あるならば、やはり、姉の意見は尊重すべし!



ってことで、近所の霊園を見に行きました。



目の前に広がる別府湾。霊園からの眺めは最高です。



「今、お申し込みになると、○○様のお墓は、ここに建ちます。いい場所で御座いましょ?」



確かに、霊園からの眺めは最高だ。しかし、その場所に墓を建てるとなると、墓の正面が別府湾を向くことになる。我々は墓の正面に向かってお参りをするので・・・墓の背景は、どこかの会社が積み上げたコンテナとその後ろの名も無き山。



折角の眺望が台無しである。




「ここだけ?ここにしか建てられないの?」
「いえ、こちらにも御座います」



そこは、海向きの土地が全部売れて、その墓と背中合わせに山向きの土地を売っているのだそうな。



山向きの墓に向かってお参りする。墓の背景は別府湾。最高に清清しい気分である。



「ここにする」
「え?」
「あちらの方が、人気の場所ですが」
「いいんだ、僕は海を背景にお参りしたい」
「そうで御座いますか?お客様が宜しければ、当方に依存はございませんが・・・」


何とも歯切れが悪い。


自分が、いいと思って推薦した場所が、却下されたのが面白くないようだ。が、墓屋の機嫌などどうでもいい。俺は、買いたい墓を買い、建てたい場所に建てるのだ。



二週間後、ぐずる姉を説得して、現地視察を断行した。
「あんたが、長男なんだから、あんたが決めなさい。私は文句は言いません」
「田舎の寺の納骨堂は嫌だと言ったのは誰だっけ?」
「あら、そんな言い方はしてませんよ。できれば、こっちの霊園の方が。って、言っただけよ」



これだから、女は始末に悪い。


責任は、男に押し付けて、後でぐだぐだと文句を言うのだ。ってか、それが生甲斐。生きる糧。




しかし、さすがの姉も、別府湾を一望する眺めに感激。一発で、この場所を気に入った。



諸々協議の結果、1平米の一番小さな墓で、ちょっとだけ石に贅沢をすることになった。最も安い石で66万円だったのが、104万円に跳ね上がった。が、一生に一度の買い物である。親父とお袋のために、ここは奮発することにした。



銘板(故人の名前、法名、没年を刻んだ板)を建てることにしたので、位牌を持って行き、これで手続き完了かと思ったのだが、ここで事件は起きた。


「え~っと、それでは、家紋はどうなさいますか?」
「入れます」
「かしこまりました」
「我が家の家紋は下がり藤です」
「はい」
「・・・」
「え~っと、丸に下がり藤でしょうか?それとも、丸無しの下がり藤でしょうか?」
「え?」
「下がり藤には二種類御座いまして」
「え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
「お分かりになりますか?」
「下がり藤としか聞いてない」
「・・・」
「あぁ、そうだ、盆提灯に家紋が書いてあった」
「そうで御座いますね。玄関に下げる一対の盆提灯には家紋が書いてあります」
「調べて、連絡します」
「お待ちしております」





「姉ちゃん、盆提灯、あるやろ?」
「え?」
「玄関にぶら下げよった盆提灯」
「そんなもなぁ、もう、どこいったかわからん」



これじゃあ!姉は文句を言う割に、自分はきちんとしてない。



「盆提灯やら、今更どうするん?」
「家紋がわからんのじゃ」
「家紋?」
「そう!我が家の家紋」
「そんなもん、あったかね?」
「そりゃあ、うちは先祖代々、由緒正しい水飲み百姓じゃ」
「あんた、家紋言うたら、お武家様やらお公家様のもんじゃ」
「せやけど、あん盆提灯には、ちゃんと家紋が書いてあったじゃろうが」
「そうやな、何やら書いてあったなぁ」
「何やらじゃねぇじゃろうが!下がり藤じゃ」
「何ね。それやったらそれが家紋じゃぁら。何で、私に聞くんね」
「その下がり藤が二種類あるんじゃ」
「二種類?」


墓屋に聞いたことをかいつまんで解説してやった。


「へぇ、そりゃあ知らんやった」
「俺も、この前聞いて知ったんじゃ」
「で、どうするね?もう、あんたがどっちか決めたらいいがね。あんたの代からその家紋ってことにすれば」



嫁ぐ女と、家督を継ぐ男の違いだろうか。姉は、このようなことにとても寛容だ。悪く言えばいい加減。


百姓である我が家、恐らくは明治維新の頃に苗字と一緒に適当に決めたのであろう。しかし、それでも何代かは受け継いできた家紋である。家督を継いだ長男としては、疎かにできない。


「親父の実家に行って訊いてみるよ」
「好きにしなさい」



自分の意見が通らなかったら、急に投槍になる姉であった。



丁度、その週末に従兄弟が帰省し、ドライバーに駆り出されたので、図らずしも親父の実家に行くことになった。


「おばちゃん、うちの家紋は何?」
「え?何?家紋?」
「そう、家紋」
「知らん!」
「え!?」
「聞いたことがねぇ。うちに家紋なんかあるんじゃろうか?」



これ以上追求しても無駄だろう。親父の実家でも、昔は盆提灯を飾っていたはずだ。目にしてないはずはない。しかし、もう90を過ぎた御老体である。記憶もあやふやだ。



親父の実家は、ど田舎にあるのだが、近所が全て同じ性である。きっと家紋も同じに違いない。



そして、随分前のことであるが、個人の墓を掘り起こして累代墓に建て替えた。へそ曲りのうちの実家を除いて、であるが。


墓にはきっと家紋が彫ってあるだろう。


一家全員を乗せ、細山道を登り、部落の共同墓地に行く。よその累代墓を見ると、丸の無い下り藤が墓に刻まれていた。


「どっこも、丸無しの下り藤じゃ。うちもそうじゃろ」帰省した従兄弟が言う。
「じゃろうなぁ」


「念のため」


我が家で一番大きな、墓らしい墓の正面に立ってみる。

「あった! ある! ここに家紋がある」
「どれ!嗚呼、本当じゃ、あるある」
「え~、本当な?あら、本当じゃ」


それは、戦死した二人の伯父さん、親父の兄弟が眠る墓である。正面の真ん中に、丸無しの下り藤が刻んであった。



「やれやれ、これで代々の家紋をちゃんと受け継ぐことができた」
「せやな、あとは、跡取りやな」
「え?」
「苦労して受け継いだかて、跡取りがおらんかったら意味ないがな」
「そんなこと言うても、俺、もう50過ぎやで」
「若い嫁さん、もろうたらええがな。男は50過ぎでも十分いける」
「いけるって・・・」





何やかやと、騒動ありましたが、何とか墓を建てる段取りができました。


手付金を払い、契約書にサイン押印して事務所を出ると、なんや、す~っと肩が軽くなったような・・・






南無阿弥陀仏







南無阿弥陀仏








昨日、久し振りに講師をやりました。


VBAの講座は何度かやり、ネタや手順、話題もそれなりにこなれて、そこそこ楽しい講義を出来るようにはなっていたのですが、今回はオシロスコープ講座と言うことで、全くの手探り状態。



先ずは、ネタ不足。



与えられた時間は4時間。途中、何度か休憩を入れるとしても3時間半は喋らなければなりません。しかし、ネタのほとんどが私の失敗談。これまでに経験した失敗の数々から導いた知っておかなければならない知識なので、突っ込み処満載。



当然、ひとつのネタ毎に質問の嵐になり、講義は紛糾するものと読んでいた。


が、蓋を開けてみれば、悪い意味での良い子ばかり。


ただひたすら私の言葉を聴き、ただひたすらメモを取る。


所謂、ノートを取ることが目標となってしまったガリ勉君。



確かに、日頃、オシロスコープを使ってない人にはピンと来ない内容ではあるが、それでも正面に、ふたつのオシロスコープの画面を投影し、間違った測定と正しい測定の両方を展示しての講義であるからして、使った経験が無くても、理解できたはずである。



ネタの披露が終わったところで、時刻は3時。さぁ、どうする?




運営委員の提案で、講義の展示に協力してくれた、メーカーさんに宣伝の機会を与え、勝手に喋らせた。そして、それでも余った時間はIC製造工程のビデオを流して、お茶を濁す事となった。





次回(もし来年もやるならば)は、前半の二時間でオシロスコープの歴史や構造仕組みをやり、後半の二時間で失敗談を元にしたノウハウをやることにしよう。



もし、オシロが準備できるなら、様々な信号を出せる信号発生器を作り、その信号の測定を課題として問題形式でやるのもいいと思う。



オシロを持って来てもらうのも有りかな?




昨日は、この講義のために6時起き。自宅から会場まで自家用車で1時間半。講義を受けた生徒も、県内各地から集まって来ているので、次回は昼からにしたいものだ。