稲穂とモンスター | 士は己を知る者の為に死す

士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解





2014年06月07日 亀川にて





本日は晴天也・・・仕掛けを作っていたら、ポツリポツリ。



そして、パラパラ。



終いにザンザン。



「日頃の行い・・・」って、陳腐な免罪符はいりません。全ては自然の成す事。我が素行とは関係ないのです。



なんて、ぶつぶつ言っとる間に、俄か雨を降らせた雲は立ち去りました。







気を取り直して、釣り開始・・・わさわさと群れる、雀鯛に木っ端グレ。全く餌が通りません。






嗚呼、無常!






オキアミは勿論、練り餌でさえも底までもたない。万事休す・・・まてよ?





ここは、どんよりと流れの無いワンド、水深も深くない。ってことは、そう、紀州釣り。ウキダゴとも呼ばれる釣りで・・・いや厳密には何か違いがあったような・・・



ま、取り敢えず、底まで刺し餌を届ける為に、刺し餌を撒き餌に包んでニギニギ、ドボン!



なんちゃって紀州釣りの開始です。



それでもオキアミは餌取りにやられ、練り餌は取られたり、残ったり。



どっちにしても、ふかせ釣りよりはましと、ニギニギ、ドボン!を繰り返す。



手が汚れるし、道具も汚れるので、嫌なんだけど、いつもの釣りでは、仕掛けが馴染む前に餌を取られ、浮子がピクリともしないので仕方ない。






1時間が過ぎ、2時間が過ぎ、3時間が過ぎただろうか、茅浮子がスッと海中に引き込まれ、見えなくなりました。




竿を立てると、魚が暴走。いえ、決して合わせは入れてないのですが、お魚さんはご機嫌が悪いようで、ジージーとドラッグを鳴かせながら、ずんずん糸を引き出します。



底は砂地でとっても素人に優しい釣り場ですが、足元の捨石には藻、コンクリートの壁には牡蠣と藤壺。沖に走る分には全く問題無いのですが、右に走った魚は、防波堤の先端を回り込む可能性があります。



魚を追いかけながら道糸を巻き取り、何とか沖に走らせようと引っ張りますが、先週のビッグママとは、桁違いのモンスター、稲穂00号を極限まで曲げても動きません。そして、首を一振り・・・プツン!



ちもとでハリスが切れ、さよ~なら~





私は、みっつの間違いを犯しました。先ずは、魚を追いかけて移動し道糸を巻き取った事。ナイロン製の道糸は伸び縮みします。これが衝撃を吸収するのですが、短くなるとその吸収量が減ります。



第二に稲穂を極限まで曲げたこと。極限まで曲がるってことはそれ以上曲がらないってことで、いかに柔らかい稲穂00号でも衝撃を吸収できず、それは直接糸に伝わります。



第三に、竿尻を腹に当てて固定したこと。腕力も体力もない私は、大物と長いやりとりをすると、すぐに腕が疲れます。そうなると、竿尻を腹に当て、腕と竿とで三角形を作り支えます。右手一本で竿を持っていれば、魚の動きに合わせて非力な腕が上下し、衝撃を吸収するのですが、固定してしまうと、竿と糸だけで衝撃を吸収することになります。



以上、みっつの間違いで、先週に続き、ビッグママをゲットするチャンスをふいにしてしまいました。





直後、落とし込みをやっていたオニーチャンが魚を掛けるもあっさり切られ、今日は、大物パラダイスの様子。






しかし、その後ビッグチャンスは二度と無く、夜の闇に包まれると同時に砂漠。オキアミさえも取られない砂漠。そして、何故だか今日は、鯵パラダイスに!




オキアミを投入すると、浮子が立つ前に横っぱしり。なかなかの鯵ですが、私には必要ない。ってか、料理する気なし。







21時、心が折れて納竿。