どうして、起動上にある衛星が落下するのか?
地球の周回軌道に乗った人工衛星は、地球から受ける引力と、衛星が軌道上を移動することにより発生する遠心力が釣り合いがとれて、ずっと同じ起動を回っていると習った記憶がある。
ならば、外から力を加えない限り、衛星は落下しないはずである。
もしかして宇宙人の仕業?いやいや、念力?
答えは、宇宙空間が真空ではないから。
子供の頃、宇宙空間は真空だとならったが、これは嘘である。正確には真空に近い空間であり。厳密には宇宙空間は真空ではない。宇宙空間にある物質と物質の間隔が広いだけで、色んな物が漂っている。
で、人工衛星は、極々薄い空気、と言うよりは、かろうじて地球の引力で引き止められている気体の分子に当り、極めて小さい変化ではあるが、スピードが落ち、その結果軌道が下がるのである。たぶん、衛星にぶつかった何かの分子は、地球に落下するか、暗黒の宇宙を漂う旅に出るのだろう。
運用中の人工衛星は、定期的にエンジンを噴射して、元の軌道に戻しているのだ。そして、その燃料が切れると、人工衛星は地球の引力に引き寄せられ、落下するのである。
幸い、今回も人的被害は出なかったとはいえ、それは結果論であり、例えばニューヨークのど真ん中に残骸が落ちたら、ドイツ政府はどうする積もりだったのか?アサド大統領の自宅を直撃したら・・・
だから、落ちるに任せると言うのは、やっぱり無責任で、打ち上げたからにはきっちり最後まで面倒を見るべきで、大気圏突入時に燃え尽きない大きさの衛星は、最後の燃料で宇宙空間に放り出す、或いは太陽に突入させる等の後始末をするべきである。
このような無責任な宇宙開発に、各国はどうして反発しないのか?糾弾しないのか?
先進国は、それぞれ人工衛星を打ち上げているから、お互い様ってことなのか?
発展途上国は、援助してもらっているから文句を言えないってか?