俺は財布か? | 士は己を知る者の為に死す

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主従関係は、征服支配よりも理解


飯塚は第二の故郷。大学の頃お世話になった、同級生の実家。里帰りのようなものです。


通い慣れた道ですが、ナビをセットして、どんな道を選ぶか試しながら走ってみる。


先ず、10号線に出るところで、ナビは逆方向を指示する。高速に乗れと言う。設定を「一般道優先」に変更する。「高速に乗らないのですか?」と聞いてくる。大きなお世話だ。


豊前に入ったところで、ナビを無視して抜け道に入る。ルートの再検索をしようとしない。反抗?サボタージュ?料金所を過ぎたインターから有料道路に乗ると、やっとルート表示をした。


その後は、それなりのルート、飯塚市内に入ってからは、勝手知ったる町。ナビを無視して裏道、抜け道。ナビの予想時間より1分早く着いた。


おいちゃんと、缶ビールを2本飲み干してダウン。22時過ぎに起こされて、風呂に入り就寝。


翌日は10時に起きて朝食。同級生は子供をプールに連れて行くと言うので、二度寝。起きたのが15時半だった。よく寝た~


丁度、同級生の子供がプールから戻ってきたので、約束していたヤマダ電機へと出かける。今回の目的は、このヤマダ電機。正月から約束をしていた。「小遣いを溜めてゲームのソフトを買いに行くけど、足りなかったら助けて」「よっしゃ!任せなさい」なぜか、なついた友達の子供。帰る度に纏わり着いてくる。悪い気はしない。


さて、友達の子供と二人、出かけたはいいが道を知らない。小学一年生だからしょうがない。同級生に電話して道を訊く。出てくる目印の建物が全くわからないが、どうにかなるだろうと車を走らせる。


ドットコム・・・ドットコム・・・あった!そこを左折して左側・・・あった!


と、その手前にマック。昼食を食べていないので、小腹が空いていた。
「腹減ってないか?」
「うん」
「ジュースでも飲むか?」
「うん」
ところが、店に入ると
「ハッピーセット!」
どうやら、玩具が目当てらしい。黙々と食べる二人。どうやら、こいつも腹ペコだったらしい。


さて、腹もくちたし、目的のヤマダ電機。


マリオカートを買いに行くと事前に聞いていた。一目散にそこに行くのかと思いきや、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。色々と見て歩いて「これ!」と、マリオカートを差し出す。さてさて、小遣いはいくら貯まったのか?
「財布を見せてみ」
「はい」
「あれ?結構貯まってるじゃん」小銭も合わせると五千円近くある。が、サポートを期待してるのは間違いないし、それに応えないわけにはいかない。
「よし、じゃあ千円出しな。あとはおいちゃんが出してやる」
「わかった。あのね、このハンドルもいる」
ハンドル型のコントローラー、¥1,080?えらい安いじゃん?
「よしよし、それも買ってやる」
「やったぁ」
しかし、これが拙かった。
「これも欲しい」
と、別のソフトを差し出す。何も言わずにハンドル型コントローラーにOKが出たので勢い付いた。
「しゃぁないなぁ。その代わり、もう千円出せ」
「わかった」
「もう、いいか?」
「それには、これもいるんだ」
と、ピストル型のコントローラーを指す。こうなったらやけくそだ。
「よっしゃ。全部買え。じゃあ、もう千円」
「はい」
喜んで千円札を差し出す。


マリオカートに辿り着く前、売り場を彷徨ったときに見かけた「すぎもとまさと」のライブDVDが気になっていた。買うしかない!自分に御褒美だ。「吾亦紅」を断片的にTVで見かけただけのミュージシャンだったが、ずっと気になっていた。帰り道で観ることにしよう。


家に戻ると、同級生夫婦がスタンバイしていた。夜の宴の始まりだ。と、言っても俺は飲めない。同級生も飲まない。で、おいちゃんと同級生の嫁さんだけが飲む。同級生の子供は、俺の胡坐の上に座ったまま動かない。とっても汗臭い。



「風呂に入ろう!」
耐えられなかった。自分も汗臭いし。友達の子供を洗って、先にあげる。で、水温を上げてのんびり自分タイム。風呂からあがると、友達の子供が拗ねている。こうなるとどうしようもない。皆でなだめすかして、少しご機嫌が直ったところで、友達家族は帰っていった。


「じゃあ、俺もぼちぼち」
友達の姉が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。


先ずは給油。福岡と大分ではガソリンの値段がかなり違う。セルフスタンドでは5円くらいだが、それでもお得感はぬぐえない。愛車のお腹をいっぱいにして、昼間に買った「すぎもとまさと」のDVDをナビにセット。さあ、我が家に向けてGO!


「いい!いい!いい!」すぎもとまさと。なんかねぇ、詩に自分を重ねるわけでもないのだけれど、涙が出てくる。叫びながら、泣きながら、車を走らせる。


と、ちんたらと走る白のマーチ。それを煽るシルバーのトッポ。夜更けの田舎道、対向車もいない直線道路なんだけど、追い越し禁止のイエローライン。マーチが左のウィンカーを点ければ違反することもなく追い抜けるのだが・・・世の中思い通りにいかないものです。マナーも常識も、全国共通じゃないんだよねぇ。


オートマチックに乗り換えてから、のんびり走るようになったおいら。しかし、久し振りにスイッチが入った。がんがんアクセルを踏み込んで、予定よりも早く真夜中丁度に帰宅。ライブも丁度エンディングを迎えて、プチ里帰りも終了。


あ~、今日もぐだぐだ・・・