土曜日の出来事 | 士は己を知る者の為に死す

士は己を知る者の為に死す

男は自分を理解してくれる人の為なら命を懸けて尽くす

主従関係は、征服支配よりも理解

釣具屋で餌を買う前に道具を眺めていた。まだ、お日様は高く、防波堤の上は暑い。どうせ、明るい間は釣れないから、ちょいと暇潰しをしていたのだ。


すると、後ろから
「竿買うの?」
そこには、会社の人間が
「いや、どうしようかなと迷っているところ。半額だからねぇ」
「いくら?」
「\25,000」
「高けぇなぁ」
「・・・」


皮肉を言いたかったのか?価値が理解できないが故の愚かな発言か?


「やっぱ、いいの?」
「大物を釣らないと、いい竿の価値はわからんからなぁ」
と、皮肉で切り返す。


竿の個性や価値は、好みの部分もあるから語らないけど、「高い」と言われると、自分の価値観を否定されたと判断し、臨戦態勢になる俺。


仕事の見積もりで「高い」と言われたら。即キャンセル。二度と見積もりは出さない。


で、話しかけてきたこの男。チヌを釣ったことがない。本音を言えば「雑魚しか釣ってないお前に何がわかる。安い竿で鯔(ボラ)と遊んでろ」って、感じなんだけど、喧嘩をする相手でもないので、軽くいなす。

「軽いから?」
「まあね」
単純な判断基準だ。もちろん一番分かり易いパラメーターではあるが、単純すぎる。


相手は他愛も無い世間話のつもりだろうが、俺は神経を逆撫でされる。



俺は、自他共に認める変人だ!




お~っほっほっほっほっほ!