僕は、こだわりの製品が好きだ。何て言うか、自分を持ってると言うか、主張があると言うか。
で、圧力鍋を買った。こいつの主張は「短時間で煮込む」「省エネルギー」
カレーなら、沸騰して5分。黒豆なら、沸騰して10分。
シュ! シュ! シュ! シュ! シュ! シュ! シュ! シュ!
余分な圧を抜く音。昔乗った蒸気機関車を思い出す。都会には電車しか走っていない。田舎にはまだディーゼル機関車が走っている。機関車が引っ張る列車は「汽車」である。僕は電車よりも汽車の方が好きだ。
話がそれた。
あっと言う間に、煮上がる。硬い根菜も柔らかく、骨付きの肉は軟骨までとろとろ、魚の骨は少々大きな魚でも食べられるくらいになる。
圧力を抜かなければならないので、その時間も調理の時間となる。
カレーの場合は、圧抜きの栓を使って一気に圧を抜く。僕が買った圧力鍋は、三角の栓を斜めに傾けると、そこから蒸気が噴出す。
プシューーーーーーシュ
昔の圧力鍋は鍋ごと水に浸けて、温度を下げ圧力を抜いていた。便利になったもんだ。
豆類は、圧を抜かずに放置して自然冷却で冷やす。冷める間に砂糖が染み込む。
初めてのとき、煮汁がいっぱいだったので、普通の鍋で煮詰めた。
豆がしわしわになった。煮汁を煮詰めると砂糖の濃度が濃くなり、浸透圧で豆の水分を吸い取るのだ。
しかし、圧力鍋は元々時間短縮を目的に生まれたものではない。
高地で料理をするための道具なのだ。標高が高い所では、気圧が低く、100℃になる前に水が沸騰する。100℃以下の温度で調理した料理は、美味しくないらしい。
こいつは凄い!チョモランマの山頂でもカレーが煮られる。って、誰もやりませんがね。
圧力鍋の主張、とっても好きです。
半分をカレー、半分をシチューで食べる。これ、やもめ男の知恵!