この日、午前は正直見るものがないので、遅めに出て「ところ天国」で一服。
WHITE STAGEへ向かう橋がかなり強化されている。去年の豪雨が契機となったんだろう。
WHITE STAGEでやってる「怒髪天」の昭和歌謡的ロックをBGMに「ところ天国」で上村愛子の旦那、皆川賢太郎の実家がやってる「森のハイジカレー」か定番の「天国バーガー」かで迷う。結局
GUINESS片手に「天国バーガー」。なかなか旨かった。
![$男の滑走路](https://stat.ameba.jp/user_images/20100814/17/dragon1118/27/c8/j/t02200124_0800045010693152707.jpg?caw=800)
河原のあちこちに点在するフジロック・ロック(顔が描いて有るカラフルにペイントされた石)もみんなの再訪を喜んでいるよう。
緑の木々に囲まれたボードウォークを歩き、一番奥のORANGE COURTへ。山ガールの流行りもあるのかみんな彩り鮮やかでやたらオサレになってる。今年はカラフルなレギンスを履く男子も多かったなぁ。
![$男の滑走路](https://stat.ameba.jp/user_images/20100814/17/dragon1118/08/d2/j/t02200391_0480085410693152734.jpg?caw=800)
ORANGEではソロモン諸島のバンド「ナラシラト・パン・パイパーズ」を聴きながら、マルボロブースで一休み。キャンギャル?姐ちゃんたちがセクシーだた。
午後になり、GREENで「JOHN BUTLER TRIO」をちょっと見る。ジャムバンドの生な感じがとてもいい。生はイイ。
そこからREDで「DETROIT SOCIAL CLUB」。期待してたんだけど、そうでもなかった。
続いてお目当ての「KULA SHAKER」。後期ブリットポップの雄。クリスピアンは歳をとってもとても美しい。素晴らしい血統の英国貴公子。いつものごとく、Hey DudeとHushで盛り上がる。最前で跳ねてたので大汗。
そのままJAMIE CULLUM。クリントイーストウッドの「グラン・トリノ」のテーマソング歌ってる人。ピアノを打楽器のように演奏するJAMIE CULLUMにオーディエンスも大盛り上がり。聴かせる
ところは聴かせ・・・RadioHeadのカバー「High&Dry」なんて夕方のGREENに最高にマッチした雰囲気。マウントフジジャズフェスティバル的な風情。いいもん魅せてもらった。この日一番。出色のライブ。
こうして何気なく見てるアーティストがすごく良かったりするから、フジロックはやめられない。
そのあとは朝霧食堂で朝霧シチューとワイン。そのままアバロンで児玉奈央。グリーンに帰る途中でクロマニヨンズ。甲本ヒロト47歳。いまだにあの動きができるのがすごい。
で、グリーン戻って元クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、伝説の人ジョン・フォガティ。65歳でもすごい声量。老いてなお元気良し!生で名曲「雨を見たかい」聴いてしまった。
そして今日の目玉は「ROXY MUSIC」。大雨。しかし欧州耽美派にはよく似合う雨だった。
天候のせいもあるのか、トリにしてはまばらな客入り。でもそのおかげで最前列で見れた。
ステージには宇津井健・・・じゃなかった、ブライアン・フェリーにアンディ・マッケイ、フィ
ル・マンザネラ。早々と脱退したから、この日もいなかったけど、windows95の起動音の作者であり、初期のU2、DEVO、トーキングヘッズのプロデューサーだったブライアン・イーノもこのバンドのメンバーだったんだよね。
ブライアン・フェリーもジョン・フォガティと同じ65歳。さすがにおじいちゃんになってたけど
英国ダンディズムは健在。年取ってもセクシーでカッコよかったなぁ。
だんだんブライアン・フェリーのノリも高まってきて、お家芸のクネクネがたくさん見れた。スウェードのボーカルであるブレッド・アンダーソンのステージアクトの原点を見たような気がした。
すると、ステージの裾から背の高いギタリストが出てきた。
あ!布袋だ!
すぐ後ろで「ホテイwho?ホテイno!」ってやたらと叫んでる輩がいたけど。俺は布袋が参加したことに否定的にはならなかった。布袋がROXY MUSIC好きなのはわかるけどなぁ。
で、あとで調べたら、こういうことだったみたいです。夢が叶って良かった。
http://www.hotei.com/blog/2010/08/-roxy-music-1.html
二日目だから、もう少し残ってクリスタルパレスに「ギャズ・メイオール」を見に行こうと、開場待ってたら、「あ!イアンだ」と隣の妙齢の女性たちがヒソヒソ。すぐ近くでイアン・ブラウンが開場待ちしてた。女性一人一人と写真撮ったりして、イメージと違って気さくな人だった。
自分も明日楽しみにしてますと握手してもらっちゃった。フジロックは会場でフツーにアーティストに会えたりするのもいいとこ。
ギャズのDJがはじまって。イアンはギャズに挨拶して帰っていった。マッドチェスターの至宝と会えただけでフジロックに一人で来た甲斐があった。
そのうち、ギネスの入ったカップを持ちながらフロアで踊っていたら、「ビールはグイっと飲み干しちゃって、こっちの酒いっちゃいましょう」と、かなり強い酒をすすめられ、すごく酔いが回って二日目が終わった。ヘトヘト