フジロック 三日目 | 男の滑走路

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日々の出来事を徒然に・・。

フジロック3日目。書くの面倒くさいけど、書き残しておきます。


朝からグリーンでasian kung-fu generation。彼らが毎年やっているnano mugen fesとはまた違うコール&レスポンス。Voのごっちはメガネ変えてから何だか書生さんの風情。


続いてOCS。正直あんまり好みではないので、移動。


オレンジコートへ行って元KEMURIの伊藤ふみおを聴きながら、マルボロの冷たいケムリを浴びる。


奥まで来た目的はヘヴンの「さくらぐみ」。例年、一番人気のピッツァを食べに来た。


噂にたがわぬ大行列。OZOMATLIを聴きながら、炎天下、一時間も待つ。PIZZA OF DEATH!


しかし、ここのピッツァは美味。


VAMPIRE WEEKENDを見にグリーンに戻る途中で、AVALONに寄って朝霧食堂で朝霧シチュー。


勾配のあるところだから、いつも食べる場所に苦労する。


んで、BOOM BOOM SATELLITES。ソニー・ブラビアのCMの曲が苗場の山に響く。幻想的で良い感じ。しかし音がめちゃめちゃデカイ。


さて、今日のお目当てAtom for peace。レディオヘッドのトム・ヨークとレッチリのフリーのバンド。トムヨークはよく考えるとフジロックは初めてじゃなかっただろうか?トムは立川談志のようなヘアバンドして登場。ジョイ・ディビジョンのカバーやってくれると思ったら、やらなかったぞーーー。


昨日、「楽しみにしてます」とご本人と約束しちゃったので、ホワイトのイアン・ブラウンへ。オープニングは間違いなくI wanna be adoredと読み、トム・ヨークを終盤切り上げ、急いで行こうと思ったら思いっきり転けて擦りむいた。久々の擦り傷。滴り落ちる血を水で洗い流しながらホワイトへ。


イアン・ブラウンのステージ・アクトは猿と武芸のミクスチャー。唯一無二。肩車された子供が「ハイ!イアン、あなたのことはずっと忘れません」と英語で書かれたボードを持っているのにイアンが気づいて、嬉しそうにずっと手を振ってた。最近では沖縄滞在が多く、ORANGE RANGEの人と共演してるって風のうわさに聞いたけどホントかな?


で、マッドチェスター時代の名曲フールズ・ゴールドで跳ねてたら突然、便意をもよおし、残念ながらイアンは最後まで見れず。I am the resurrectionやったのか?


すっきりしてグリーンに戻り、マッシブ・アタック。スクリーンのメッセージがオモロイ。社民党解党寸前、管首相辞任(わざと誤字?)、セックスレス世界最長国賞受賞、中居くん急性腰痛で入院とか・・・で、「あなたは何を信じますか」と。初めて聴いたけどこういうバンドだったのか・・・


で、自分的なフジロックのフィナーレはカジヒデキ。ギター兼ツインボーカルが前夜祭に出てた元ニール&イライザの松田岳二。やっぱり渋谷系ではじまり、渋谷系で終わった今年のフジロック。


ここでまたも雨。


レッドマーキーでエレクトロな音を聴きながら暖を取り寝る。


気づいてみればAM2時。オアシスエリアも人がまばらになってきて、宿に帰る。


四日目の朝。旅立ちの朝。「じゃあ来年!」帰途に向かう宿泊客が互いに声をかけ宿を出ていく。フジロックは一種の合宿なんだな。


まとめ。

各アーティストともだんだん日本語のボキャブラリーが増えてきてる。イアンの日本語は板についた感じだが、トム・ヨークの日本語は相変わらず独特。「いらっしゃい」と「こんばんは」を言うタイミングが面白い。


フジロックは世界で一番クリーンなフェスだと言う認識がアーティストに広まってきてる。そんな主旨のことをジェイミー・カラムが言ってた。参加したアーティストがみんな口をそろえて言うそうだ。


女性の逞しさに驚いた。夜中、風呂からあがって宿のロビーで一服していると、これから再度出陣の女性が多数。「雨どうですかねぇ」と気さくに声をかけてきて、ぼっち参戦の女性が話し込んできた。
朝まで踊るそう。


一人ぼっちでもヒジョーに楽しめた。というか、ぼっちの方が自由気ままでいいかも。見知らぬフジロッカーとのちょっとした会話で寂しさも和らぐし、みんな何だか優しい。


ということで、サヨナラ苗場、また来るぜフジロック。足腰がまともなうちは毎年参戦するZE。


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