参拝記②の続き。
大生郷天満宮は台地の上に建っており、社殿の裏手、台地をくだったところに参拝者用の駐車場があります。
ここ以外にも、社地をとりまく道路沿いに、いくつか駐車場があります。
駐車場の一隅に恵比須社がありました。
黄色い鳥居は初めて見たかもしれません。
お社。
道路をはさんで、向かい側には、菅原道真公の御廟所があります。
手前に池と厳島社があり、奥の小高くなった場所が御廟所。
石標。
石標のわきの道をのぼります。
御廟所。
塔の上部にあるのは、宝珠と白蓮華坐。
大生郷天満宮に伝わる「御廟天神画像」には、「白蓮華坐に乗った宝珠」が描かれており、道真公を宝珠に見立てたものであるといいます。
鳥居建立の記念碑には、平成十四年(2002)十一月の日付で、「菅公没後千百年を迎え、菅公の御遺骨を御本殿から遷すため、天満宮奉賛会によって御廟所が建設された」とありますから、現在、御遺骨はこちらに眠っていると思われます。
ちなみに、道真公が没したのは、延喜三年二月二十五日(903年3月26日:ユリウス暦)。
御廟所の向かって右手奥に、大黒神社。
黄色い鳥居が、おめでたい感じがして、気分が明るくなります。
お社。
台地からおりて、池の中にある厳島社(弁財天)にお参り。
黄色がかった白い鳥居をくぐり、神橋をわたります。
お社。
御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
お社の前で手を合わせていたら、足もとから清浄な気がフワ~ッと立ちのぼる感覚がありました。
池の中にたたずむお社。美しい。
梅の花で飾るイメージで撮影。
お社の後ろ姿。美しい。
手前の暗い青みと、お社のまわりの明るさとの対比がいい感じです。
池の鯉。
お社の前側。
池が二段になっています。小ぶりながら、壮麗な造り。
眼鏡橋っぽい二連アーチの神橋がかわいらしかったです。
大生郷天満宮には、以前にも参拝したことがありましたが、そのときは日本史の知識がなかったので、特別に思うところはありませんでした(このときは御廟所の存在に気付いていなかったので、こちらは今回が初参拝です)。
今回、平将門と菅原景行との関係を知った上で、あらためて参拝したところ、いくつかの気付きを得ることができました。
特に、蚕影山神社の石碑が境内にあったことは驚きで、将門と良兼との関係性について想像をかきたてられ、楽しかったです。
(終わり)
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大生郷天満宮 (おおのごう てんまんぐう)
御祭神:菅原道真
鎮座地:茨城県常総市大生郷町1234
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