Episode.04 突入
ついに来た!
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』を語る以上、避けては通れぬエロ回が!!
避けられぬなら、踏んで通ろうスケベ道。
今回、センシティブな画像を貼ることを、どうかお許しいただきたい。
さて、本編――。
さらわれたヨーコさんを救出すべく、ガラの拠点であるニンジャ砦にやって来たダーク・シュナイダー(以下D・Sと表記)と、シーラ姫、騎士団の御一行様。
迷路と罠に彩られたニンジャ砦をどう攻略するか。
一方、そのころ、ヨーコさんは、D・Sの封印を解く方法を聞き出さんとするガラによって、怖くて恥ずかしい目にあわされていたのであった。
ガラがヨーコさんにけしかけたのは、特別に品種改良した「服だけ溶かすスライム」。
そんな都合のいいスライムが! まるでエロ同人誌じゃないか!
早く喋っちまわないと、全部見えてしまうぞ~。
服だけ溶かされて、ヨーコさんがあられもない姿に!
ぶっちゃけ、「バスタード」アニメ化と聞いて、一番見たかったシーン!
スライムの目玉の位置!
原作のスライムには目玉はなかった気がするけど……。一般アニメで、いいのか、これ。
そして私は、ともりがこのシーンを演じることに関し、相反するふたつの感情を持ち、複雑な気持ちになったのであった (  ̄ ~  ̄;)ウーン・・・
ニンジャ砦の下層迷宮へ突入したD・S一行の前に、牛頭人身の怪物ミノタウロスが現れ、行く手を阻む。
D・Sは、騎士団をおだてて囮にし(笑)、ミノタウロスの注意をそらしている間に、上層への梯子をのぼる。
一緒にのぼるシーラ姫が、エッチなアングルの餌食に!
梯子でエッチなアングルといえば「下から覗く」が定番だけど、「バスタード」のそれは一味ちがうぜ(画像はありません。あしからず)。
しかし実際、こんなふうに人を担げるものだろうか。
迷宮の怪物はミノタウロスだけではなかった。
先を急ぐふたりの前に、巨大な目玉から手足が生えたようなモンスターが出現。
その名は――
「鈴木土下座ェ門」!!
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
これ、てっきり、何か適当なモンスターに挿し替えられるとばかり思っていました。
鈴木土下座ェ門のまんまで登場しようとは!
いやだって、鈴木土下座ェ門ですよ。
西洋風(一応)ファンタジーの世界観に、いきなり日本人名――「鈴木」はともかく「土下座ェ門」なんてふざけた名前が登場したら、何も知らない人は戸惑うでしょうに。
このヘンテコな名前の理由は、原作がやらかした「ビホルダー事件」にあります。
ジャンプ掲載時、このシーンで登場したのは、「ビホルダー」という目玉のモンスターでした。
このモンスター、ファンタジー世界における一般的な存在ではなく、テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に登場するオリジナルモンスターだったのです。
つまり、萩原一至先生は、著作権を侵害してしまったわけだ(多分、うっかりである)。
版権元からのクレームを受け、コミックスでは修正が入り、「ビホルダー」は「鈴木土下座ェ門」に描き直されたという経緯があったのです。
ヘンテコな名前の由来は、担当編集者の鈴木氏が、土下座して版権元に謝罪したエピソードにあると言われていますが……萩原先生の担当に「鈴木」という名の編集者がいたことはないという情報もあり、真相は闇の中です。これが本当のダークファンタジー!(ちがう)
鈴木土下座ェ門のつくりだす次元障壁(バリアー)によって、D・Sの魔法攻撃はすべて逸らされてしまう。
テキトーな見た目と名前に反して、けっこう強いぞ鈴木土下座ェ門。
しかし、シーラ姫に背後から鉄棒でぶん殴られて次元障壁がゆるんだところへ、D・Sの「等活地獄《ソドム》」を叩き込まれてジ・エンド。
いつになったら愛しのヨーコさんのもとにたどり着けるのか。さらなる困難がふたりを襲う。
道端に落ちていた怪しげな剣を、シーラ姫が無警戒に拾ったばかりに、D・Sは負傷する羽目に!
魔法の剣にあやつられて、シーラ姫がD・Sに斬りかかったのだ。
ご丁寧なことに、刃には毒が塗ってあったものだから、さすがのD・Sもダウンしてしまう。
服をはだけて半裸をさらし(男が脱いでんじゃねえ)、口で毒を吸い出してくれと頼むD・S。
責任を感じた姫は、悪い魔法使いの言うがままに……。
あくまでも解毒治療のはずなのに、別のものを吸っているかのように錯覚するセンシティブな演出。こんなの放送して大丈夫なのか。
参考までに、本当に別のものを吸っているエロ同人誌――描いたのは萩原一至先生自身である――が存在するから、興味を持った方は探してみてね。
あ、ボクは持っていません(急にいい子ぶった)。
健全な治療をしていたら、魔法の剣から急に炎がふきだしてビックリ。
炎の魔神イフリートが出現。!
使える呪文が残り少なくなったD・Sに、たおす術は残されているのか?
次回へ続く。
「服だけ溶かすスライム」に「鈴木土下座ェ門」。
見たかったモンスターが省かれずに済んで、大満足の第4話でした。