BASTARD!! -暗黒の破壊神-【第3話】 | 物語の面白さを考えるブログ

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Episode.03 誘拐

 

先遣隊として放ったオズボーンとケビダブ――超絶美形主人公を引き立てるためのやられ役――が順調に役目を果たし瞬殺されたので、ついに本隊である四天王の一角、ニンジャマスター・ガラが動き出した!

その任務は、ダーク・シュナイダー(以下D・Sと表記)復活の真相をつかむこと。

 

メタ=リカーナ王国では、無能な大臣たちが、破壊神に対抗するべくD・S復活をヨーコさんに要請するものの、大人の都合で利用されるのはごめんだと拒否される。

乙女の接吻を何だと思っているのか。プンスカプンスカ

ヨーコさんの気持ちは、それはそれとして、無能な大臣たちの無能ぶり、けっこう好きよ。

 

ジオ・ノート・ソートが危惧したとおり、ジューダス王国地下神殿で破壊神アンスラサクスの復活を目論むアビゲイルとカル=ス。

目論むって言っても、あと三つの封印を入手して解除しなければならないんですけどね。

地下にこもっていても、やることないだろ。何してるんだろ。

 

二度も目撃してしまったD・Sの全裸を思い出し、頬を赤らめるシーラ姫。

チョロい。

東山奈央ボイスなんだけど、志摩リンのときとは全然ちがうよね。声優っていろいろな声音を出せてすごいなって思います。

 

D・S復活の秘密を探るべく、大神官の娘――ヨーコさんに目をつけたガラ。

ともりの寝室に忍び込むとはケシカラン! (ꐦ°д°)

油断して小娘に股間を蹴られるニンジャマスターと、躊躇も容赦もなく男の股間を蹴るヨーコさんにワロタ。

 

ガラは、ルーシェの中にD・Sが封じられていることに気付いたものの、ジオたちが駆けつけたので、ヨーコさんをさらって飛竜で逃亡。

D・S復活のキーマンであるヨーコさんが誘拐されてしまい、対処に苦しむ無能な大臣たち。

封印解除の役目に名乗りを上げたのは、シーラ姫だった。

接吻など許さんとごねる父王を別室へ連行する無能な大臣たち、有能(笑)。

 

ルーシェが役得すぎる……。

 

全裸で復活(三度目)する超絶美形主人公。

ヨーコさん救出をしぶるD・Sに失望したシーラ姫が平手打ちをくらわせ、一気に不穏な空気に変わったところで、次回へ続く!

(本当はCパートでガラがヨーコさんにいやらしく迫ったところで第3話は終了)

 

この第3話で、私は気付いてしまったのです。

OPのクレジットに、シリーズ構成:黒田洋介の名があることに。

さらに、EDのクレジットに、脚本:倉田英之の名があることに。

おお、これは!

「スタジオ オルフェ」コンビじゃないか!!

同一作品の中で、このふたりの名前を見るのはいつ以来だろうか。

1997年のテレビアニメ『バトルアスリーテス 大運動会』以来じゃないか。

この作品を観て、黒田洋介と倉田英之の名は、私の記憶に刻まれたのでした。

面白い作品を創るクリエイターとして。

だから、『機動戦士ガンダムOO』のシリーズ構成・脚本に黒田洋介の名前を見たときは、面白い作品になることは疑わなかったし、『メイド イン アビス』の脚本を倉田英之が担当しているのに気付いたときは、原作のよさを損なわずに面白く再構成することなど、できて当然だとしか思いませんでしたよ。

まさか大好きな『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』で、信頼している黒田&倉田コンビに再会できるとは。

嬉しい驚きなのでした。