『東京タワー』の第一話を観た。

正味25分もないドラマなのだけれど、第一話ですでに二人が大人の関係になっていた。早いぞ。

今の時代に120%恋愛ものみたいなドラマってどうなのかな?(視聴率的に)とは思う。

俳優としての永瀬廉はともかく男としての永瀬廉はいけてると思っているので永瀬くんのイメージフィルムとしていけると思ってこれからも観ます。

 

 

 

 

大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。恋はするものじゃなく、おちるものだ。透はそれを、詩史に教わった。一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。彼女との肉体関係に……。夫もいる年上の女性と大学生の少年。東京タワーが見守る街で、二組の対極的な恋人たちが繰り広げる長篇恋愛小説。

 

こちらは原作の東京タワー。

2000年ごろの作品なので私もまだまだ若かったし、バブルの頃とは比べようもないけれど少なくても今の世みたいなどんよりした気持ちもなく生きていた気がする。

この本は友達に読んでみ?って貸して返ってきてないので詳細は忘れてしまいましたが、江國さんの見知っている世界ではこんな風に華麗に大人の女が自主的な恋愛をしているのか、それもありうるだろうなくらいには思っていました。

しかしあの頃普通の世界では40代の女性はおばさんだった(と思う)。

 

むしろ今は40代前半の女性なんかおねいさんみたいな人もたくさんいるし、そんなに大人の女って感じもしない気がする。

社会って色んなことが少しずつ良くも悪くも変わるものですね。

 

ということで現代の透は名前通りに透明感あり過ぎ。

こんな純な若い男が実際にいるものか、いやそうではあるまい。

こんなに簡単に大人であることに憧れちゃうなんて、百戦錬磨のお姉様にしてみたら赤子の手をひねるよりも簡単に落とせるだろう。

恋はするものじゃなくて、おちるものという言葉も今の時代に聞くと痒いし寒い。

 

しかしこれから先、透のことを好きになってしまったらやっぱり女の負けだと思う。

お金で買えないものを持っている人間に勝てる者はない。

 

ところで男女逆だとしてもおじさまも深く自省してもらいたい。

いただきりりちゃんは詐欺師だけど、若い女と恋愛できると思っているのもどうかと思うし、やることやって金返せもないわ。

それ買春だから。

男って自惚れ屋さんだわ。