2015年のセンバツ高校野球の出場校の選考委員会で、同じ和歌山県勢の桐蔭高校が21世紀枠で選ばれちゃったおかげで、有力だと思われていた箕島高校が落選して、不利だと思われていた近江高校がセンバツの代表校に選ばれた、、、って話の続きです。前回、前回のブログはこちら→センバツ高校野球と選考委員会と選考基準の謎?


センバツ高校野球の選考委員会ネタを書き出したら、ついつい調子に乗って長編3部作となってしまいました。今回が最終回です、、、(謎
もう1月26日の選考委員会が楽しみでしょうがない?万国吃驚堂の鉄人美容師
ドラゴンこと岡田浩昭です♪

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今回も最初に言っておきます。
これから書く話は、あくまでボクの自論に基づいた仮説です。そのことを重々踏まえたうえでお読みください、、、(ニヤリ


桐蔭高校が21世紀枠で選出された為に、その煽りを食ったかたちで同じ和歌山県勢の箕島高校が選ばれなかったんじゃなくて、実は選考委員会が近江高校を出場させる為に、21世紀枠で桐蔭高校を選出したんじゃないかと?

下馬評では有利と言われていた箕島高校が選出されなくても理由が立つように、世間が納得するように、そういう手段を選考委員会がとったとしたら、、、

このことに対するボクの疑念は、次の年2016年の選考委員会で確信へと変わるのです。


2015秋季近畿大会
優勝 大阪桐蔭 (大阪2位)
準優勝 滋賀学園 (滋賀3位)
ベスト4 龍谷大平安 (京都1位)
            明石商 (兵庫1位)
ベスト8 阪南大高 (大阪3位)
            智弁学園 (奈良1位)
            市立和歌山 (和歌山1位)
            報徳学園 (兵庫2位)

ベスト4以上の、
大阪桐蔭、滋賀学園、龍谷大平安、明石商、が順当に決定。ベスト8からは、智弁学園がすんなり決定。

問題はここからです、、、
準優勝した滋賀学園と、延長14回の大接戦の末 惜しくも0-1で敗れた報徳学園で決まりだろうと思われていたのですが、選考委員会が下した結果は違いました!!

なんと、明石商に7回コールド 7-0で大敗した市立和歌山を選んだのです!!


マ、マジかよ、、、


準々決勝でコールド負けしたチームを選ぶなんて前代未聞です!!
あり得ないことです!!

そして次の瞬間、ボクの頭に浮かんだのは、、、


去年の穴埋め!?


前年の箕島高校に泣いてもらった分、この年は和歌山県勢を優遇したとしか思えないのです。

かたや準優勝校と延長14回の死闘を演じた学校が選ばれず、かたやベスト8とはいえ大差でコールド負けした学校が選出されるという、ボク的には全く納得のいかない選考となりました。

そしてこの年の21世紀枠では、やっぱり兵庫県の長田高校が選出されるという結果に、、、

はっきり言って、ボクからしたら茶番でしかなかったです!!


何だよ、コレ、、、


ボクの中にあった、21世紀枠そして選考委員会への疑惑の念が、確信へと変わった瞬間でした。


ここまで書くと、感のいい方はおわかりですよね。ご理解いただけますよね。

そうなんです。
今年の近畿地区の出場校の選考も、この時の状況に非常に酷似しているのです。

2017秋季近畿大会 
 (準々決勝)
智弁和歌山 11-4 法隆寺国際 (7回コールド)
乙訓 9-4 智弁学園
近江 4-3 彦根東
大阪桐蔭 10-1 近大付 (7回コールド)

ベスト4に残った学校と、ベスト8の中からプラス2校。おそらく地域性を考慮すると奈良県から1校。智弁学園で決まりでしょう。そうすると同じ奈良の法隆寺国際の選出は自動的になくなります。

残る1校は、彦根東と近大付のどちらかということになります。準々決勝の試合内容からみれば、コールド負けした近大付よりも彦根東が有力というのが一般的な世間の見解でしょう。

しかしこれを、2014年 2015年の秋季近畿大会の結果と合わせて見比べてみると、、、

2014年秋季近畿大会
◎近江 2-6 立命館宇治
    箕島 2-3 奈良大付 (9回サヨナラ)

2015年秋季近畿大会
◎市立和歌山 0-7 明石商 (7回コールド)
   報徳学園 0-1 滋賀学園 (延長14回)

2017年
?近大付 1-10 大阪桐蔭 (7回コールド)
?彦根東 3-4 近江

どうです。あまりにも似てませんか?さらに、2015年と2016年の21世紀枠で選考された学校と一般選考枠で落選した学校を見てみると、、、

2015年大会
21世紀枠…桐蔭 (和歌山)
一般落選…箕島 (和歌山)

2016年大会
21世紀枠…長田 (兵庫)
一般落選…報徳学園 (兵庫)

もう、単なる偶然とは思えないのです!!
上記の法則?に合わせて、2018年の出場校をシュミレーションすると、、、


21世紀枠…膳所 (滋賀)??
一般落選…彦根東 (滋賀)??


あくまでボクなりの推測です。26日の選考委員会では、どういう結果となるのかはわかりませんが、、、

しかし21世紀枠には、秋季近畿大会ベスト4で一般選考枠で選出されることが確実な乙訓(京都)や、同じくベスト8に残った法隆寺国際(奈良)も、候補にあげられていました。その中から、選考委員会が何らかの意図的なものを持って膳所高校を21世紀枠の最終候補に残したのだとしたら?

近畿の一般選考枠最後の6校目となるのは、彦根東?近大付?いやいや、近畿大会初戦で敗れたとはいえ大会を盛り上げる為に地元兵庫の明石商?の可能性もあります。はたまた、同じく近畿大会初戦敗退ですが地力を買われて大阪2位の履正社?だってことも無いとはいえません。(実際に1999年の秋季近畿大会で1回戦で敗退した智弁和歌山が、地力を買われて選考されました。年の明けた2000年のセンバツ大会では見事に準優勝しました。)

本当に考えれば考えるほど謎は深まるばかりです。ただひとつ言えることは、選考基準において秋季近畿大会の成績はあくまで参考であり絶対的な要素でないと言うことです。
むしろそれ以外の大人の事情?や、様々な方面からの色んな思惑が複雑に絡み合って、その上で選考委員会が出場校を決定するのだとという結論に達しました。


こんなことを書くとボクが彦根東の選出を否定しているかのように思われるかもしれませんが、決してそうではないです。むしろ地元彦根市からの2校同時に春のセンバツに出場することを願ってます。
ただあの日、12月15日に21世紀枠の最終候補が発表されたことによって、ボクの中で何がざわめき始めたのです。
秋季大会の成績や地域性だけで簡単に片付けられるモノではないってことです。本当に一筋縄ではいかないモノなんだということですよ、、、

何度もいいますが、これはあくまでボクの自論であり推測に過ぎません。
兎にも角にも、1週間後には全てが決定します。このことを踏まえて、1月26日に行われる『第90回選抜高等学校野球大会 』選考委員会を楽しみにしたいですね、、、(ニヤリ