DR-Z 462cc化!? (前編) | ブログTK

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日々思った事を綴ります。
更新度低めですがのんびりやってます!

さてさて

フレーム塗装と同時に立て続けに書いていきますよー!

今度はエンジンの462cc化です!


前にボアアップで434にするという記事を書きましたがサボってしまい前編で終わってしまいました。
すいません( ;∀;)

結果的には結構速くなりました。
純正にビッグキャブだけでも充分速いですが、ボアアップされるとやはり余裕のパワーを見せてくれます。
100km/hからでもグイグイ加速していきオフ車らしい低速専門感が抜けました。

俺が知ってる中では市販品によるボアアップ限界は90→94mmです。

ボアアップとはピストン経を大きくし排気量を上げるもの。
高回転が強くなるのが特徴。
ストロークアップはピストンが上下するストローク(振幅)をアップさせて排気量を上げるもの。
ドカドカトルクで低速が強くなるのが特徴。

ボア
90→94mm
ストローク
62.6→66.6mm

どちらも4mmアップになります。
バランスいいですね。

もう十分なパワーなんですが、さらに高みを目指すのがバイクいじらーの性ってやつです。

これ以上排気量を上げるにはストロークアップを図る必要があります。

これ、ヨシムラが出してるdrz450なんかで施されてるカスタムなんですね。
ボアアップとストロークアップあわせて450ccになってるらしいです。
でも120〜200万ぐらいします。
オフ車にしては高すぎる、オマケにかっこよくない。
ピストン経は92mm?で自分の94より小さいです。

オーリンズサスとかいらない(色が好かん)し、マットブラックに塗装したスイングアームも好みじゃない。
というわけで、自分でやります(笑)
そっちの方がカッコよくなるし排気量も上になりますしね。

さて、どうやってストロークアップするかって話なんですが。

ここはもう、クランクコンプリートを買っちゃいましょう。

6万ぐらいで手に入ります。
クランクケースを割ってこいつを元のやつと付け替えれば簡単にストロークアップできます。

とはいえ、クランクケースを割るのはバイク改造で最難関と言えます。
これ出来たらぶっちゃけもうバイクいじりの上級者って言ってもいいレベルだと思います。

エンジンいじるのトラウマあるし店に頼もうと思ったんですよ。
でも、問い合わせしたところ5万以上はかかるって言われて(当たり前)ちょっと考えちゃいました。
フレーム塗装3.5万
クランク6万
工賃最低5万

..( ^_^ ;)

いくらボーナス出るとは言え、15万もかけるのはちょっとやり過ぎかな。

ということで工賃は全部浮かせるべく全部自分でやることにしました。

必要な工具は全部自分で買います、しかしそれでも2万かかりません。
自分でやればスキルもつくし一石二鳥です。
今回は締め付けトルクをしっかり守って確実に壊れないように作業しようと思います。

必要な工具はこんな感じ

▪エンジンスタンド
エンジンを固定できる、また横に倒して作業もできる。あったらかなり捗る。
▪バルブコンプレッサー(灰色U字のやつ)
エンジンヘッドのバルブを外す時に使う
▪フライホイールプーラー38mm(黒い円柱のやつ)
フライホイールを外す時に使う。
これがなきゃ絶対外れないため必須。
▪電動インパクトドリル
固くて回らないネジを300kgの力で外せる怪力野郎。
▪セパレーター(3つ脚がある強そうなやつ)
クランケースを割る時に使う、またクランクケースからクランクを抜き取る時に使う。これも必須、なければ作業できません。
▪電動インパクトドライバアダプタ
締め付けトルクを電子表示で目視確認できるスグレモノ。
エンジンの締め付けトルクは大事(特にカムホルダーあたり)なためあった方が乗る時安心。

あとはあったら尚良かな的なレベルなので割愛しますわ。

んじゃ割っていきます。

左がロングストローク。
なんか全体的にデカいですね、幅とか広くてガッチリしてます。
こんな重たいものがブンブン回ってるとかエンジンやばいっすよね笑
はいここで懸念点だったクリアランスの確認です。
クランクの説明に削らないと干渉するみたいな事書いてあったんで心配。⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎

色々書いてあるけど、買った時点で既にクランク削ってあったためクリアランスは取れてますね。
これ自分で削るとなるとバランスとか調節しなきゃいけないし、すり減る神経が計り知れないので余計な手間省けてラッキー(笑)
クランク下もクリアランスあります。
あとは流れで組み上げていくだけです。
ここは正確にトルクを見ていきます。
45ニュートンで締めてください。
結構固いです。
キックスターターレバーを抜くのにめちゃくちゃ苦労しました、ベアリングプーラーを使い強引に抜き取りました。

ようやく完成!



ちなみに、クラッチカバーとオイルフィルターカバーが変わってますが、これはアリエクスプレスで買ったものです。
オイルフィルターカバーはガラス製のためオイルが吹き出てる様子が見えて面白いからネタで付けてみました(笑)

そして翌日。
エンジンを軽く車体に載せキャブを付け負圧がかかる状態でキックでクランキングを試してみたところ、圧縮が効いてるみたいでした!(なおったか?!笑)
ハーネス類も接続してエンジン始動までやりたいですが、マジで疲れたし寒くて限界なんでそれは後編で書こうと思います。

しかし凄い変わり様です、フレームとエンジンカバー黒くしたら雰囲気がだいぶ変わりました。以前と比べると差は歴然です。
個人的には黒の方が引き締まっててカッコイイかなぁ(笑)

なんか凄いテキトーに書いちゃったけど結構試行錯誤しながらやりました。
全部書くと大変だし長くなっちゃうんで、分からないことがある人は気軽に質問して下さい。
わかる範囲でお答えしますよー♪