Mさまよりご相談です。
母が乳腺外科へ受診しました。
マンモグラフィは異常なし。
エコーは右胸に小さいものが
映っていたようです。
先生曰く、
水のような物ですので
問題ないと思います。
定期健診は忘れずに
受ければ良いと思います、
との事でした。
毎年エコー、マンモ共に
受けている母でしたので
今回初めて言われ
驚いています。
水だと思う、
とかあやふやなのは
見逃したくない、
とすぐにでも、
違う病院で診察して、
細胞診やＭＲＩをして
もらいたいようです。
そこで先生に質問ですが、
立て続けに二回も
マンモを撮影して
人体に影響はありませんか？
また、
どのくらい日数が空けば
安全でしょうか？
若い世代にはよく、
マンモには映りにくいが
エコーでは映る、
とありますが、
６０を過ぎてからの、
エコーのみに映る、
という現象は
珍しいのでしょうか？
良性でもこの様な現象は
あるのでしょうか？
以下、高橋よりお答えです。
いくつになっても
乳がん検診で今までと違う結果が
でる可能性はございます。
もし何年も何年も
乳腺の状況が
変わらないのであれば
毎年乳がん検診を受ける必要は
ないということになります。
毎年検診を受けるのは、
少しの変化を見逃さないようにです。
ですから、
毎年検診をうけているのになぜ？
って思わないようにしましょうね。
そして、
水のようなたまりは
嚢胞という良性のしこりだと
思われます。
言葉からの推測ですので、
実際には拝見してみないと
分かりませんが。
ひとつの病院で
定期検査を継続してくださいと
言われた場合に、
どうしても心配で
他の病院にも受診される患者様は
確かにいらっしゃいます。
でも、
もう一度検査を受けても
また新たな不安が生まれてしまう
ということがあり得ます。
どうしてもご心配な時には
再度同じ病院で精密検査を
お願いするか、
資料をいただいて
お手紙を書いていただいて
次の病院を受診する方が
余計な検査を受けなくて
済むと思います。
マンモグラフィー自体は、
短期間で受けることに
問題はありません。
もし影響があるとすれば
一生涯に何十回レントゲン検査を
受けたか、というポイントだと
考えます。
数回連続で
マンモグラフィーを撮影することは
問題にはなりません。
それも、どうしても
連続で撮影する必要があれば、
ということです。
マンモグラフィーでは
今回異常がないのに
再度撮影する利点は
ないように思われます。
また、
マンモグラフィーでは見つからず
乳腺エコー（超音波）で
異常が見つかることは
良くあることです。
マンモグラフィー、乳腺エコー
それぞれに発見出来る病気が
異なるからです。
まずは慌てず、
検査結果の再確認を
おこなってくださいね。
またご相談くださいね。
応援しています。