ザンクトガレン 2009 part 32 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
今日はザンクトガレン2009年のかなめの部分です。



乳がん治療に対する考え方が変化してきています。





-table2(表2): Thresholds for treatment modalities(治療のしきい値)



Treatment modality(治療手段) : Endocrine therapy (内分泌療法)

Indication (適応) :Any ER staining (ER染色が少しでも陽性なら)

Comments (コメント)    :ER negative and PgR positive are probably artefactual (ER陰性、PgR陽性はおそらく人為的結果である)





Treatment modality(治療手段) : Anti-HER2 therapy(抗HER2療法)

Indication (適応) : ASCO/CAP HER2 positive(ASCO/CAPガイドラインに準じる陽性)

Comments (コメント) : May use clinical trial definitions (臨床試験で使用された陽性の定義を使用してもよい。)





Treatment modality(治療手段) :Chemotherapy In HER2-positive disease with anti-HER2 therapy (化学療法  HER2陽性疾患、抗HER2療法を併用)

Indication (適応) : Trial evidence for trastuzumab is limited to use with or following chemotherapy(臨床試験エビデンスは、トラスツズマブ使用は化学療法と同時または順次使用に限定)

Comments (コメント) : Combined endocrine therapy+anti-HER2 therapy without chemotherapy in strongly ER-positive , HER2-positive is logical but unproven(ER強陽性、HER2陽性で化学療法非併用は、理屈はわかるが根拠はない。)



Treatment modality(治療手段) :Chemotherapy In triple-negative disease (化学療法  トリプルネガティブ乳がん)

Indication (適応) :Most patients(ほとんどの患者)

Comments (コメント)    : No proven alternative ,most at elevated risk.(他に検証された選択肢なし、リスクの高い患者で特に必要)





Treatment modality(治療手段) : Chemotherapy in ER-positive, HER2-negative disease(with endocrine therapy)(化学療法 ER陽性HER2陰性 内分泌療法併用)

Indication (適応) :Variable according to risk(リスクに応じて様々)

Comments (コメント) :See Table3(表3参照)



“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”

A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009



“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”

日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏



よりそれぞれ引用





ごちゃごちゃしていてごめんなさい。



表をうまく載せられず、悪戦苦闘してしまいました。



今日は市のマンモグラフィー検診の読影があります。



読影とはすなわち、合格か精密検査が必要かを判定することです。



マンモグラフィーは、みなさんが一生懸命にお受けになった努力の結晶ですから、すみずみまで目を皿のようにしてチェックします。



その読影に関しても資格試験がもちろんあります。



そして定期的に試験を受けて、読影する資格のある人間かどうかを判定されるわけです。



厳しいですが、皆様にはその方が安心ですからね。



私たち医師は意外と色々な試験に追い立てられているんですよ。







そうそう、また口内炎ができました。



原因としては、不規則な食生活に伴うものと、食いしんぼなので慌てて食べているときにうっかり唇を噛んでしまったことの2つの可能性があります。



いずれにしても、「医者ともあろうものが・・」と怒られてしまいますね (^_^;)



でもきっと、抗がん剤の副作用で口内炎ができてしまう方の痛みを自分でも感じることができるという、そんな運命の持ち主なのでしょう、私は・・。



→そうですよ、運命はがんばればきっと変えられるけど、どうしても変えられない部分もあるんだよね!!でも、患者様の痛みをみずから感じることができる運命なら幸せだよね!!とクリッククリックをお願いできますか。クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。





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