こわがりさんへ。 | 乳がん検診の不安・悩みを解消して日本の女性を乳がんから守る 乳がん検診伝道師 外科医 高橋 保正のブログ
私もこわがり。



あなたもこわがり。





<ご質問>

ホルモン剤の副作用で婦人科に関して教えてください。



<お答え>

ホルモン剤の副作用として、性器出血、膣分泌物の増加、膣の乾燥、膣炎などの症状が現れることがあります。



またタモキシフェンにより、子宮体がんになる危険性が2~3倍増えると言われています。



しかし、もともと800人に一人ぐらいの割合で子宮体がんになる可能性が、



800人に2~3人に増えるぐらいで、頻度は非常に低く、



タモキシフェンにより再発予防効果の方が大きいと考えられています。



定期的な検診により早期に子宮体がんを発見できる可能性が高くなりますので、



タモキシフェン内服中は1年に1回ぐらい婦人科検診を受けましょう。



不規則な性器出血や下腹部の痛みなどがある場合には、



婦人科を受診し経膣超音波検査などを受けると良いでしょう。



“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編

金原出版株式会社 より抜粋引用





こわがりでもかまいません。



こわがりと慎重は方向性は似ています。



でも慎重と臆病は違います。



臆病になりすぎると、間違った方向に向かってしまいます。



臆病な心を利用されてしまうこともあります。



ホルモン治療は、



安全で苦痛の少ない治療です。





そんなことを言うと、副作用でつらい思いをされている方に怒られるかもしれません。



でも、大多数の方には安全で苦痛が少なくできる治療であることは、真実です。





どうか、臆病になりすぎて、



乳がんを調子づかせることだけはお気をつけください。





こわがりでいいです。



慎重で結構です。





よくお考えになって、



正しい方向にお進みくださいませ。







もうすぐ、大晦日。

みんなで、じっくり今年を振り返って、

来年も良い年にしようね。

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