WEB『LEON』真夏のさわやかオヤジの作り方【Q3】彼女から「足が臭い」と言われます…に慶田の取材・監修記事が掲載されました
夏になると、気になる体のニオイ
いつの間にか“スメハラ男”になっていたなんて、さわやかオヤジの風上にも置けません
【Q１】汗っかきの人は臭いってホント？
【Q２】脇の汗はフェロモン汗？！ワキガは治療するべき？
に引き続き、今回は足のニオイ問題について解説しています
どうして足は臭くなるのか？
人間の体の中で面積あたりの汗腺が一番多いのが手のひらと足の裏で、そもそもすごく汗をかきやすい部分です。手のひらは常にオープンでこまめに洗いますが、靴や靴下を履いている足はどうしても蒸れます
汗は分泌した直後は無臭ですが、時間の経過とともに、足の裏の常在菌が汗や皮脂や古い角質を分解する過程で、イソ吉草酸や酢酸という成分を発生させ、独特のツーンとしたニオイになります。
例えば、先日私もちょっとした皮剥けの保護で、足の指に絆創膏を貼って１日働いたお疲れ様な夜がありました
靴下脱いだ途端にすぐ分かる、いつもより１ヶ所だけ臭いのが。分かってても、剥がした絆創膏をついつい嗅いでみたくなって悶絶するという、あのニオイです
原因２ 靴
パンプスやスニーカーなど足を覆う靴はニオイが発生しやすくなります。そこに、通気性が悪いストッキングなどをはくと、さらに蒸れやすくなり、汗の分解が進んでにおいが蓄積されます。
先ほどのエピソードで言うと、絆創膏を貼っていた部分はこの汗が絆創膏のパットが吸いきれずに溜まり、蒸れが酷いので臭くなったわけですね
原因３ 角質
汗と同様に、足の裏の常在菌が古い角質を分解することで嫌なニオイが発生するので、角質や汚れが溜まっていると、雑菌が増えやすく足が臭くなる原因になります。
重ねて、先ほどのエピソードで言うと、皮剥けた部分は角層が厚めですから、より嫌なニオイが増えると言うわけです
足のニオイ対策
通気性の良い靴や靴下を選び、汗をかいたらこまめに替える
靴を履く前は、ニオイの元となる汗にアプローチするアイテムを活用するのもおすすめです。制汗剤やクールジェルを塗るほか、汗を吸収する使い捨てインソールを忍ばせるのも手。ちなみに、裸足で靴を履くと余計蒸れます。
反対に、高温多湿な日本では、ぞうり、下駄、サンダルなど通気性の良い履き物が合っています。
その上で、帰宅時には足を洗う、足を拭くというのが江戸時代から続くエチケットです
毎日同じ靴ばかり履かない
履いた靴はしっかりと乾燥させるのも大切です。
汚れはその日のうちに丁寧に洗い、定期的に角質ケアを行う
垢が溜まっている状態＝細菌が分解する材料が多い、ので、1日1回は足の指の間や爪の裏などまで、きちんと洗いましょう。
水虫の原因菌である「白癬菌」は高温多湿の環境を好みます。梅雨時期から夏場にかけてが最も繁殖しやすいので足のケアは入念に行ってください
「うわっ、臭い」なんて憂鬱な気分にならないように、ニオイケアを習慣にして、快適な夏を過ごしましょう
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