WEB『LEON』真夏のさわやかオヤジの作り方【Q2】脇の汗はフェロモン汗⁈ワキガは治療するべき?に慶田の取材・監修記事が掲載されました
【Q1】に続き、ジメッと蒸し暑い日本の夏に悩ましいニオイ問題です。
特にワキの汗やニオイに悩む人は沢山いらっしゃいます
前回お話したように、ワキの下はアポクリン腺からネバッとした汗が分泌されます。汗に含まれるタンパク質や脂質、アンモニアなどが常在菌に分解されて皮脂と混じり合うと、嫌なニオイを発します
体質的にアポクリン腺が大きく、数が多いと、アポクリン汗も多くなるためワキの下のニオイが強くなるのですが、これがいわゆるワキガです。かなり高い確率で、遺伝で引き継がれる症状です。またよく言われているように、耳垢がねっとりしている人はワキガである可能性が高いです
(両者とも、ABCC11遺伝子に乗っている事が分かっているので、セットで親から子へ遺伝していくわけです)
症状にもグラデーションがあり、軽度な人もいれば、通った場所にニオイが残ってしまうほど重度なケースもあります。その場合は、手術を検討してもいいかもしれません
もし、脱いだシャツのニオイを嗅いでみて、「ちょっと臭うかな…」という程度であれば、脇汗を抑える『ワキボトックス注射』がいいでしょう
ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます
数日後からワキがほぼサラサラな状態になり、真夏でも汗がじわっと滲む程度に。効果は半年ほど続きます。
初回トライアル ¥61,600(コアトックス)
¥70,400(ボトックスビスタ)
※税込
また、ワキ毛の『医療レーザー脱毛』もオススメです。汗が付着して溜まる場所があると、常在菌の増殖が進み、ニオイの原因になります。
当院で採用している『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて医療レーザー脱毛の効能で薬事承認を受けた医療機器で、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。
清潔に保つだけで消えるニオイは、できればないほうがいいですが、体質からくるニオイまで完璧に除去すべきだとは私は思いません
そもそも脇の汗は“フェロモン汗”とも言われるくらいなので、「ニオイも含めて好き」と思ってくれる人もいるはずです。パートナーが気にしないのであれば、あまり神経質にならなくてもいいと思います
暑い中、清潔感を保つには普段以上の気遣いが必要です自分も周りの人も快適でいるために、ニオイの原因や対策を知って、デオドラントケアを習慣にしましょう
ご参考になさってください
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