■ヒアルロン酸注入の最新トレンド ~ 線から面・面から質感へ

当院は今年で開設から18周年を迎えます。最近は、特にヒアルロン酸注入や他院での修正ご希望の患者様が多く、クリニックは満員御礼状態ですおねがい

 

慶田も、開業時は皮膚科専門医取りたてホヤホヤの32歳でしたが、干支が一周半する間に身体は確実に老化しています爆笑でも年を取ることも悪いことばかりではありません電球


ソフト面では、私自身の判断力や技術力、カウンセリング力は格段にレベルアップしていますし、クリニックのスタッフやドクター陣も人数・経験・チームワーク共に充実しました星ハード面では、最新の医療機器を少しずつ増やし、買い直し、惜しまずメンテナンス費用をかけて投資することで患者様に還元しておりますので、小さなクリニックとしては、照射機器、レーザー機器も相当充実している方だと思います流れ星

 

特に大きく様変わりしたのが、『ヒアルロン酸注入』施術です電球18年前は、ほうれい線やマリオネットライン、目の下の陰やシワに注入し影を浅くする注入法しかありませんでした。例えるなら『線の治療』です。それから10年ほどで、全顔を立体的に捉え『面の治療』で整える方法がスタンダードになりました。さらに進化した、『質感の治療』も組み合わせた『ヒアルロン酸注入の最新トレンド』について何回かに分けて書いてみたいと思います。

 

□トータルフェイシャル治療・美人顔デザイン注入の時代

ヒアルロン酸注入は、細かいシワを狙った『線の治療』から、顔全体のバランスを整え、リフトアップさせることでシワを浅くする『面の治療』にシフトしました。

 

銀座ケイスキンクリニックでは、『骨格』・『靭帯』・『脂肪組織』・『筋肉』・『皮膚』で生じた加齢変化を解剖学的に捉え、最適な部位に適正量注入することで、『自然なリフトアップ効果』とバランスの良い『美しい顔』を叶える『ヒアルロン酸注入によるトータルフェイシャル治療』を行っています。

 

トータルフェイシャル治療は文字通り、顔全体のバランスを見て治療します。『木を見て森を見ない』施術ではなく、大勢を把握することからスタートします。医学的知識と美術的感性とを融合した当院オリジナルの『美医術』をコンセプトに、ミリ単位で注入し、デザインしていくので『美人顔デザイン注入』とも呼んでいます。

 

この考え方で注入すると、魅力が増すだけでなく、失われる脂肪や骨格の補充と強化、コラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顏揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』もあり当院の若返り施術の根幹治療となっています。

 

■ヒアル顔(Overfilled syndrome過剰注入症候群)を作らない治療

当院でも、細かい線を消さないわけではありません。

順番が大切で、枝葉末節(細かいシワ)は後から施術することで、周囲に気づかれず、段階的に若返らせていきます。

これは、『不自然さを避ける』ために非常に重要なポイントです。

 

「ヒアルロン酸入れている友人の顔が不自然で・・・」

「他のクリニックに相談に入ったら、院長先生の顔がパンパンだったので怖くなった・・・」

「海外セレブのいかにも入れましたという顔のイメージが抜けない」

こんな声をよく聞きます。すべて患者様の口から出た言葉です。

診立て力と医師の技術により、仕上がりに大きな差が出るのがヒアルロン酸注入治療です。

本当にナチュラルな施術では、注入されていることが周囲に気づかれません。

「ここにヒアルロン酸入れましたね?」

とバレたら、それは下手な証拠だと断言しましょう。

当院でのみヒアルロン酸注入を受けている患者様は、周囲にナチュラル美人と思われています。

ヒアルロン酸注入は『仕込まれた美』でなくてはならないからです。

 

加齢による骨の損失や脂肪の萎縮によるボリュームロスを確実に改善する安全な注入剤はヒアルロン酸フィラーだけですから、その施術のマイナスイメージは残念でならないところです。

 

では実際にどうして不自然な症例が存在するのでしょうか?

 

こんな状態にご用心

●輪郭が崩れ、大きく削げている部分があるのに口周りだけシワが全く無い状態
●表情に違和感を覚えるほど大きく盛り上がった頬
目が小さく見えるほど目の下が膨らんでいる状態
●笑うと目周りになめくじの様なふくらみが顕れる
皮膚が固くなってブヨブヨしいる
 
Overfilled syndrome過剰注入症候群』『ヒアルロン酸入れすぎちゃった症候群』いわゆる『ヒアル顔』が全世界的に問題視されています。当院では、不必要な注入はお断りするポリシーを貫いています。萎んだ風船に空気をパンパンに入れて、シワが無くなって見えてもシルエットは美しいと言えるでしょうか?
 
注入だけではたるみは解消しきれないことを十分に理解した医師が、ポイントを絞って注入し、自然に仕上げることは、ヒアルロン酸注入治療の評判を貶めないためにも私たち注入指導医が啓発していくべき仕事と考えています。
 
ヒアルロン酸注入に関して詳しくは当院のホームページをご覧ください。

 


 



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「365日のスキンケア」(池田書店)著者:慶田朋子

♪重版しました♪

 

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