10月号の『美ST』では、3つの特集に慶田の監修・取材記事が掲載されています
前回までのブログでご紹介した内容がこちら
今回は3つ目の特集‟人生100年時代の肌へ 「一番整えるべきは土台です」”の内容をご紹介いたします
人生100年時代と言われ始めた今、まだまだ続く人生のために何か気をつけていることはありますか
本誌には、慶田を含めた美容に関わる4人の女性で行った未来のカラダ&肌のためにするべきことをテーマにした座談会の様子が掲載されています
私は30代半ばから「戦略的に食べる、戦略的に生きる」ことを考えています厳格な制限はしていませんが、肌をはじめ身体は食べたもので作られているので、バランスのよい食事を摂ることは特に重要です
タンパク質量が多く、抗酸化を意識した食事を作るようにしています。
野菜類は下処理して常にストックして、診療や事務作業に追われ、ランチに出られないことも多いのでお弁当を用意していますその際、意識しているのが、多品目を摂ること
食事・栄養は一品だけたっぷり摂っても効果は期待できません不足した栄養成分があると合成がストップしてしまうので、多品目とバランスを重視する必要性があります
美容意識の高い女性は、野菜中心や糖質オフを意識しがちですが、肌の構成要素のほとんどはタンパク質や脂質なので、野菜ばかりではスカスカの肌になってしまいます
タンパク質は動物性と植物性のどちらも必要となるので、豆、魚、肉、乳製品、全てを1日に1回以上食べるようにしましょうまた、肌の保湿に欠かせないセラミドを体内できちんと産生できるように、サバやイワシなどの青魚やオリーブオイルなどの良質な油を意識的に摂取してください。
こうした「バランスのよい食事」に加え、健康的な身体と美しい肌のために欠かせないインナーケアが、「良質な睡眠」「腸内環境を整える(排泄)」「適度な運動」「ストレスコントロール」です
この中の2~3つが崩れると、肌が荒れたり、調子が悪くなったりしてしまいますストレスがかかり、過緊張状態が続くと交感神経優位となり、肌再生が滞り、ニキビや肌荒れを生じます。「心が荒れると、肌が荒れる」は事実です
私の場合、読書と美術鑑賞、20年以上続けているジャズダンス、ピラティスのパーソナルレッスン、料理などが癒しになっています
美は一日にして成らず生活習慣を整えた上で、その肌を外からメンテナンスして、さらに美しく引き上げていくのがスキンケアです
プラスαの化粧品も増えていますが、基本は「やさしく洗う(洗浄)」「しっかり潤す(保湿)」「光対策を怠らない(紫外線対策)」の3つ
革製品を扱うように、肌も毎日丁寧に無理のないお手入れを続けるのが一番です
しかし、40代以降は一度生じてしまった加齢変化をセルフケアだけで戻すことができないのも事実です出てきたものをどう食い止めていくのか、が問題になってくるので、たまには美容医療の手を借りてスペシャルケアを取り入れてみるのもよいでしょう
ご参考になさってください
初版第3刷 重版決定
6月25日発売 慶田の新著
『女医が教える、やってはいけない美容法33』
スキンケアやメイクアップに関する基本知識がたっぷり366日分(うるう年含む)
♪重版しました♪
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