10月号の『美ST』では、3つの特集慶田の監修・取材記事が掲載されています虹

 

前回ブログでご紹介した内容がこちら下矢印

 

今回は2つ目の特集美ST世代の細かいお悩みにお答えする「老けた?」悩みに100問100答”の一部をご紹介いたします!!

 

 

40代50代になると日々「あれ、これって老化の兆し!?とドキッとすることが多くなりますが、なんとなくそのまま過ごしてはいませんかくるくる

 

こちらの特集では、美ST世代の皆さんが普段から気になっているものの、細か過ぎてなかなか聞けない加齢変化に関する疑問にお答えいたしました乙女のトキメキ

 

Q. そもそも「老化」って何?原因は?

 

A. 加齢に伴って起こる機能低下の総称です。「酸化」「糖化」により全身の細胞で小さな炎症が生じ徐々に疾患として現れます。

 

下三角「酸化」とは・・・体内で活性酸素が発生し、それによって細胞を傷つける炎症の経路が生じることです。金属などのサビや、切ったまま放っておくと変色するリンゴも酸化現象の一つですアセアセ

 

無防備に浴びる紫外線やストレス喫煙過度な運動などで活性酸素が過剰に発生すると、細胞にダメージを与え、エイジングが進行しますダウン

 

活性酸素から細胞を守るために肌はメラニン色素を大量に発生させ、排出しきれなかったものがシミになります笑い泣きまた、活性酸素は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を変性させ、弾力を失わせます。さらに古いコラーゲンの代謝を阻害してシワやたるみを引き起こすのです。

 

下三角「糖化」とは・・・食事などで過剰摂取し、代謝しきれなかった糖がタンパク質と結びつき、劣化したタンパク質に変わるサイクル糖化と呼びます。

 

肌を支え、若々しさを保つコラーゲン線維やエラスチン線維はタンパク質で出来ているので、代謝されなかった糖と結びつくと固くなり、弾力性・柔軟性が低下して皮膚がたるんだりゴワついた硬い肌になったりしますハッ

 

さらに、糖化によってできる糖化最終生成物AGEsには「褐色化する」という特徴があり、これが肌にたまると肌が黄ばんでくすみますショボーン

 

Q. ズバリ、同じ40代でも、老けて見える人と見えない人の一番の分かれ道は?

 

A. 遠目では右矢印体型姿勢

 

近くでは右矢印肌質輪郭

 

Q. シワ体質、たるみ体質、シミ体質ってありますか?

 

A. 乾燥肌で痩せすぎ=シワ体質肝斑体質=シミ体質太りすぎできめ細かい肌=たるみ体質ですおいで

 

日焼け喫煙大酒飲みジャンクフード揚げ物甘いものが好き、の場合はシワシミたるみ全ての体質を網羅します注意

 

Q. コロナ禍の閉塞感、1年以上ものマスク生活が老化に及ぼす影響はありますか?


A. あります。マスク生活により、肌の「かゆみ」「赤み」「小さなブツブツ(湿疹)」に悩む方が増えていますアセアセ「マスク皮膚炎」と呼ばれるものです。

 

夏は、マスク内の熱がこもって皮膚温高くなり、皮脂や汗の分泌が増えますうずまきマスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分刺激となって炎症が起こり「汗荒れ」ハッまた、皮脂量が増えてニキビもできやすくなりますえーん

 

さらに、マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応角層を厚くしますハッすると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり白ニキビが発生しやすくなるのですアセアセ

 

また、シミやくすみのもととなるメラニン色素が作られるのは、紫外線だけが原因ではありませんバイバイ摩擦などの炎症が起きた時精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素は作られますびっくり

 

ですから、マスクによる擦れコロナ禍でストレスがかかったときには顔がくすみやすく肝斑がある人なら濃くなりうるんです。シミや肝斑の予防には紫外線対策に加えバツレッド擦らないストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう!

 

Q. 20代の頃は喫煙したり、日焼けしたり・・・老化を早める原因になっていますか?

 

A. 影響があります。喫煙は、皮膚を乾燥させ、キメを乱れさせ透明感を失わせるうえ、コラーゲンの分解が進むので、毛穴が目立ちシワを深くすることが医学的に分かっています上差し副流煙を肌に浴びるだけでも肌がくすみます。タバコの煙がモクモクした場所には近づかないようにしましょうびっくり

 

今からでも禁煙やUVケア日常のスキンケアを意識することで若年時の負債を食い止めることは可能ですウインク

 

Q. 肌を過保護にしてはいけないと言いますが、肌悩みの多い40~50代でも同じですか?

 

A. むしろ過保護にしてください。肌は常に過保護で良いのです!ときどき美容皮膚科ケミカルピーリングフォトフェイシャルM22治療することでターンオーバーに喝を入れることをオススメしますチョキ

 

Q. 小鼻の赤みが年々悪化。花粉症で鼻をかむ機会も多いのですが、何か対策?

 

A. 毛細血管拡張です。加齢によっても悪化します。美容医療で目立たなくすることはできますが、鼻をかむ頻度が多い方予めワセリンで保護してお値段が高めのティッシュペーパーを使ってくださいキラキラ

 

Q. おでこがフラットになってきました。年齢のせいですか?

 

A. 30代半ばから顔面骨の萎縮と脂肪萎縮が進行します笑い泣き額やこめかみが凹み丸みが無くなると、男性的な印象となり横ジワも増えて、老け感も一気に加速しますギザギザ

 

この『萎縮』で生じるボリュームロス確実に改善するのがヒアルロン酸注入です。丸みを帯びた女性的で若々しい額を作り出します乙女のトキメキ注入層は骨上で、広く薄くなじませます。ご自身の皮下脂肪と皮膚がふんわり包むため、凸凹しませんアップさらに前頭筋がストレッチされ額の横ジワがよりにくくなります。

 

Q. 首のシワは一度刻まれたら治らないって本当?

 

A. 自力では困難です。枕の厚みを変えて、日常では「レチノール」を取り入れて、「保湿」はしっかりして、日焼け対策は徹底しておいで

 

『ナノメッドVAエッセンス』は、「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです下矢印

 

銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g ¥6,500  

 

レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開きくすみなど初期のエイジング症状を改善します虹

 

また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応“と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっていますチュー

 

美容皮膚科ではヒアルロン酸注入スカーレットS(ニードルRF)ボトックス注射水光注射などで治療していくとかなり目立ちにくくなります。私自身も定期的に行っている施術です。

 

Q. マスク生活で二重あごがデフォルト化。今からでも間に合うケア法が知りたい!

 

A. 猫背だと広頚筋が伸びて二重顎が悪化します。運動習慣と正しい姿勢が大事です。

 

Q. クレンジングだけして保湿せずに寝るのと、メークを落とさずそのまま寝る。肌の老化が加速するのはどっち?

 

A. 究極の質問に近いですね。クレンジングだけの場合は、乾燥による皮膚炎やくすみが進行します。メークを落とさない場合は、コスメに含まれる油分などが汗や皮脂と混ざって肌に有害な過酸化脂質に変化しますハッ

 

すると、肌のターンオーバーが乱れるほか、表皮が軽い炎症を起こします。その炎症をきっかけとして、肌を守るために大量に産生・放出されるメラニンにより、肌がくすみやすくなります。さらに、肌の炎症は角質肥厚や乾燥も招くので、角層が乱れ毛穴が目立つようにもなり、肌の老化が加速しますアセアセ

 

Q. ステイホーム中にゼオスキンやセルフピーリングで皮を剥いていました。肌ダメージになっていたのではと今さら心配になっています。

 

A. 皮膚が真っ赤になってヒリヒリするほどのピーリング炎症から老化に進行する可能性は否定できません。アトピー性皮膚炎や乾燥肌など敏感肌の人やりすぎないように注意注意

 

Q. ちょっとしたささくれが悪化しやすく、しかも治るのに時間がかかります。年齢とともに免疫力が落ちたということ?

 

A. 免疫力よりも再生力の低下ですダウンニキビが治りにくかったり、枕でついたシワが長時間消えないのと同じロジックですガーンでも、ささくれから感染を生じているような場合は、局所の自然免疫の低下によるものでしょう。

 

Q. 人間ドック、40代女性が毎年必ず受けるべき項目は何?

 

A. 毎年必ず受けてほしい検査は、子宮頸がん乳がん腹部超音波検査血液検査です。

 

それに加えて2年に1度消化器のの上部下部の内視鏡検査頭頚部胸部~腹部のCT検査を受けましょうDASH!DASH!

 

Q. サプリメントを飲む量が増える一方です。飲む種類の適正量ってありますか?

 

A. 20種類までにすれば食品の延長なので問題ないです。サプリメントは薬ではないので食品の延長と考えます。ただしバイバイサプリメントでも肝機能障害などの報告例はあるので、定期的に血液検査を受けておいた方が安心です。

 

Q. 鼻がなんだか大きくなってきた気がします。これも老化のせい?

 

A. 鼻の孔の骨の形が加齢とともに広がります。鼻の骨は軟骨です。鼻の孔の骨がひろがると鼻も横に広がり平坦化します。

 

Q. 突然むせることが増えました。なぜ?

 

A. 口腔感覚も衰えるからです。老化で舌の運動機能咀嚼能力唾液の分泌口腔の感覚も鈍化するので、咽頭へ食べ物を送り込む能力が低下するなど摂食嚥下機能の障害となります。

 

小さな老化の兆候を放っておかず、少しでも意識することが若々しさを保つことに繋がります!!

 

ご参考になさってくださいウインク

 

 

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