今日は今から東京出張
年度末で多忙ということもあり、
これに引っ付けて、別の打合せを入れるとか
食事を入れるとかはせずに、スケジュールを
スリムにした
ただし、空港の待ち時間だけは余裕を
取らざるを得ない
この前の日曜日のこと
能古島に菜の花を見に行った
この日は朝から雨だったので、
嫁さんの傘を持って出ていた
嫁さんの傘とは、姫路城前のみやげ物屋で買った
おそろいの傘で、自分が濃緑色、嫁さんが桜色の
柄が木の傘である
「嫁さんに護ってもらうだよ」
という気持ちで、この桜色の傘をさして
出かけることは割りと多い
この日も嫁さんの傘を持って能古島に渡っていた
この傘を能古島のフェリー乗場の待合室に
忘れてきてしまった
しかも、それに気づいたのが、家まで帰りついた
瞬間だった
クルマを降りて、後部座席をみたら、
濃緑色の自分の傘しかない
嫁さんの傘を能古島のフェリー乗場の待合室に
置いてきたことに初めて気づいたのだった
「なんてことをしてしまったのか」
と思うと同時に
「もしかしたら、これは嫁さんの意志なのか
嫁さんと縁のある能古島に置いてきたのは
偶然ではなく必然なのかも」
能古島は嫁さんがチョイ役で初出演した映画
「なつやすみの巨匠」の舞台である
嫁さんは中洲のキャバ嬢役だったので、
能古島ロケには参加していない
しかしながら、この映画が公開された数年後に
能古島にコスモスを見に一緒に渡ったときは
感慨深い気持ちになってくれていた
今週末、傘を取り返しに行くか、
このまま嫁さんの分身を能古島に残し、
能古島の島民に溶け込むように促すのがよいか、
あと二日、悩もうと思う
ちなみに、今日の東京は夜から雨らしい
また折りたたみ傘が増えることになりそうだ
ではまた