反抗期 | 「あるがまま。」心療内科・精神科医 松薗りえこのブログ

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アマラクリニック表参道 〒107-0062 東京都港区南青山3-10-38 1F Tel : 03-6438-9869

 

 あるカイロの先生に身体を治してもらった。

 中学のときから続いていた側弯症がかなり治った。

 

 お盆に母から「えっ。あんたまた背のびた?」と言われた。

 

 患者さんには、「先生、痩せたでしょ。あごのあたりがシュッとなった。」

 と言われた。

 

 この患者さん、日舞をやっていて、着物を着てお酌をするときの色っぽい動きを教えてくれたりする。

 首の動きがキモなんだって。面白い。

 

 着物を着ると、去年なんかは右肩から右胸にかけてよれてシワができていたのに、シワがなくなった。

 両方の胸がいい感じで着物に収まるのだ。

 

 信じられないほどすご腕の先生なのだが、この先生と話すと、あたしのなかにまだある(と認めざるを得ない)、

 中学生のような反抗心を刺激された。

 

 「最近どうですか?」

 

 と言うので、喜び勇んで、

 

 「2kg痩せました!!」と報告したら、

 

 「体重は関係ないんだよね」

 

 と言われる。その瞬間、

 

 「ただの報告です。。。」とつい言ったら、

 

 「こっちもただ教えているだけでしょ。もうやめてよ。そういうの。やるのが嫌になっちゃう。防御することないでしょ」

 

 そうだった。この先生は自分の知識をただあたしに伝えているだけ。

 

 

 

 その伝え方がものすごくストレートに感じるので、

 

 あたしの脳みそのなかでは勝手に、「受け入れてもらえていない」に変換されるのだ。

 

 こういった勘違いを本気にしちゃう脳のしくみについては、いつも患者さんに話しているのにね。

 

 これからも防御しなくていいのだと思ったら、笑えてきた。

 

 大抵、いろんなことに気づかされるのは、苦手な人か、すごく大好きなひとなんだな。。。