糖尿病:67歳女性 | Dr.Oz 自然療法専門医のひとりごと。

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この女性は私が始めて診察したときには67歳で、糖尿病と診断され3年間放置しておいた状態で来院されました。眼科での定期検診で白内障の進行が悪化していることが告げられ糖尿病をすぐにでも治療しないといけない状態でした。初診での血液検査ではヘモグロビンA1Cが11.2、空腹血糖値が227、尿検査でのマイクロアルブミン値も上昇、糖尿病が非常に悪化した状態でした。。この女性は非常にストレスの高い状態が数年間続いて自分の健康を一切気にしてませんでした。食事は甘いものが好きで炭水化物が中心の食生活を続け、運動することはほぼ無し。通常の糖尿病治療方針によると、すぐにでもインスリンの注射を開始しなくてはいけない状態でしたが、薬による治療を一切拒否されました。薬を取らないことで起こるリスクを説明しましたが、本人納得の上、自然療法のみで治療をしていくことになりました。

初診では低糖分の食生活、運動の指導、サプリメントの指示を行いました。

1ヵ月後の検査:ヘモグロビンA1C8.7、空腹血糖126に低下。

2ヵ月後の検査:ヘモグロビンA1C7.1、空腹血糖109に低下。

3ヵ月後の検査:ヘモグロビンA1C6.2、空腹血糖97に低下


4ヵ月後の現在食生活を少し緩め、炭水化物の量を少し増やしました。(高食物繊維の食品と一緒に食べる。)サプリメントの摂取量を減らしました。:ヘモグロビンA1C6.2、空腹血糖97、食後2時間後の血糖値を130以下に維持。体力も回復し、筋肉も付きストレスも軽減しました。眼科の検診でも回復が認められました。

この女性の摂ったサプリメント:バイオギムネマ(朝晩2錠づつ)、ニームプラス(朝2錠)、アルファリポ酸(毎食後一日3回)、オメガ3DHA/EPA(毎食後一日3回)。

バイオギムネマとニームプラスのコンビネーションは私の同僚DR.コーディーの勧めによるもので、彼自身が1型の糖尿病で、彼は自然療法による糖尿病治療のエキスパート。その彼が糖尿病を治療するときにまず使うのがこのバイオギムネマとニームプラス。

バイオギムネマには血糖値をコントロールする為にアーユルヴェーダで古くから使われてきたハーブがブレンドされています。伝統的なアーユルヴェーダのハーブに加えて自然療法の知識に基づいたビタミン、ミネラル成分が含まれています。

ニームプラスは???通常デトックスや皮膚の疾患に使われますがどうして糖尿の治療に?とDR.コーディーに尋ねると。糖尿病の方は肝臓での糖の代謝が悪く、ニームは肝臓の機能を高めて糖の代謝を良くしてくれるので糖尿病の方には必要とのこと。なるほど今まで知らなかったニームの新しい使い方。

アルファリポ酸は血糖値を下げる働きがあるだけでなく、強い抗酸化作用が認められています。糖尿病の方は血管が炎症し循環器系の疾患が悪化する傾向にあります。特にこの患者さんの 場合、分かっているだけで3年間も糖尿病を放置していたので相当のダメージが予測されます。その循環器系のダメージを回復する目的でアルファリポ酸を摂っていただいてます。

オメガ3DHA/EPAには炎症を下げる働きがあるので、これも循環器系のダメージを軽減、回復させる効果があります。


バイオギムネマで血糖値をコントロール。



ニームプラスで糖の代謝を改善。



一粒で40粒相当のアルファリポ酸。



高濃度オメガ3DHA/EPA。

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