新年度になってからほぼ一ヶ月経ちましたが、環境が変わった場合(新入社員、新入学生、職場での異動、定年・引退など)はもちろん、そうでなくても、何となくストレスが溜まってゴールデンウィーク明け頃から心身の不調に陥る人が多くなるようで、一般的には「五月病」と呼ばれています。

 

 

五月病とは正式な病名ではなく俗称で、重いケースでは「適応障害」あるいは「うつ病」と診断されることが多いようですが、単なる倦怠感やだるさも含まれるのです。

 

 

本稿では、このやっかいな五月病からの抜け出し方の情報を主に提供します。

 

1)  質の良い睡眠で、しっかり休養する

 → 質の良い睡眠をとることで疲労が回復し自律神経も整うが、そのためにはそれなりの準備が必要。

 ・朝の光を浴び、就寝前には光刺激(特にブルーライト)を避ける

 ・ウォーキングなどで適度に体を動かす

 ・朝食をしっかり摂り、夕食は就寝3時間前までに済ませる

 ・寝る前は、自分に合ったリラックス方法(ストレッチ・癒しの音楽・軽い読書・アロマなど)を取り入れる

 

2)  継続できる運動習慣をつける

 → ウォーキングや軽いランニング、ジムでのトレーニング、水泳やダンス、自室での動画に合わせたエクササイズなどの運動は、ストレスの軽減・緊張の緩和・気分転換に効果的。

 

3)  バランスのとれた食生活をする

 → 幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが充分にあると、気持ちが安定しメンタルヘルスに効果的。

 ・栄養バランスをとるために、主食・主菜・副菜がそろった食事をする(特にタンパク質とビタミンB群・Cを注視)

 ・朝食では、セロトニンの原料になるトリプトファンを摂る(肉や魚をはじめ卵・納豆・牛乳など)

 ・カーボラストで、食後血糖値の乱高下を抑える

 ・腸内環境を整えるために、発酵性食物繊維(小麦全粒粉・玄米・根菜類・大豆製品など)を摂る

 ・甘い飲み物や超加工食品(菓子パン・カップラーメン・スナック菓子など)を摂り過ぎない

 

4)  趣味や娯楽に没頭する

→ 自分だけの時間を持つことにより、ストレスの原因となる社会環境や人間関係から離れる

 

 

ともかく、何となく心身の不調を感じたら早く対処することが必要で、そうすることで五月病から抜け出して重症にならずに済むはずですので、是非、実践してみてください。

 

なお、五月病になりやすい人の特徴は次の様です。

 ・几帳面で真面目・責任感が強い・完璧主義

常に100点を目指すのではなく、「70点取れればいいや」くらいの心の余裕を持つことも、大切ですよ!

 

(本文中の下線部の詳細については、インターネット等の情報で確認してください。)