京都・北野天満宮の直ぐ南に「京都佛立ミュージアム」があることは知っていましたが、遠い存在でした。
ところが今、押し花アート展を開催していて、しかも入場料無料とのこと。まもなくFinalなので、早速訪れてみました。
佛立ミュージアムの玄関(上)とその内部です。
杉野家は、宣雄氏の祖父辰雄氏の代から押し花に関わっていて、牧野富太郎博士との交流もあったとか。
そのためもあってか、NHK連続ドラマ小説「らんまん」の花監修を務めたそうです。
押し花展の最初のコーナーは、牧野富太郎博士に関連した展示でした。
これが「らんまん」の最終週のタイトルになったスエコザサ(この表示はひらかな)で、牧野博士は自分が発見したササに妻の名前を冠したとか。
では、杉野家の押し花作品を順次紹介していきます。
しらべ(父:俊幸作)
山歩き(母:道子作)
以下、宣雄氏の作品です。
新生
百花繚乱
炎川 静富士
三体月 小道
慶花 他
展示品は全部で100点以上あったでしょうか、ここに挙げたのは私が選んだほんの一部でしかありません。
しかし、この展覧会の名称が単なる押し花展ではなく、「押し花アート展」、となっている意味に納得して頂けたのではないでしょうか。
つまり、宣雄氏の作品は、押し花を芸術の域にまで高めていることがうかがえ、世界的押し花アーティストとして活躍されてるのも、肯けるはずです。
ミュージアムショップも併設されていました。
絵葉書コレクター(当該ブログでもコレクションのテーマで6稿を投稿)としては、次の2枚を購入しました。
これは「俗画さとし絵」というもので、仏教の教えをもとに欲や老い、本当の美しさや僧侶の批判に至るまで「生きる」をテーマに描かれた風刺画、とあります。
佛立ミュージアムならではの一枚ではないでしょうか。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございます。