京都府立植物園は今年の1月1日で、開園100周年を迎えたとのことで、訪れてみました。

 

正門前には、記念のジャンボ門松が飾られていました。

 

高さ6mあり、竹約80本に園内の間伐材等で、職員が苦労して手作りしたものとか。1月末まで飾られているそうです。

 

正門を入ると、「100」の文字が目に飛び込んできました。

 

 

左奥にあるヒマラヤスギも樹齢100年とのこと。

 

 

 

この時期の見所は「観覧温室」で、特に2つの貴重種が開花との情報を得て、入室しました。

 

 

 

温室に入って直ぐのジャングル室に、目玉の一つである「ミズヤシ」があり、日本初開花の看板も出ていました。

 

ススキの穂のようなの黄色いのが花で、苗を入手してから24年、開園100周年を祝うかのように初めて咲いた、と沸いているそうです。

 

 

もう一つの目玉は冷房室にあって小さな花とのことで、注意深く探しました。

 

 

サルの顔」に見えるというドラクラ属のラン(ドラクラ サウリー)が、見事に咲いていました。

大きさは3,4cm位と小さく、一輪のみで見逃しそうになりましたが、確かに猿の顔そっくりで驚きました。

 

砂漠サバンナ室でのサボテン群です。

 

観覧温室最後のラン・アナナス室には、ランやアナナスがカラフルに咲き誇っていました。

 

 

観覧温室を出て外の園内を少し廻りましたが、目に付いたのがこれで、ロウバイ(蝋梅)でしょうか。

ロウバイは、新春にロウ細工のような黄色い花を咲かせる貴重な存在とのことで、まさに今の時期に相応しく、思わずシャッターを切りました。

 

 

開園100周年を迎えた京都府立植物園ですが、京都府は当園を含む北山エリアを再開発するべく、整備基本計画を策定(2020年12月)しました。

 

賛否両論あり決定したわけではないので詳細は省きますし、

その後の進展は?ですが、「植物園は自然を楽しむ場所、静かで文化的な環境を」の声は、最低限くみ取って欲しいと願う次第です。