文化庁・府庁界隈の「まちかどミュージアム」の催しで、特に府庁の近場をスタンプラリーをしながら、5施設を午前中だけで廻る計画を立て、実行に移しました。

 

 

前稿(10/31配信)で、3施設の工房(京唐紙・香木・ろうけつ染め)を廻り、11時を過ぎたことをお伝えしましたが、本稿ではその後の2施設の様子を紹介します。

 

4. 中信美術館

 

羽田家のキモノ展が開催中でした。

羽田登喜男とその次男の、登の次女の登喜の3人の作品が展示されていました。

 

このパンフの表紙に載っているキモノは、左から登喜→登→登喜男の作品で、それぞれの代表作と思われます。

 

他にも館内には3人の作品が4~7着展示されていましたが、

私の好みで一着挙げるとすればこれです。

登喜男の「嵯峨野秋色」で、登も特に情緒的で大好きな一作とか。

 

羽田家のキモノ以外にも、祇園祭の蟷螂山の懸装品が展示されていました。

前懸から始まり水引など全ての懸装品は、羽田登喜男が手描き友禅で染めたとのこと。

 

ちなみに入館は無料で、カラーのパンフ(A4版、15頁)も頂けました。

 

5. 府庁旧本館

1904年に完成し、創建時の姿を留める官公庁建物としては日本最古で、重要文化財に指定されています。

 

中庭には桜が数本(これは「はるか桜」)植わっていて、中央には立派な「祇園しだれ桜」があります。

 

旧議場で、ここには案内の人がいて、スタンプも置いてありました。

 

これで5箇所のスタンプをゲットしたので、応募可です。

 

最後はお目当ての「salon de 1904」(この府庁旧本館内に7月オープンした老舗 前田珈琲のカフェ)でのランチですが、やはり人気で30分ほど待たされました。

 

府庁時代に使用されていたテーブルや椅子を配置し、赤いカーペットはそのまま活かしているそうです。

 

ホットサンドとブレンドコーヒー「龍之助」を頂きました(850円)。

 

以上で当初に計画した、午前中に5施設廻ってスタンプラリーを完遂する、という任務を全うすることができました。

 

その中身も、3箇所の工房に美術館、京都府庁旧本館、加えて旧本館に新たにオープンしたカフェと、バラエティーに富んだ観覧・体験ができて、満足感一杯でした。