大好き 印象の動物・鳥・昆虫」という企画展が開催されている京都・堂本印象美術館を訪れました。

 

 

企画展のパンフ

 

当然、展示作品の撮影は不可(手持ちのシャーペンも金属製だったためかNGで、簡易鉛筆を渡されました)なので、上図のパンフや当館HPに記載分から作品を紹介します。

 

乳の願い:白いコブ牛に祈りを捧げるインド(印象は行っていないが熱望していた)の女性を描く。

 

兎春野に遊ぶ:三菱財閥の岩崎小弥太の還暦祝いに描く。卯年生まれの還暦に因んで、5匹の兎×12干支=60歳とか。

 

小さな猫:今回の展示作品の中では最も晩年(1968年、77歳)の作品。

 

千鳥:3羽のうち、左下は丁寧で右は図案化、そして左上は色紙をコラージュして抽象的な表現を試みる。

 

夏日好在:主題のスイカの傍に、キリギリス(左下)やハナアブ(中央上の極小物)を描く。ちなみに、企画展パンフの右上の絵はこの赤丸部分をカットしたもの。

 

以上、この企画展のタイトルにある「動物・鳥・昆虫」の主な作品を、順に紹介しました。

 

多種多様な生き物の姿を丹念に描いた写生から、師である西山翠嶂やその師の竹内栖鳳を伺うことができる、とのこと。

 

 

展示会場までの玄関を入ったスペースは撮影可で、見応えのある内装だったため、思わずシャッターを切りました。

 

玄関を入って直ぐから中2階への様子で、右奥はミュージアムショップ

 

逆に、中2階から玄関への様子で、右壁面には当館の開館に合わせた印象自身の言葉(下図)も掲げられていました。

 

この堂本印象美術館は、きぬかけの路(金閣寺から龍安寺を経て仁和寺へと繋がる約2.5kmの観光道路)の中程に位置しており、65歳以上の方(要証明書)は無料で入館できます。

 

絵画を含めた美術に興味のある方には、是非お勧めしたいスポットです。