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→→前回からのつづきです。
ヒアルロン酸が吸収されるにつれて、鼻筋や鼻尖の美しいラインは徐々に消えていきますが、
ヒアルロン酸が溶けてドロドロと左右に広がり鼻が太くなるようなことはありません。
美しい涙袋は、徐々に元に戻っていきますが、
ヒアルロン酸は溶けてドロドロと下へと広がる訳ではありません。
では、なぜ時間経過とともに鼻や涙袋が太くなったと感じるのでしょう?
それは、ヒアルロン酸注入時に、
もうすでに太く注入されているのです。
誤った種類のヒアルロン酸を、
誤った深さに、
誤った量を、
誤った注入方法で注入されてしまっているからです。
涙袋が太くなってしまう理由
硬い支持組織と、厚い真皮により、非常に強い圧力のかかる鼻とは真逆で、
涙袋は、非常に薄く柔らかい皮膚と、弱い支持組織で構成されています。
涙袋へヒアルロン酸を大量に注入すると、
圧力により垂直方向へ皮膚は押し上げられ一時的に涙袋の美しい光のラインが出ますが、
同時に上下方向へもヒアルロン酸は広がっています。
特に重力の影響を強く受け下垂し太くなっています。
しかし、この涙袋の光のラインの美しさのあまり、
その時は涙袋が太くなっていることに気づかないのです。
ヒアルロン酸が馴染むと皮膚への圧力が弱まり光のラインは減弱し、
相対的に下垂した涙袋の太さだけが残ってしまうため、
これをヒアルロン酸が溶けて流れ、太くなったと感じてしまう訳です。
特に目元皮膚の薄い方は、ヒアルロン酸注入直後は満足していても、すぐに光のラインは消え、太くなり流れてしまったと感じやすいです。
しかし前述の様に、ヒアルロン酸は溶けて流れることはありません。
残存するヒアルロン酸の重みに耐えかねて、涙袋が重力により垂れ下がっているのです。
やはり涙袋ヒアルロン酸も微量注入が重要となります。
涙袋の太さの目安
ちなみに、涙袋形成の目安として私は、
目のサイズの1/3までの太さをおすすめします。
これ以上の大きさを作ると、かえって目が小さく感じる印象となります。
アクセサリーとして、目の大きさを強調してくれるのが、大体1/3のサイズ感となります。
また、加齢とともに目の開きは下垂します。
目の開きが小さくなれば、それに合わせて涙袋の太さも控えめにしなければ不自然な印象となってしまいます。
今の目のサイズに合わせた涙袋形成が大切なのです。
目の大きさ(開瞼幅)の1/3までの涙袋の太さをおすすめいたします。もちろん、ご希望の涙袋のサイズにも調整いたします。
ヒアルロン酸の注入量に依存して、涙袋は下方へ大きく下垂します。
最小量の注入で少量で理想的な涙袋を形成するためには、
お客様の理想の涙袋に合ったヒアルロン酸を選択することが重要です。
お客様の理想とされる涙袋は、
①プルプル、ウルウルとした涙袋
②細く高さのある、キリッとした涙袋
に大きく分かれます。
涙袋形成をデザインする際にはまず、
目の中央の膨らみ、
センタートップの高さが基本となります。
このセンタートップをしっかりと立ち上げることで、
まず、丸く大きな目の印象が際立つ、
美しい涙袋ができあがります。
この基本となるセンタートップから、
目尻にかけて涙袋を延長することで、
タレ目感が強調され、いわゆる癒し目とよばれる、
ウルっとかわいい印象になります。
また、目頭まで涙袋を延長することで、
ハイライトを引いたようなキラキラとした目元も人気です。
これだけの涙袋形成をしても、
使用するヒアルロン酸は両眼でも0.2〜0.4cc程度ですむのも、涙袋ヒアルロン酸の魅力です。
お客様のご要望に合わせて、理想的な涙袋ヒアルロン酸を施術させていただきます。
ヒアルロン酸による涙袋の質感の違い
①プルプル、ウルウルとした涙袋
①の涙袋は、ヒアルロン酸のふっくら感と吸水感を生かした涙袋で、目を丸く大きく魅せる、いかにもカワイイ目の印象となります。
当院ではスタイレージSを使用します。
このタイプのヒアルロン酸は、
架橋率の低い軟らかな印象で、
吸水性があることが特徴です。
軟らかく馴染むため、注入直後よりきれいに仕上がり満足度の高い涙袋形成となります。
さらに2〜3日で吸水し、さらにウルウルとしたハリが美しく出てきます。
このスタイレージSは、
他の目元用ヒアルロン酸と比較して、
吸水性はやや控えめで質感もしっかり目なのが特徴です。
このあたりの性質は、架橋率や架橋構造うんぬんといった理論的特徴というよりは、それぞれのヒアルロン酸にあるドクターの使用感というものが大切です。
しかし、このタイプのヒアルロン酸は、
どちらかというと涙袋の皮膚のしっかりした方に適応します。
下眼瞼皮膚は薄く脆弱な方には、
やはり軟らかなヒアルロン酸では少量でも下垂し太く涙袋の印象となる傾向があり、
また、架橋率の低い、吸水するタイプのヒアルロン酸は数日で少し膨らむため、
施術直後は理想的な涙袋でも、数日後には太過ぎて気に入らない、少し水っぽく透けるように感じる方もいらっしゃいます。
②細く高さのある、キリッとした涙袋
②の涙袋は、色々な理想的な形状の涙袋に合わせたヒアルロン酸注入となります。
スタイレージSと比較し、
より硬さのあるヒアルロン酸として、
当院では、レスチレンリド、ジュビダームビスタ・ボリフトを使用しています。
涙袋の細い幅と高さを維持できる適度な硬さと、
涙袋に注入してもコロコロとした違和感が出ない印象です。
特にボリフトは、
同じジュビダームビスタボルベラよりも涙袋がキリッと立ち上がり、
かつ硬いボリューマのようなコロコロ感・違和感が無くて、私はとても気に入って使用しています。
レスチレンリドも同様の質感で、
持続効果はレスチレンリドが約6ヶ月、
ボリフトが約1年といった印象ですが、
涙袋ヒアルロン酸は不足を感じたら少し足したり、
ご希望の涙袋のイメージに合わせて、
メイク感覚で手軽に追加することをおすすめしています。
涙袋ヒアルロン酸はメイク感覚で
当院の涙袋ヒアルロン酸注入は、麻酔クリーム塗布とマイクロニードルの使用により、非常に痛みの少ない治療となっております。
当院の涙袋と口唇ヒアルロン酸は、
他院でヒアルロン酸注入を受けられた経験のある方のほとんどが驚かれるほどの痛みの少なさで、
当院の自慢でもあります。
やはり、メイク感覚と謳う以上は、
痛みやリスクが最小限で、
ヒアルロン酸使用量・コストも最小限、
さらにお客様の思い通りのデザインに仕上げ、
またデザインを変えたい時や、
スッピンに戻したい時も気軽に消せること、
(当院で施術したヒアルロン酸につきましてはヒアルロニダーゼは無料です。)
これら全てが叶う必要があります。
当院のヒアルロン酸注入は、
全てお客様目線の安心・安全、
そしてメイク感覚の手軽さがモットーです。
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