乳房再建って 『乳腺を取る』 ところから始まっています。
まず、どうやって再建するかをイメージしながら組織を取らなきゃ
美しい乳房を再現できるはずがありません。
乳腺外科医が好きなだけ取って、形成外科医が苦労するっていう構図は
いつまでたっても変わらないようですね。
私は良くも悪くも、黙々(嘘)と細々?と、全工程を一人でやるもんだから
根治的成績も、そして整容的(見栄えの)結果も、すべてのご批判の矛先が私な訳です。
最近、ちょっと疲れてきた(汗)(笑)
やはり、兎に角、再発してもらったら困るので、がっつり取りたい気分にもなるけど
再建をさぼる訳にもいかず、常に板挟みです。
それと説明すべき内容が半端ない。
乳がん治療と再建治療、メリット&デメリット、費用、治療の順番、術後補助療法の有無などなど
もう、きりがないので、『Dr.松の乳房再建』 をまず読んできてってお願いしています。
なんか愚痴っぽくなってきた・・・
さてさて、今年最後のTE一次再建(乳癌手術と同時にTE再建)症例になります。
TEをどこに留置するかで、再建の全てが決まります。
ここが決まれば、インプラント再建など余裕余裕。
自画自賛だけど、いや~、完璧だね。
再建の締めくくりは、気持ちよく無難に終えることができました。
今年は雪が降らないので、元旦スキーはキャンセルになりそう。
みなさん、良いお年を!!!