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 この2月、パリ流行発信地、特にファッション業界人が多く出没するエティエンヌ・マルセル界隈になんと“ザ・ニッポンの居酒屋”がお目見えしました。


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 とはいっても赤提灯でクダ巻いていそうな酔っ払いオヤジ集団などはいなく、あるいはオペラ近辺の日本人街でよく見るような駐在員が故郷を懐かしんでたむろっているのでもなく
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若いカップルが箸を器用に使って小皿をつついて微笑みあったり、はたまた白髪のマダムとムッシューがカウンターで渋く盃を酌み交わす。映画のシーンのようにクールで洒落た空間になっております。


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 おつまみもプチ懐石風で美味。程なくレストランは満席になりました。和食とワインのマリアージュから始まり、日本酒もとうとうフランス国メジャーデビューなるか?


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 実情からいくと
日本酒の国内消費は、1970年をピークとしてひたすらに右下がりしています。唯一2011年だけがピクンと前年比プラスになりました。そうです、大震災です。
 大吟醸酒とか「ワインみたい」とか言われて喜ぶのではなくーちゃんとしたワインのほうがワインのおいしさがあり、かつ安い訳ですからー独自路線を築けるかどうかがポイントでしょうね。日本酒は基本“若酒”。熟成の味を知るフランス人のお茶の間にどう浸透していくか。生牡蠣など生で食す魚介類には、果実由来のアルコールより生臭さを消
してくれるでしょうし、日本の土壌由来の野菜や、塩気がある珍味にも日本酒はイケると思います。


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 入って右のギャラリー&ブティック(パソナ農援隊)には、日本人のわたくしも知らなかった高品質レアもの“ご当地調味料&食材”の数々が展示&販売されております。  (゚0゚)


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 これらを理解できる感性(舌)を持つ、和コンシャスなトップシェフ仕様と見ました。


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 もうじき日本ではお花見の季節ですね。神の一雫がどれだけ人生を芳醇にしてきたことか。
 今宵も美しき人生に乾杯♪ 
( ^^)/▽☆▽\(^^ )

 

LA MAISON DU SAKE
11 rue Tiquetonne
75002 Paris
Tel: 09 67 61 97 03

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ベルギーの国旗が、コンコルド広場の観覧車に点灯。

 昨年のパリに続いて、昨日ブリュッセルで大規模な同時テロが起き、多くの人たちが犠牲になりました。脅威がいよいよ日常を蚕食してきた感じがします。無闇矢鱈の理不尽な攻撃に、だれかれの差別なく晒されつつあります。

 もし、ちょっとした“エスプリ”で場の風に抗うとするなら、生きている上のごく些末な――下世話な、どうでもいい杞憂やうわさ話などのあれこれ――ことごとを馬耳東風に持続するということでしょうか。

 

 限りある命の時間と生身肉体が向き合っています。人が人たるをまっとうするために何をしなければならないか、また、何をやってはならないのかの境目を心の目で見据えねばなりません。強靭な精神であるための身体と己を鍛える哲学を保持していなければ、日常に侵入するテロから派生する不協 和音を踏み堪えられないかもしれません。


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 合縁奇縁か、わたくしはこの4月に『生涯男性現役・男のセンシュアルエイジング入門』を上梓します。拙著では、センシュアリティとは「知性ある官能」であり「エレガンスな野生」だと明示しました。


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わたくしは昨秋テロ後のパリに、センシュアリティの多くの微粒子を感じました。ぴりぴりした緊迫感に感電したかのように――小手先の魅惑術とかではない――市民たちが世の動乱をわが身で受け止めてエスプリを死守しようとする覚悟です。

怒りの感情をじっと抑制して有事に対処する理性、暴虐とその宿命を抱懐し超越しようとする哲理。これらの精神性こそがセンシュアルティの真髄ではないかと“五官”で感じたのです。

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 ドタバタ「住活」の続きです。売り手圧倒的有利市場のパリ不動産。何事も経験と個人契約サイトにトライ。まさかの初回の物件に一目惚れ。息子を使った熱烈&不器用アプローチにて、口約束まではなんとか取りつけたわたくし。


 1日も早く正式契約にこぎつけたかったのですが、書類一式装備と大家さんの海外出張で“Xディ”は週末の奇しくもバレンタインディに予定されました。このフランスで、日曜日、バレンタインディに契約なんてアリなのかしら!?一抹の不安を抱えつつ、さらに先に進めなくてはいけません。小切手を送ったので、すでに家賃は発生してしまってますし(要するにダブル払い)しかも自分の帰国日も翌週に迫ってきております。正式契約になれば、次回パリ戻りのわずか数日で引っ越しをしないと、出張の関係もあり、さらに家賃がダブルトリプル。。。

 

 日本出張による自分不在が1ヶ月近く、前後にのべ10日もないこの状態。パッキングはもちろん!引っ越し業者の選択、保険、電気、ガスの移動告知、郵便局に転送依頼、wifiの変更、銀行….これは引っ越しダイエットどころか、やつれそう。。。けれど、何を犠牲にしても、決行しか道はありません。息子に委託できるものは全て任せ、黙々と断捨離パッキングを遂行するわたくしでした。

 バレンタインディが近づいてきておりますが、海外に行ってしまったという大家さんからは連絡が途絶えがち。こちらは“今準備できるおおよそMAXの資料”をメイルで送ったので、“もしやもしやNGだったら、どうする??”連絡係りの息子もちょっと不安げです。“ダメだったら、今度はこの書類を次の物件アプローチで活かすだけの話しよ。気にしない。気にしない”と元気づけますが、はぁ、やっぱりだから仲人役、不動産屋の意味があるのかも、なんてつらつら考えちゃったりします。婚活で、素性年収等の個人情報を大量に送付した上に、ブライダルチェックの検査結果をも送って待つ女って感じ?(>Σ<)

 

 数日の長かったこと。ようやくバレンタインイブになって“OK。明日契約しましょうとの連絡がありました。これだけ“YESの返事を待ち焦がれたバレンタインがかつてあったでしょうか。当日、やはり大家をしている旧知の友人に立ち会ってもらって無事契約&ETAT DES LIEUX(現状確認)と相成りました。疲労困憊ではあるものの、夜はシャンパンで乾杯!


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 わたくしは今、新居におります。

 公共wifiで再び世界とつながってます。現在、わたくしのアイポンは指紋認証をしてくれません。肉体労働で爪も手も大荒れ状態で、指紋が消えまして、タイピングするにも痛いほどなのです。SNSSMS、携帯、メイルもろもろ返答不可御免の大義名分。引っ越し前後はあまりの多忙さに思考停止、頭を空にして黙々と身体を動かすのが快感でもあったのも確かです。この間に、今度4月に晴れて世にでる“生涯男性現役”&“生涯恋愛現役”のペア本の大事な大事な校了が確かにありました。(;¬_¬)

 ちなみに引っ越し業者ですが、丁寧迅速安心で定評がある日系数社に尋ねましたところ年度末の超多忙シーズンのために半年も前から予約があったりするそうであいにく不可能でしたし、そもそも企業基準なのでかなりお高く無理でした。年度始めが9月で、4月は移動に全く関係ないフランス系業者にしないとアカンということです。最終的にPAP のサイトに出ていたmovago にしました。迅速明瞭見積もり、頻繁な事前チェック、当日の時間厳守、フランス人とは思えない愛想の良さでテキパキ働いていただきました。オススメですわ。

 結局、交渉で大活躍した三男は力尽きたのか、引っ越し当日まで全てのパッキング&不要の家具破棄が完了せず、その後もサンジェルマンの旧居引き渡しまでの2日間、、、こまごましたものを左岸から右岸へ、文字通り右往左往して運んでおりました。( ̄ ̄ー ̄ ̄)


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 ガラーーンとした旧居、家具がないと音響が素晴らしく、ここを見つけた時分を思い出したりしまして、なんとなくノスタルジィ気分でした。息子達もまだ小中学くらいだったかしら。日に何度も聴くことができるあの鐘の輪唱、全身の細胞が震えるなんとも言えない心地よさ。鐘の鳴る街(金は成らなかったにせよ)、そこに惚れてこの物件を決めたんだっけ。おかげでパリ左岸のカルチャーを身に染み込ませることができ、あのパリマダ が完成したようなものです。ありがとう、サンジェルマン!


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 そんな訳で、この春、左岸から右岸の河向こうへ。聖母マリア(ノートルダム)からマグダラのマリア(マドレーヌ)のお膝元へ移動します。センシュアルのネタを拾う旅は続きます。

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旧仮名遣いがリリック

 

 運命の出逢いはいつ訪れるかもしれません。だからいつも勝負下着、、、いえいえ臨戦状態でないといけないのですわ。

 果たして、太宰治が療養していたという『旅館たにがわ』併設のミニギャラリーにて、わたくしは出逢ってしまったのです。『愛と美について』という古書をペラペラとめくっていましたその時に。


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『旅館たにがわ』のダムカレー

 

「女ひとりの仕合せのために、男の人を利用するなんて、もったいないわ。女だって、弱いけれど、男は、もっと弱いのよ。やっとのところで踏みとどまって、どうにか努力をつづけているのよ。あたしには、そう思われて仕方がない。そんなところに、女のひとが、どさんと重いからだを寄りかからせたら、どんな男の人だって、当惑するわ。気の毒よ。

 

だけど、いいかい、真実というものは、心で思っているだけでは、どんなに深く思っていたって、どんなに固い覚悟を持っていたって、ただ、それだけでは、虚偽だ。いんちきだ。胸を割ってみせたいくらい、まっとうな愛情持っていたって、ただ、それだけで、だまっていたんじゃ、それは傲慢だ、いい気なもんだ、ひとりよがりだ。真実は、行為だ。愛情も、行為だ。表現のない真実なんて、ありゃしない。愛情は胸のうち、言葉以前、というのは、あれも結局、修辞じゃないか。だまっていたんじゃ、わからない、そう突放されても、それは、仕方のないことなんだ。真理は感ずるものじゃない。真理は、表現するものだ。時間をかけて、努力して、創りあげるものだ。愛情だって同じ ことだ。自身のしらじらしさや虚無を堪えて、やさしい挨拶送るところに、あやまりない愛情が在る。愛は、最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思っては、いけない。

(原文は旧仮名遣い。火の鳥の章より)



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混浴露天風呂で有名な宝川温泉の風情ある景観

 

 太宰治はその生き様死に様があまりにエキセントリックで、わたくしにとってはちょっと敬遠気味の作家でした。代表作の人間失格は恋愛を貶めているようにさえ思います。しかし、ここは恋愛至上主義そのもの。

女の自立と自律は、愛することを言葉にできます。男も女も愛の真実にふれたら、言葉となり、行為となります。愛の機微に通じていることがわかります。だから、途方もなくモテたというのがうなづけます。

 

 太宰治が現代のフランスに生きていれば、自殺などせずにすんだのかもしれません。恋愛遍歴なんでもありなのですから、クヨクヨ悩むことなく人生を謳歌できたに違いありません。――逆に、社会の軋轢との間で思い悩むことから生じる珠玉のような作品は生まれなかったかもしれません。制約の多い時代だからこその反逆精神、斜陽族のダダイズムに通じるタナトス、だからこそエロスも感じられるのです。なんというイロニック!


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旅のお供には、まかないコスメのハンドクリーム、キティバージョン

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先月末に降って湧いた「
大家の息子がそこのアパルトマンに住みたいというので、6月までに退去してほしい」という引っ越し通告。部屋はボロボロで、しょっちゅう水回りが故障し、その割に高く、決して住み心地がいいわけではなかったので、いつかは別の場所へ、と思っていたのは間違いないのですが、期限を切られるとそれはそれで辛い。何よりパリ文化の発祥の地である左岸のカルチェラタンには大変愛着はあります。ふぅむ。

 

山手線内くらいの広さしかないパリは19世紀や20世紀半ばに建てられた石造りのアパルトマンが主流で、中には歴史的建造物に指定されているものも。古い外観や水漏れなどメンテナンスが多いのが難点ですが、懐古的でなんとも風情があるので人気なのです。特に中心部は慢性的な住宅難で有名なパリの物件探し。アラブの富豪など一部の富裕層を除き、地元民も四苦八苦、条件の悪い外国人労働者ならひとしお。賃貸物件は空きなく稼動し、優良物件は口コミ、あるいは募集してすぐにかっさらわれると言われます。

探し方は定番である地元と日系不動産、フリーペーパーや掲示板、そして知り合いの口コミなど。全方位で開始しましたが帯に短し襷に長しでなかなか見つかりません。そんな時に息子が一言。“ネットでも探せるよ”はっ。そうね。一番便利なのを忘れていたわ。

 

利用したのはフランス最大手であるPAP
www.pap.fr )という大家さん直接交渉用サイトです。でも、便利というのは、皆も同じことを考えるので倍率が高いということでもあります。また不動産仲介料には互いの身元の確認なども含まれているでしょうから、そういう意味でリスキーな部分も多々。とはいえ、個人契約とは非常にフランス的でもあります。以前見たTVのドキュメンタリー番組の1シーンが蘇りました。朝募集かけると、いきなり多数の希望者。内覧は時に複数グループで。ここぞの物件では、その場で小切手を切る思い切りの良さが必要。とにかく優良人気物件では募集初日の夜までに入居者がほぼ決まってしまうと。入居希望者側では、まず大家とコンタクトとるのが至難の技。何とか見学できても30件以上交渉して未だ決まらない人もたくさんいるとか。


“ダメ元。とにかくトライ!内覧だけでもできればラッキー。それも今後のためになるでしょう。何事も経験だわ。”地区、予算、広さ、エレベーターの有無など条件を絞り、8つ程チョイスしてメイルでアプローチしてみました。翌日までに4つの大家さんから返事が来まして、そのうち2つは、すでに有り余る候補者がいるため申し訳ございませんと、丁寧にお断りされました。残る2つは見学OKではありましたので第一関門突破です。

一つ目の物件はパリのド中心にあります。交渉役の息子のヒゲを剃らせ、身なりを出来る限り整え、特に靴の輝きには気をつけ、いざ出陣。そして指定された住所にたどり着くと….


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久々のこの熱い気持ちはナニ!?なんとわたくしも息子も一目惚れしてしまったのです。大家さんではありません、その門を開けてはじめに目に入った共同玄関の雰囲気に。おまけに部屋の明るさや大きさといい、申し分ありません。ここは争奪戦が激しそうだということはすぐに理解できます。お父様が不動産をしていて、ここは持ち家の一つという大家さんから、朝からすでに4人見学に来ていると聞き出しました。(そしてわたくしたちの後にも
….

まさか初回でいきなり理想に出逢うとは思っていなかったので、収入証明どころか身分証明も何も、手ぶらで来てしまったわたくし。ちなみに一般的に提示する書類というのは以下のものです。パスポートや滞在許可証など身分証明、収入証明、納税証明、現時点の居住地のガス、電話代支払い書、家賃1年分凍結の銀行保証、保証人なら家賃の3倍の収入証明など。

 

まずは誠実でキレイ好きな日本人のアピールをし、パリの中心に15年以上住んでいる、銀行証明は以前していたので問題がない、引っ越しは出張の関係で1ヶ月以上先になるが、その間の家賃も払うつもり等、熱意を持って話しましたが、“書類がないので何とも言えません。とにかく全て揃った時点でメイルしてください”とだけしか言われませんでした。そりゃそうだ。
息子は“僕はヒゲを剃ったのに、ママは何にも準備してこなかった。どうしてぇ。”“まだ間に合うかも。やるだけのことはやるわ。あなたには(よい社会勉強になるから)交渉の窓口、頼んだわよ!”マレ地区にある2件目も見学しましたが、最初の物件の良さが際立つ結果に。。。とにかく本気出してしばらく頑張ることにしました。

 

大家さんの言いつけを遵守して書類が全部揃うまで待っていたら一週間もかかってしまい、その間に他のフランス人に取られてしまうのは火を見るよりも明らか。まずは直近で延期可能な用事を全てキャンセルし準備開始しました。口座の送金証明、残高証明、配偶者の収入証明(翻訳)も頼む。手元にある日本語の書類もまずはフラ語を手書きで書き足して送る。1か月半はかかるという保証を銀行に数日でなんとかならないか交渉しに行く。一番避けたくはあるけれど在仏の保証人探しも念頭に入れる。あっ。その前に家賃の前払いを交渉かな。とにかく息子には、熱意を持って連絡を取り続けるように言い渡しました。

 

2日目の夜のことです。息子が顔を上気させて報告に来ました。“大家さんから連絡入った!熱心で真面目そうな貴方に決めたって。早速ですが小切手を送ってくださいって。うまく進んだらこの週末に契約の予定だって。”

やったーーー!息子と小躍りです。とはいえ“うまく進んで”最終的にサインするまではまだ何があるかわかりません。口約束は何の意味もなさないのがフランス式契約社会。そして小切手は送るけど、それはそれで大丈夫でしょうねぇ。巧妙な詐欺だったりしたら。。。


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暇があると脳は悪い方向に考えがちになるので、悲観的思考停止のためにも淡々、黙々と断捨離&荷造りを決行しました。“今までなんとかなったのだから、今回もきっと大丈夫だわ”と自分に言い聞かせ。

 

……一時帰国も迫り超多忙な毎日を送りつつ、はたと気がつきました。

パリの部屋探しは日本的婚活に似ているかも~。タイミングが全て、相性大事、条件に優先順位をつける、チャンスをものにするため自己アピールをする、時に重なる乗り換え期間(家賃二重払い)、そして年収をあかさなくてはいけないこと含め!? 

さて、わたくしたちの「住活」は果たしてうまくいくのかしら。

 

つづく……

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過日、丸の内の
ABCクッキングスタジオにて、人生初のキャリア系講演、“パリマダに学ぶ自立の法則”のトークショーをさせて頂きました。

 

トークのお相手は、女性の起業支援サービスOUVER 主宰で焼き菓子のお店COMME PARIS の代表、岩井紅都さま。パリに住んでいらっしゃったことがあるというので、パリマダ事情にはきっと共感していただけるはず~。目論見通り、フランス女性の自立と自律の幸せレシピを共有し、大変に楽しい時間を過ごさせていただきました。


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向上心に溢れる女性たちがいらっしゃるせっかくの場でしたので、現在執筆中の、フランス的人生哲学のキーワード“センシュアル”についても少し触れさせていただきました。セクシュアルとは似て非なるもの。このセンシュアルを意識して生活する事で、プライベートでもビジネスでも幸せが約束されるのです。詳細は4月に新刊で。(*^^*)

 

またフリートークの時間では、会場からこんな質問が出ました。

 

『愛することって、どういう事ですか?』 ( ゚ ρ ゚ )


さて、貴方でしたら、なんと答えます?


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向かって左が岩井紅都さま。右がアシスト役をして頂いた静雲堂の中込知野さま。心からの感謝を込めて……

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先日、もうじき高校を卒業するお嬢様たちに、


基本的な皮膚の構造、

ニキビの原因と予防法、

紫外線のプチ知識、

氾濫する健康美容情報の中で医学的に誤りの代表例、

正しい美容情報の見極め方

———について講演させていただきました。

〆にコスメ検定模擬問題 の中から若向きのテーマに絞り、解説いたしました。


これから続く、長いお化粧生活を間近に控えた18歳の今、スキンケアの本質を知ることで、より美しくなっていただくために。

 

また今回は初の試みとして、冒頭で“パリジェンヌのライフスタイル❤︎”についても触れさせていただきました。世はいまだパリブーム。でもちょっと待って。そのまま猿マネする意味はあるのかしら? 

とってつけるのではなく、消化して同化して適応させなくてはいけません。日本の美徳、和の美しい作法にむしろパリジェンヌやパリジャンは憧れている部分も多いのですよ、そんなお話しです。


すっぴんで瞳がキラキラ輝いて、礼儀正しく可愛らしい娘さんたち。未来はきっと明るい。わたくし、とても幸せな気持ちになりました。

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アンチエイジングの大家である塩谷信幸先生 から、男性医学のパイオニアであり権威、そして医学界のくまモンこと熊本悦明先生 をご紹介されてはや半年。男性更年期(60歳未満)とその後におとずれる熟年期(命名熊本先生)の違いとその対処の仕方、モーニングエレクションなど男性の生理から
ED問題、ホルモンを利用した恋愛のきっかけ作りから浮気防止まで。クリニックの診察室のみならずホテルのラウンジやカフェなどよくお声が周囲に響く場所でも()、、、たくさんお勉強させて頂きました。

 

朗報です!

そんな熊本先生がこの3月、60年に渡る男性医学研究の集大成と未来を幻冬舎からご出版なさるようです。特に殿方にとって、大変に有益な情報はまた追ってお知らせしますね。


なんたって今日は聖なるバレンタイン♥ですので、まずは殿方の気分が上がる!?画像をプレゼント。


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うきゃーー。なんと大胆ネイキッド!

 

こちら只今絶賛発売中の美容専門誌「クレアボー」の表紙となります。興味深いコンテンツ目白押しの中、マナティの連載“パリ美容コレクション、略してパリコレ”の今回のテーマは“パリマダの美容整形事情の実態”です。

後述の女子SPAでちらりとご発言なさっているドクター・クロードこと、オハナ先生・突撃インタビューの全文を掲載しましたので、ご興味あるお方は是非。

 

クレアボー→


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そして大人の女、R45世代の淑女の皆様の気が上がる表題のテーマで〆(シメ)

 

女子SPA

 

ではみなさま、ハッピーバレンタイン




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ジョン・コリア(ラファエル前派)

 

もうすぐ、バレンタインデー。今回は日本で定番のチョコレートにまつわるセンシュアルなお話を。

 

ベルギーの高級チョコレートGODIVAの名前の由来は人口に膾炙されていますが、ブランドの栞には、美しい貴婦人の勇気を讃えたものとして、次のように記しています。

 

ゴディバの名は、11世紀の英国の伯爵夫人である美しいレディ・ゴディバに由来します。シンボルマークである、馬に跨った裸婦こそが、重税を課そうとする夫を戒め、自らを犠牲とした誇り高い彼女の姿です。領民への課税の免除と引き換えに、彼女の夫の言うとおり、一糸纏わぬ姿のまま馬で町を駆け廻り、領民を救ったのです。

 

ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻のガブリエルは、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠しました。

コベントリーの領主レオフリック伯爵と美貌の妻レディ・ゴディバ。信心深かった伯爵は宗教的情熱に駆られて次々に活動を拡大し、それに伴って領民に過酷な重税を課していきます。見るに見かねた妻は、夫に再三税の引き下げを訴えるのですが、夫は聞く耳をもちません。それでも執拗に嘆願を繰り返すと、憤慨した夫は「よぉし、そこまで言うのなら、お前が全裸となって馬に跨り、コベントリーの町中を走り回ったのなら、その願いを聞き容れようぞ」と言い放ったのです。


翌朝、妻は夫の言うがまま、一糸纏わぬ姿で馬に跨り町を駆け廻りました。領民たちはその勇気ある行動に敬意を表して、彼女の姿を見ないように窓を閉ざし、伯爵は自らの非を認め税は引き下げられたといわれます。

 

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レディ・ゴディバが白馬に跨っている図はなんともセンシュアルです。彼女は「国を傾ける」どころか、国が壊れることを防ぎ、建て治したのではありませんか?

美人の代名詞は、むしろ「治世」(知性!)となってもいいくらいですわ!