今まで国内産小麦を使っていましたが、今日から輸入小麦パンにかわりました。
今日の焼き上がり
やっぱり国産の小麦と全然違う
膨らみがまず違います。
丸太の様にプックリと、中身はフンワリ。
また小麦自体の旨みが強いです。
更に言うなら見た目と持った感じが軽く、ドシッとした感がありません。
そしてカッターの通りがスムース、焼き上がり直ぐにでも通りが良く、綺麗に切れます。
チョット久々で嬉しくなっちゃいました。
クープは依然崩れていますが・・・これでいいの・・・美味しいければ。
向こう側の小ぶりな方はぶどうパンです。
以上のコメントは菌坊方式、菌坊味蕾で焼いて、感じたところであり皆さんに通用するものではないかも知れません。
ただやはり国内産はグルテンが少な目と言われていることも確かです。
ベーカリー屋さん曰く、グルテンはパンの骨格となるからこそふっくら、柔らかいパンが可能になります。国内産小麦はグルテン、タンパクが少なくその点に於いて劣ると。国内小麦は強力粉と薄力粉の中間レベルであると。それでも多くのベーカリーでは地産地消の考えから、何とか国産小麦で出来ないかと、添加剤(酵素)を加えたり、グルテンを加えたりもして、・・・輸入小麦にたいして味は変わること、それは問題視せず・・・れれれ・・・もし国産が美味しければ国産がおいしいと記すでしよう。その辺り明確にせず、口を濁すということは、暗に国産小麦は美味しくないと言っておられるのとおなじこと。ベーカリーでは国産小麦や天然酵母という看板を立てれば、それだけでも客足が増えるものですからね。さらに代弁すれば、国産小麦は骨格となるグルテンが少ないので、ふっくらとした膨らみ少し落ち、同時に柔らかさも若干劣ります。と言うことで菌坊が思っているそのままでした。国産小麦を利用されている方には、スミマセンが。
別のベーカリーでは輸入小麦に匹敵するタンパク質含有量の国産小麦は北海道産の「はるゆたか」しかないと言い切っています。小麦風味が凄く良いと。ネットで調べたら、はるゆたかは倍以上の価格がします。某番組ではるゆたかで作った餃子の皮は小麦風味豊かでとても美味しいということらしかったです。当然ですよね。蛋白質含有が多ければ、グルタミン酸も多くなり、小麦風味と言うものでなく、単に風味豊かな小麦となる訳です。
即ち以前から言っている2等級、3等級の小麦が美味しいという裏付けにもなると思います。
菌坊ははるゆたかには手が出ませんが、単なる国産小麦より安い輸入小麦の方が、栄養素も多く美味しいのは当たり前。これは砂糖もマーガリン、バター、など加えない、塩とイーストだけで焼くフランスパンで味比較していただければ菌坊の言う輸入小麦の方が美味しいということが、認識出来るでしょう。
菌坊との相性かしらね。
それでやっぱり菌坊の要求する高タンパク、高含硫アミノ酸に合致するのは、輸入小麦でしかないという結論に至ります。
皆さんはパンは糖質食材だけとしか思っていませんか、立派な蛋白質食材でもあるのです。
七訂成分表より
小麦、フランスパンのタンパク含有量は和牛バラ肉に近い含有量です。白ごはん値が低いのはやはり水分が多いこともあります。
パンは糖質も高いですが、同時に脂質は少なく、蛋白質も多く摂取できるコスパに優れた素晴らしい食材ともいえるという見方も出来ます。パン食すなわちグルテンリッチを勧める菌坊の原点はこの辺りにもあります。
但し市販のパンではありません。輸入小麦強力粉のみの自家焼きフランスパンが必須です。
菌坊が良く焼いて食べるちぢみも輸入小麦強力粉100%ですから、蛋白質は牛肉バラに比べ劣るほどでもないということが伺えます。