2016年に誕生以降、

夢中になってずっと取り組んできた「事業構想 八の字」は

 

その後、

理論で武装し、

ケースを積み上げ、

確実に洗練化してきました。

 

が、しかし、、いまだ完成しない。

 

もしかして、

これって、永遠に完遂しないということなのかな?

次元も世界もまったく違うけど、感覚的には「サグラダファミリア」みたい驚き

 

自らの主戦場を「事業開発」にシフトしたのが2011年。

そこから5年の月日を経て、2016年に「八の字」が誕生しました。

 

そして、それから現在まで8年の月日です。

正味、13年間の攻防ですか。。

 

長いのか、短いのかよくわかりませんが、

29年間のキャリアのなかで、13年も心血注いでるんだから、よくまあ、こんなにしつこく続いてるもんだと自分でも呆れます(笑)きっと、それくらい夢中になるほど、この分野が大好きなんだと思います(^^)

 

八の字誕生後

8年が経過したわけですが

この1年間の局面変化は、目を見張るほど強烈でした。自分でもほんとびっくりしてます。


バズーカ級は

全3発だと思います

 

 

(バズーカ1)

マクロ経済の経済循環の考え方の出会いは、

マネタイズシナリオの組み立て方を一変させました。

とてつもない激変っぷりだったと思います。

 

「モノからコトへ(from モノ, to コト)」ではなく、「モノを売り続けるためのコト(コト for モノ)」という着想の獲得は、製造業の高付加価値化にきわめて大きく寄与すると思ってます。

 

 

(バズーカ2)

IIRC統合フレームワークとの出会い、

これもとんでもない転機になりました。

 

つい先日のブログでも書きましたが

「顧客関係性レベルのレベル7、すなわち、顧客からパートナーとして選ばれ続ける最強の姿とは、顧客の経営資本増大に資する存在だ」というトピックセンテンスをもたらしました。

 

これにより、CXストーリーの組み立ても変わりました。これまでのCXストーリーは、顧客との対話に用いるツールであり、その使用目的は、「ニーズ仮説の需要性検証」でした。

 

が、企業活動のインプットは「6つの経営資本」であり、アウトプットは「増大された6つの経営資源」である。「企業価値向上とは、経営資源を持続的に増大させることである」というIIRCの主張は、ストーリー・テリングする相手は、顧客にとどまらず、ステークホルダー全般に拡張されるべき。「獲得すべきは、将来の業績に対する信頼」であり、「提示すべきは、未来を拓く道筋」であるという、今日的なステークホルダー・エンゲージメントを高めるための価値創造ストーリーの語り方に昇華しようとしています。

 

企業の社外取締役として経営をモニタリングするときには、ぜひ、組織内外に示すべき価値創造ストーリーを指南することにチャレンジしたい。

 

 

(バズーカ3)

最後のバズーカ砲は、

昨年6月23日の某研究会でのやり取りがきっかけになった「プロセス三層構造」です。これまで「活動システム」と呼んでいた図面と、その次のステップで登場する「QA体系図」の関係が、理論的に強化されたと思っています。

 

ひと口に組織プロセスといっても

戦略要素レベルのプロセス、

機能連携レベルのプロセス、

業務遂行レベルのプロセスという3つが、層構造で繋がっている。

 

活動システムは、

戦略要素レベルのプロセスに相当。

QA体系図は、

機能連携レベルのプロセスに相当。

 

戦略要素レベルのプロセスに無頓着な「機能連携レベルのプロセス、および、業務遂行レベルのプロセスの強化」は、そりゃ単なる改善活動。このさきも現行パラダイムが存続するという前提ならば、意味はある。いまの仕事のやり方を、効率化することは、意味がある。

 

しかし、

競争パラダイムが一変したら

それまで積み上げてきた持続的改善は無意味になりかねない。

ブルーオーシャン戦略の著者の一人、Kim氏のこの主張が意味することは、「戦略要素レベルのプロセスなくして、企業の持続的競争優位は存在しない」と言っているのと同義だと思う。

 

戦略要素レベルのプロセスがあってはじめて

機能連携レベルのプロセスに意味がある。

 

昨年、

某事案は、戦略要素レベルのプロセスを描くに至りました。

これに基づき、中計が組み立てられ、実行段階に入りました。

 

そして今年、

同事案は、機能連携レベルのプロセスへの落とし込みがなされようとしています。すなわち、「しくみづくり」です。

 

めちゃめちゃ興奮しています。

今年度の取り組みの中で、最高レベルの優先順位のお題です。

 

今週、非常に有意義な議論があり、

今日も録音を聞き直しながら、あれこれ考えてました。


この投稿はもともと

それについて書こうとしたものです。

今日考えていたことを書くつもりで書き始めたのですが、

 

いきなり書くと

ここ最近の「各論過ぎて、所見の人にはなにがなにやらわからない」という話を繰り返すと思ったので、わけわからなさ加減をすこしでも緩和したくて、前置きをさきに投稿することにしました。

 

そしたら

気がつけば、、


なんとも長~~い前置きになってしまいました煽り

 

 

<追記>

最近を振り返ってみますと・・・

一日一日を大切に過ごせていると思います。

うん、ほんとそう思う。

 

なんせ

隣に死神が座っているかのような感覚に襲われている毎日なので、

 

「明日、死の宣告を受けたとしても決して後悔しないように」という強い気持ちをもつことができているのかな。そうだとしたら、とても嬉しいです