そりゃもちろん、
「きっと彼らならできるようになると思えるから」が一番の理由ですが、
もう一つ、あります。
私自身の研究者魂として
彼らと探求してみたいことがあるんです。
それは、
「組織的に、事業構想 八の字をブン回せるようになるために、組織はどのような力量を持ち合わせているべきか?」という問いです。
たとえば、
事業構想 八の字の左回りでは、
マネタイズシナリオを描けるようになることが鍵を握ります。しかし、単品モノ売り志向が強いと、思うように描けません。
たとえば、
事業構想 八の字の右回りでは、
戦略要素レベルのプロセス(旧.活動システム)を構築できるようになることが極めて重要です。しかし、部門担当者意識があまりに強く、視座が低いと、イチャモンリストが特定部門にまつわる狭い言及しかできません。
このように
ツールを渡しても
使いこなせないのです。
逆の言い方をすると、
趣旨に沿ってツールを使いこなせるようになるためには、それに見合う力量を持ち合わせていなければならない。力量がなければ、宝の持ち腐れ。
では、
組織にどのような力量が必要か?
その問いは
「事業創造人財が具備すべき要件」と言い換えることもできます。
これを定義したい。
ぜひ、要件定義したいんです。
それができれば
メンバー各人が、自らのキャリア形成上、何を身につければ良いかの目標設定に資すると思うんです。
いまはまだ
右回りどころか、
左回りもできているとはいえません。
率直にいって、いま卒業されたら、志半ばで頓挫でしかない。ここまでほんとにいい取組みができているので、みんなにはぜひ右回りまで完遂してほしい。そして、ご自分のその経験を、自らのキャリア形成に、そして、後進の道しるべづくりに力を貸してほしい。
なにより、
私自身が彼らと一緒に取り組むのを毎回ほんとに楽しみにしてます。
ぜひ
大きくて綺麗な花を咲かせましょう。
僕らなら、きっとそれができると思う。