振り返りは年内に済ませたかったのですが、今年の抱負を定めようとしたら「なんで昨年は一日一日を大切にできなかったんだろう?」と不思議に思う気持ちがものすごく強くなってきてしまい、今日はあらためて昨年のブログ投稿を読み返していました。
で、思ったことは・・・
大切にしていなかっただなんて、とんでもない
そっか、なるほど。
2022年は終盤に事態が急暗転したんだった。直近がそんなだったから、昨年全体の印象に影響してしまったということなのかな。んー、でも、、それはそれで問題です。親近効果のバイアスの影響をいちいち受けてる場合じゃないのに。
以下、「物事に向き合う自分の姿勢」に言及している投稿を抜粋してみました。年の始めから9月末まで、ブレなく明確な姿勢を貫いていることがわかります。
10月は、えーっと、、、一見すると鳴りを潜めたかのように見えなくもないですが、それは気のせい。直接的な記述が少なくなったのは・・・えーっと、、、オリックスが原因です。オリックスの奇跡的な躍進にビックリしすぎて、オリックスのことばっかり書いてしまいました。
年明けから11月初めまでは、
申し分ないほど一貫した姿勢で
日々を大切に過ごしたことがわかります。
それは「11月以降は大切にしなくなった」という意味ではないのですが、11月に失速と暗転が発生し、そこへさらに輪をかけて12月にトドメが刺さります。それまでの順風からはまったく想像できないほどの大失速と急暗転。事態好転の兆しすら見えぬまま、すっかり意気消沈した状態で2022年が終わってしまいました。
それだからなおのこと、
師走のシンポジウム講演でいただいた感想コメントを泣きながら抱きしめていたのだと思います。
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01月20日 14:51
『着実に、良い方へ向かってる\(^o^)/』
最近、血液検査の結果が良い傾向です。基準範囲を下回ってはいますが、血小板も赤血球も上昇基調。次の検査は明日ですが、もしかしたら初めての輸血無しになるのかも\(^o^)/
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03月01日 07:52
『「今日もよかった」と思える毎日を送りたい』
たくさんじゃなくていい。
一つでいい。
それは、ちっぽけでも構わない。
一日を振り返った時、「よかった」と思えることを大切にしたいです。苦しい毎日を過ごしていたから、こうして一日また一日を過ごすことができている今を、決して流すようなことはしたくない。
「よかった」と思えることが一日にひとつでもあれば、
日々は
とても素敵だと思う。
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3月12日 22:38
『事態、好転。これは神様がくれたご褒美。』
今晩はかなり湿っぽい投稿になってしまいますがお許しください。
遺伝子レベルの完全寛解。
このことが判明してから、事態が好転しているような気がします。
「一日、また一日を迎えることができる喜び」
ほんとうにありがたいことだと思っています。目が覚めて、外を見て、明るくなった景色を見る時、なんとも形容しがたい幸せな気持ちになります。とても嬉しい。
いまの完全寛解という状態が、いつまでも持つとは限らないため、主治医の先生からは「つぎは5年後が審判の時」「それも突破できれば、また一段と安心してよい」と言われてます。
日々を大事にします。
そして、体を大事にします。
この投稿、タイトルに「頑張って乗り越えたことに、神様がくれたご褒美」と書きましたが、機会を与えようとしてくださったのは、神様ではなくて、実在する方々です。そして、乗り越えることができたのは、私の自力ではなく、これまでも私の人生に影響を与えてくださった方々があの手この手で励ましてくださったからです。当の本人は、お恥ずかしいことに泣いてばかりで、頑張ってたわけではないです。。励ましていただいてなんとか乗り越えることができた。そして、「さあ、思う存分やってみろ」と活動の機会をいただいた。
力いっぱい生きたいと思います。
期待に応えたい。期待という言葉は、「応える」と「裏切る」が表裏一体。応えることがどれだけ大変なことか、さらに、期待に応え続けることが更に輪をかけて大変なことはわかっているつもりです。
それでも
応えられるかどうか以前に
応えるために一所懸命やりたい。
その結果、期待にお応えできなかった場合はお詫びするしかないのですが、お詫びする或いは「よくやった」と褒めていただくかどちらが判明するまでのプロセスをとにかく一所懸命やりたい。それは、「意思をもって生きたい」ということなんだろうと思います。
「結果」というより
結果に至る「プロセス」にこだわって生きていきたいと思います。
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03月16日 23:12
『KPIマネジメントの実践の場、ついに現る!』
KPIマネジメントを実践する場がついに現れました\(^o^)/このテーマは私の念願でした。本件に私の資源を最大投下したいと思います 本件の主眼は、とにかく実践。過剰な理論化(理屈づくり)はひとまず小休止。これをやりすぎると、不毛な「理論かぶれ状態」に陥ってしまう。それより、早く試す!実践しながら、理論化!高速PDCA!きゃー
理想的だー\(^o^)/
正式には2022年度に入ってからの取組みなのですが、すでに具体的な進め方の議論に入りました。とーっても楽しみです活動システム、サービス・デリバリ・プロセス(コト品質保証体系)、そして方針管理。三者の結びつきを理屈づけする絶好のチャンス
ぜひ、一定以上の知見導出に帰結させていきたいと思います
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03月19日 15:15
『反転攻勢。あの日を決して忘れない。』
苦しい時に助けてもらった記憶は忘れません。このさきずっと、一生忘れないと思います。
2011年2月10日と翌11日は、
反転攻勢の源になりました。
どちらか一方でもすごいことなのに、2日がかりだったのでそれはもうほんとにものすごく強い力になりました。
2011年1月5日、
半年以上にわたる化学療法が終わり、退院しました。これでやっと、元の生活に戻れると思っていました。
しかし、
1月13日の検査で、まさかの再発発覚。
死が差し迫ったと覚悟しました。
2011年2月11日、
絶望に瀕していたところへ
某プロジェクトのリーダーが「話をしませんか?」と声をかけてくださいました。
久しぶりに先方を訪ね、
リーダーに近況報告しました。
「半年間にわたる化学療法が終わったばかりなのに、先日、再発していることがわかりました。やっと活動再開できると思っていたのに。。」と口にしたら、悲しくて悲しくて涙が止まらなくなりました。
その間、リーダーは静かに
私が落ち着くのを待ってくださっていたと思います。
そして、
私がようやく落ち着きを取り戻すと、
リーダーが私に出して見せてくださったものは、来年度の契約書でした。
それは、
「我々はあなたを決して見捨てない」という意思表示に映りました。契約書を目にした時、別の意味で涙が止まらなくなってしまいました。
例年、契約書はこのタイミングではありません。そして、事務局は私の発覚をすでに知っています。あのタイミングでわざわざ次年度の契約書を示してくださった意味は、「負けるんじゃない!」という激励以外のなにものでもなかったのではないか。そんな気がしてならないのです。
悲しさと嬉しさが激しく入り混じったあれだけ複雑な心境はなかなか経験したことがありません。
ここで死んでたまるか!
その思いを強烈にした一日になりました。
翌日、
別のプロジェクトのリーダーから、同氏が行きつけのお店にご招待いただきました。このお店は過去にも一度連れて行っていただいたことがあり、私も大好きなお店です。
ひとしきり楽しく歓談し、
場は終盤へ。
同氏とは、
「我が国製造業にこれからの時代の生きる道を示す」という共通ビジョンのもとで、コト価値創造の型化に挑んでます。私が生涯をかけて達成したいことといって過言ではありません。
すごい勢いで知見を積んでまいりましたが、しかし、それでもまだ道半ば。そこへ再発。「生涯かけて本件に臨む」と意気込んでいたわけですから、どれだけの絶望感だったかわかりません。
和気藹々とした歓談の場でしたが
終盤に入るとリーダーは真顔に。
そして、
「期日」の話になりました。
本件の成果を
いつ、対外的に情報発信するか。
あの時点では
完成までまだまだ道のりがある印象でした。完成した時、私はもういない。そういう諦めの気持ちになり始めていました。だから、それを察知した同氏は、期日にこだわってくださったんだと思います。
直近で最も死亡確率が高いのは
夏ごろに実施が想定される移植手術直後。
ならば
完成は6月末。
そして、対外的な情報発信は、
今秋の某イベント。
恐るべきタイトなスケジュールになること必至ですが、それをしてでも私が生きているうちに喜びを分かち合おうと言ってくださっているような気がして、またしてもその場でビービー泣き始める始末でした。
完成が6月末、
発信は11月。
これは、「夏ごろの移植手術をなんとしてでも無事に乗り切れ!」というメッセージが込められているわけで、言葉にせずとも期日を示すだけで意味が十分に伝わってまいりました。
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04月09日 20:53
『一時は諦めの境地に陥っていたことを考えると、いま毎日が嬉しい』
来週から2022年度案件が続々とスタートします いやもう、ほんとに楽しみです(≧▽≦) 一時は諦めの境地に陥っていたことを考えると、いま毎日が嬉しいです。楽しいというより、嬉しい。ドナーの方に心から感謝しています。
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04月18日 21:25
『先陣隊の責任』
「隊」といえるほどの体をなしていないので
「道」どころか、「けもの道」にもなってないかもしれません。
でも、N=1だとしても
実在していれば、何もないよりはるかに説得力がある。
先陣隊として自分に何ができるか。
後進たちから見て、「道」あるいは「道らしく見える何か」を示せるかどうか。
私の恩師が、私にとってまさにそういう存在だったように、
もし叶うなら、
私もそんな存在になりたい。
そうなったら、ほんとうに嬉しいです。
叶う前に試みが終わりそうではありますが、いけるところまでいってみたいです。
今日、
オンラインではありましたが、
愛弟子たちと久しぶりにやり取りする機会があり、あらためて強くそう思いました。
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05月15日 23:16
『「いま、その瞬間を味わう」という心持ち』
この一週間は、充実した毎日でした
とてもよかったです
何人もの方から
「声にハリが出てきて、ますます元気になってきましたね」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。ご一緒している企業の方々だけでなく、マンションのレセプションの方にもそう言われ、そりゃもうルンルンです
声のハリはですね、
はい、かなり意識してます。
腹式呼吸の徹底。
すべての場面で腹式呼吸を完全徹底はさすがにできていないでしょうけど、発話している自分の声が自分の体に響いていることを、意識的に、適宜、確認するようになりました。
話し始めの第一音から話し終わりの末尾まで、声に魂を乗せやすくする腹式呼吸で、クリアでテキパキと発話すると、
同じことを言っていても
受ける側の印象は全然違いますね
腹式呼吸を叩き込まれた大昔の舞台経験は、ここへきて大いに役立ってます
それともう一つ。
心の持ちようも
意識的に都度確認するようになりました。
『いま、自分はその瞬間を
純粋に味わうことができているか?』
という自問自答です。
一ヵ月か、二ヵ月ほど前、
情報番組で綾瀬はるかさんがインタビューに答えた内容に心躍ることがありました。ぜひ心がけてみたいと思い、それ以降、日常生活で意識しています。「意識する」では弱いので、自分に対して声を出して訊いてます。
いま、その瞬間を味わってる?
録画してなかったので記憶を辿るしかなく、正確ではないのですが、綾瀬はるかさんが言っていたことは次のような感じだったと思います。
「大河ドラマに出演して満足していた。しかし、新しい仕事をいただくと、また知らない世界がいっぱいあって、満足していた経験は『ただの通過点でしかない』という感じがした。「やりきった」と考えていたのは間違いだと気がついた。
日々は一瞬のこと。どんどん移り変わっていく。『あぁ、もっと味わっておけばよかった』というようなことがないように、いままさに取り組んでいることを味わうことが人生の醍醐味なのだと思うようになった。
いま、その瞬間を味わう。それが生きてるってことなのだと思う。」
綾瀬さんが上記の趣旨を述べた後、番組ナレーションが「そのことが、安住せず、常に初々しい綾瀬はるかを実現しているのではないだろうか」と締めくくりました。
常に初々しい。
うーん、、なんて素晴らしい
自分もそうありたい
これが
その後、都度、声に出して自分に問いかけるようになったきっかけです
そういえば
思い出しました。
その昔、
32歳くらいの時だったかな?
前職時代に関西の芳香剤メーカーのチームに参加したことがあったのですが、そのときにご一緒した大阪マーケの方と飲みに行ったあったんですよね。そのとき、「加藤さん、何歳なの?」と訊かれたので年齢を答えたら、「えー!?なんでそんなにフレッシュなの!?」と言われたことがありましたっけ。そんなふうに言ってもらったのは、それが最初で最後ですけど
だから、、、
好奇心旺盛で
虫取り網とカゴをもって森の中をズンズン突き進む少年みたいな心持ちはかつてあったといえばあったんだよなー。おそらく。。
自分で自分に問わなければわからなくなるというのはなんだか悲しいですが、それでも、自分で問いかけることで、自分が目の当たりにする事柄に対して目キラキラできるようになるのなら、喜んで問いかけます。
この一週間は
初対面の方や、久しぶりにお目にかかる方が多く、なおのこと意識的に臨みました。
それが「声にハリが出てきて、ずいぶん元気になってきたね」という言葉でフィードバックいただけたとするなら、とーーっても嬉しいです
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06月15日 00:41
『ハンパない疲弊。代えがたき悦び。』
これこそが『ガチンコ一本勝負』の醍醐味なんでしょうねー。
まぶたに鉄アレイがぶら下がっているかのような感覚です
いまにも意識を失いそう
2日間のガチンコWSが終わりました
まったく手加減しない真剣一本勝負なので
もはや体力ゼロ。デスクから洗面台まで数メートルなのに、フラフラどころか、右に左に壁にぶつかっている始末なので、体力はゼロどころかマイナス領域ですね。
疲弊の度合いはハンバないですが、
ところが、心は悦んでおりまして、なんだか不思議な感覚です。
経験者の私ですらこんなんですから
きっと、プロジェクトメンバーのみんなの疲労困憊はとんでもないことになってそう
ワークセッション終了後、お手洗いでメンバーの一人と遭遇しまして、「つかれたー。でも、楽しかったー」と仰っていたのが、ほんと嬉しかったです。ガチンコ真剣一本勝負ですからね。「疲れない」なんてことあるわけないんです。その代わり、というか、その分、投下していただいたご自身のエネルギー量に相応しい楽しさを一緒に創っていきたい。
「たいへんだったけど、やってよかった」
プロジェクト卒業の時、そう言ってもらえることが最大の悦びです。
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6月21日 02:25
『再発するまで懸命に生きる』
いろいろお話を伺っていると、いつか再発するのは避けられないようです。残念ですが、それが現実みたい。でもね、本人はいたって前向きです。ぜんぜん悲観的じゃありません。昨年8月にとんでもない目に遭ったので、もう受け入れてます。あんな生死のさまよい方したら、そりゃ潔くなります。もう怖くない。
ん?いや、怖いです。怖いもんは怖い。怖いですけど、不安は無いです。だって、やりたいこと決めてるもん。成し遂げられるかはわからないけど、そうなったらそうなったで受け入れます。
懸命に生きたい。ただ、それだけです。
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06月26日 21:25
『受け入れた上で、好きに生きる。』
人の命は定められたもの。
抗ってどうする。
甘んじて受け入れようではないか。
受け入れた上で、好きに生きる。
怯えて過ごすのは、時の無駄じゃ。
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頼朝の言葉、
慌ててメモしました。
この境地に至るまで時間がかかりました。「怖い」という気持ちはありますが、「不安」はありません。
それでいい。
それで十分です。
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07月05日 22:05
『こんなことを、「間に合わない理由」、「行けない理由」、「できない理由」にしてはならない』
これを理由にすれば、そりゃ先方は受け入れてくださることでしょう。でも、こんなことを理由にしたら、今後も繰り返されるのではないかと疑念が生じる。結果、信頼は失われる。
恩返し。これしか考えていません。恩返しの過程を、こんな理由で吹っ飛ばすわけにはいかない。
今回のことを教訓にします。誰にも迷惑をかけない空白のタイミングでほんと助かりました。確実に備えます。最近のプロジェクト議論になっている言葉を引用すれば、「活動継続のための、サービスデリバリプロセスの確実化」といえますね。まさに、品質保証の世界だと思いました。
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07月28日 22:11
『自分に魔法をかける』
つい先日のKM社 BM活動、
そして、今日の事前説明会。
どちらもほんとに楽しかった(^o^)
『いま自分はそのことを楽しいと思えているかどうか意識できているか? もし万が一、楽しいと思えていないなら、いま向き合っているこのことを楽しもう\(^o^)/ さて、このことにはどんな楽しさがあるのかな(^^♪』
主体的に楽しもうという気持ちを強く意識する。意識すれば、おのずと楽しさが生まれてくる。それができれば、やっててほんと楽しい。
いまなお、どうしても出血が止まりません ドきつい免疫反応に見舞われている中、苦痛を蹴散らすパワーが、いまの私には一番の薬。
遊戯三昧したるぜっ!
その意識づけがほんとに力になる。つい先日のKM社BM活動での随所で生まれたワクワク感、そして、今日の事前説明会のものすごい刺激的な質疑応答を振り返ると、「遊戯三昧したる!!」と強く意識することの重要性を強烈に感じます。
遊戯三昧、
それは、「自分自身に魔法をかけること」。
そんな気がしました。そのことに自分自身が面白がっていると、一緒に取り組んでいる仲間にも伝播する。かくして、高速パス回しができるようになる。チーム全体を鼓舞するためにも、 さきがけて自分自身に魔法をかけることが出発点になる。そういうことなのでしょうか
追記.ドシドシ寄せられているメンバー各人からの気づきシート、とっても楽しく拝見しています 次の気づきシート総括も楽しみにしててねー(≧▽≦)
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08月14日 00:45
『今晩は眠れるのかな。。これから先も毎年この時期は、連日ドキドキするのだろうか。』
昨年のこの時期のこと、思い出すだけで胸がものすごく苦しくなり、恐怖を覚えます。2020年4月以降、経過報告に近い投稿は、いまほとんど「非公開モード」になっているのですが、昨年8月は、非公開モードに変更したものすらありませんでした。投稿したのは以下の2つだけ。
2021-08-11
①タイトル「必ず戻る」
本文は「ここでくたばるわけにはいかない」だけ。たった一行の投稿。どんな気持ちで、あのたった一行を書いたのか。よく覚えています。術後の経過があまりに悪く、ブログにその日の報告すらできる状態にありませんでした。集中管理の個室に移送され、体中にセンサーが貼られ、酸素ボンベで呼吸していましたもんね。ただただ、苦しかった。
2021-08-17
②タイトル「太陽にほえろ」
「いろいろ考えた挙句、いまの状況および心境を、文章ではなく、曲構成の文脈で記録に残すことにしました。補足したい説明は山ほどありますが、一行書くのもいっぱいいっぱいのため、これで諦めます。説明不足でごめんなさい」という本文。
このときの感覚は「絶命感」とでも言うのでしょうか。。最も恐れていた多臓器障害を引き起こし、あまりに苦しさで、脳裏に何度か「死んだ方が楽になるのではないか」という思いがよぎったほどでした。「もし意識がなくなったら、いつまでも延命措置を取るようなことはしないでください」と主治医の先生にお願いしたのもこの時期です。万が一に備え、遺言書も書きました。いま思い出すだけでも、泣けてきます。
このブログは、親族や昔からの友人、名工大卒業生や同僚、前職の同期、現在プロジェクトをご一緒している企業の事務局やプロジェクトメンバーのみなさまなど、大切な方々が見てくださっている大事な大事な「場」でした。当時、なにか文章を書ける状態ではなかったのですが、このまま何も書けないまま終わってしまうことがあったら、と思ったら何もしないわけにいかず。。
なんとかしなきゃ。言葉で表現できないなら、せめて、音楽で表せないかと思って、太陽にほえろの選曲で気持ちを表そうとしたのが8月二つ目の投稿です。なんとしようとした挙句、やったことは太陽にほえろのライブラリづくりかよ!と言われたら、、、は、はい、、すみません。。
当時、「絶望感」を通り越して、「絶命感」の境地に至っているのは、選曲に顕著に出ていたなと自分でも思います。冒頭でいきなり「哀愁のトランペット」、エンドは「葬送曲」そして「ボス 愛のテーマ」ですもの。これらいずれも、ドラマの殉職シーンで流れていた典型的な曲です。太陽にほえろを見ていたのは小学生のときですが、「哀愁のトランペット」が流れ始めただけで悲しくて泣いていました。そんな殉職シーンの中でも筆頭の「哀愁のトランペット」をよりによって冒頭にもってきた選曲をしていたわけですから、我ながら、とんでもない曲順を作ったもんだと思います。どんな心境でこのライブラリを作ったのか、そりゃ本人ですからリアルなわけでして、今日久しぶりに聴いていましたが、胸が張り裂けそうになりました。「必ず戻る」と言った一週間後に、もうダメなのかもしれないという事態になっていたのですものね。そのあとは、一言も書けなくなっていったわけですから、思い出しただけでゾッとします。危機的な状態でした。この8月17日の投稿後、翌9月の投稿はゼロです。
ところで、さきほどyoutubeを開いてみたところ、この太陽にほえろのライブラリは、のべ「2,133 回視聴」と表示されていました。え??ほ、ほんとですか?なんか、、絶望に瀕した状態で作成したライブラリにこんなにたくさん視聴していただいて、とても複雑な心境です。申し訳ございません。もっと前向きな気持ちになれるライブラリに曲構成を変えなければいけませんね。ただ、私にとっては、あの当時、言葉ではどうしても表現できなくて、選曲と曲順でなんとか気持ちを残しておこうとした懸命の方策だったんですよね。もうしばらく、この曲構成と曲順のままにさせてください。
いま、こうして過ごすことができているのは、きっと奇跡なんだと思います。なにがなんでも絶対に復帰すると、諦めるわけにはいかない気持ちにさせてくださった方々がいらっしゃらなかったら、心身がもたなかったんじゃないかと思っています。感謝しております。言葉では言い尽くせません。ほんとうにありがとうございます。
7月26日の移植手術後、
9月中旬までの1か月強は、白血球が僅少のなかで多臓器障害を起こし、命の危機に瀕していたため、上記2つしか投稿できていませんでした。
一方、
心の準備がまったくない状態で2020年4月25日の血液検査の結果、その場で救急搬送され、成田の病院に担ぎ込まれた数日後、
ようやく、自分の身に降りかかった事態を理解し、病室で一人泣きながらやっとの思いで書いたのがこの投稿です。
↓
2020年4月30日に
タイトル「乗り越えたその先に、強さと優しさがすこしでも自分に身についているといいなと思います」と題して、
『この苦しさを乗り越えたその先に、強さと優しさが自分にすこしでも身についているといいな。ほんとそう思います』と書いていました。 強さと優しさがすこしは身についたんじゃないかなと思います。そうなっていたら嬉しいな。そうあってほしいと思います。
おかげさまで、術後一年が経ちました。最近の診察でも検査結果は良好です。主治医の先生からは、「再発など最も危険視すべきは術後1年間。こうして1年を無事に経過したことから、事態の好転が期待される」というお話でした。「ただし、、」という話も漏れなくあったのですが、ここまでの話が台無しになりそうなので、ここでは触れないでおきます。
昨年のこの時期に直面していたことを考えますと、いまこうしていることは、ほんとうに有難いことです。回復しつつあることにもちろん感謝しておりますが、私は実は、それだけでなく、いいえ、それよりも、あのような状況でも私を切らず、関係を続けてくださった企業各社の意思決定に心が震えるほど感謝しております。このご恩、忘れません。決して忘れません。必ず、お応えします。前々回の診察で主治医の先生とこんな会話をしました。
- 加藤 「先日、ある企業の方から、いつ仕事に復帰したのですか?と訊かれたのですが、復帰もなにも、入院治療中も仕事は止めていなかったわけですから、「えーっと、復帰してませんよ。だって、戦列を離れていませんもん」と答えちゃいました。あはは」
- 先生 「病床であれだけ仕事している人は加藤さんが初めてです。リモートワークが社会的に認知されたことも大きかったですね」
いまこうして当時を振り返っておりますと、うーん、、なんといいましょうか、、 抗がん剤治療中も、移植手術後で免疫反応に見舞われていた時も、仕事に穴を開けなかったことは、自分でもよく頑張ったと思います。基本的に自分には厳しく臨んでいるつもりですが、このことについては、当時の自分の気持ちの強さと行動を褒めてあげたいと思います。
ただ、、そうすることができたのは、私の強さに因るものではないんです。当時、「長期離脱」もありうる状況下で普通に考えれば、契約白紙や契約破棄あるいはプロジェクト中断になるであろうところ、どれ一つもそういう展開にならず、すべて継続の意思決定でした。「継続する」というご連絡をいただくたびに、嬉しくて、感激して、病床でわんわん泣いてました。
恩義に報いる。必ず応える。
これは絶対なんです。私に強さがあったのではなく、ご一緒していた皆様からものすごい力を与えていただいた。そういうことだと思っています。必ず応える。応えたいという意思を自ら強く持っているし、応えなければならない使命感があるし、そして、いまの私の状態ならきっと応えることができると自分を信じています。Will-Can-Mustの輪が重なる部分の面積は、疑うまでもなく極大です。
直近の勇み足、ほんとうに申し訳ございません。思うような結果を出せず、とても悔しく、歯がゆいです。必ずなんとかいたします。どうかもうすこしだけお待ちください。ほんとうに申し訳ございません。一生懸命がんばります。KM社プロジェクトメンバーのお一人から、「なぜ、そこまで当社に入れ込むのか?」と、気づきシートのなかでコメントをもらいました。いまも、一発クリアな回答の弁が思う浮かばないのですが、この投稿のここまでの文脈があれば、くすぐったい言い方になってしまいますが、こんな感じです。
オーナーの思いに応えたいから。
必ず、花を咲かせる。みんなと力を合わせて、咲かせてみせる。大きくて綺麗な花を。
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08月21日 17:57
『明日のワークセッション、楽しみだなー(o^^o)』
すでにワクワクしてます\(^o^)/
こんなに早くからワクワクしてるのは珍しいです よほど好きなんでしょうね
PP班は、メンバーのスクリプト目線の高さがこの間の自主ワーキングでビタっと合ったと思う。明日、どんなのが出てくるのかほんと楽しみ( ^ω^ ) OF班は、スクリプト全体の良し悪しを測る尺度が独自かつ新規性があって、で、どうするの?というDo結果小割り、ならびにDo展開が本格化します。いやぁー、楽しみだぁー\(^o^)/ そしてMC班、んー、、シビれます もう完成目前ですよね
みんなでここまで来れて、あたしゃあ、感無量っす
左回りはもとより、右回りも含めて、八の字完成間近
わーっ\(^o^)/ゾクゾクするーー
明日ほんとに楽しみだぁー
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08月25日 16:14
『うわっ、どうしたんだ!?気づきシート読んでたら、涙が出てきてしもた』
もぉー、いま移動の最中で周りに人がいるのに。。なんなんだ、いったい何が起きたんだ?
嬉しかったのか?
感動したのか?
寂しくなったのか?
なんなんだ
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08月25日 19:01
『まるで交換日記みたいだけど(^^;) ウッチー、あのね、なんとなく答えがわかった気がしてきたよ』
ウッチー、返信ありがとう。
とても嬉しく拝見しました。何度も何度も繰り返し読みました。いやもう、ほんっとに嬉しかったです!
気づきシート以上のコメント質量だったので、こんどの気づきシート総括に盛り込んでおくね(笑)気づきシートにはじめからこれくらい書いてよねー。あははは
ウッチーをはじめ、こうしてもみんなと手加減抜きの真剣一本勝負に臨めることを本当に幸せに思います。青春だね。ほんと楽しいです。これからもよろしくね。私も一生懸命がんばります。存分に楽しみながら一生懸命がんばります!
こりゃかぎりなく交換日記ですな 本人が見てくれたら嬉しいし、見てくれてなければそれはそれでいいです(^^) ワークセッション中の合間に話します
『懇親会での加藤先生の熱い想い、大変に感動いたしました。自身が加藤先生の立場だった場合、初めて会うような我々社員に対してここまでの強い想いを抱けないと思います。ご自身の身体を犠牲にしてでも我々にここまで熱い想いで接していただけるのは大変嬉しいですし、我々も本気でぶつかろうという気概が生まれますが、どうしてここまで強い想いで接していただけるのでしょうか。ご期待に応えられるように全力で頑張ります』
↑
記念すべき2022年度 最初のワークセッションを終え、参加したプロジェクトメンバー各人の気づきシートが届きました。そのなかのメンバーの一人から書いてくれた内容が上記です。
「みんなと一緒に取り組んでいるのが楽しいから」とか、「オーナーに対する並々ならぬ恩義がある」とか、挙げようと思えば理由を挙げられるのですが、なんというかな、、、ストレートど真ん中といえるような強い1点理由がうまく言葉にならないまま数カ月が経過していました。月日は経過しているのですが、実は、上記のメッセージに返すに相応しい言葉が何なのか、ずっと考えていました。
あのね、ウッチー、
さっき自分のスクリプトについて書いていて、答えがわかったような気がしてきました。真解はさらに別のところにないともいえませんが、真解といってもその所在は自分の中にあるはずなので、楽しみながら探してみます。だから、現時点での見解ということになるんだけどね、、、
さっきの投稿で、
「このスクリプトが叶ったら、納得して成仏できる。不測の事態で絶命しても、「生きてきてよかった」と間違いなく言えると思う。それくらいにこれは私の悲願」と書きましたよね。
- 事業構想八の字
- BM活動
- 新たな全員参加型経営(「選択肢づくり」と「決断」の分離)
- 最上位方針レベルにおける脱・機能別管理
- 自己肯定感の醸成
- 製品・サービスの継続的創造
- そして最後の行き着く先は、コト品質保証の在り方
これらは私にとってすべてとても重要で、25年以上かけて丁寧に紡いできたこれらのことを、たった3コマでギュギュっと凝縮したのが、あのスクリプト。なかなか伝わらないかもしれないけど、あのスクリプトの達成可否は、自分の人生に意味があったのかどうかを決定的に左右するとてつもない物語なんです。まして、突然に強制終了の危機に見舞われたため、理想と現実のはざまで悩みましたが、心折れることなく、現時点で出した「それでももしかしたら叶えることができるかもしれない理想的な物語」なんです。悲願なんです。
1回目のワークセッションでみんなの振る舞いを見ていて、直感的に「このメンバーとなら、いけるかもしれない」と感じました。自分の身に何が起きるかわからないことを考えると、さきほどのスクリプトをグッと現実に近づけることができるチャンスは、もしかしたらこれが最後かもしれない。ならばなおさら、このメンバーのみんなとの取組にすべてを賭けよう。
そんな思いが、
懇親会での、泣きながらの自己開示になったんだと思います。
あのスクリプトを
みんなと一緒に叶えたい。
モチベーションは、その1点だといえます。
あのスクリプトの実現は、
私個人のためのものではない。
みんなのものであり、さらには、わが国製造業みんなのもの。
そう信じています。
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09月12日 22:46
『なんとかする。必ず。』
いまはそれしか言いようがない。
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09月27日 23:27
『なんといいますか、、その、、、まるで親になったような心持ちでした。みんな、ほんとよかった。』
今日の発表、三つとも、とてもよかったです。素晴らしかった。
質疑タイムは、、、全体的には、いままでで一番よかったと思いました。最初はヤバい!と思いましたが、途中でガラっと流れが変わりましたね。明らかに潮目が変わった。なんかね、、潮目を変えたご発言にシビれました。すごかった。ほんと感動しました。
つい先日まで苦しんでいたOF班のプレゼンテーションは、聞いていて鳥肌が立ちました。究極仮説としてのスクリプトを堂々と語り、そこからバックキャスティングを徹底して、まずはココ!とホップを語り切った。本当に素晴らしかった。一番褒めてあげたいことは、基本をとても大事にしていること。それは、あのプレゼンテーションで発せられた一字一句を聞けばわかります。基本に忠実でなければ、あれだけ細部にわたってブレない詳述はできない。そう思います。さて、質疑で指摘されたHSJの飛躍感の解消は、鍵を握るのは「ステップ期」に何を置くか、という点だと思う。ただし、現行のステップ期の内容は、あれはあれで是非とも保持したい。ならば、、ひょっとすると、ホップとステップの間に、もう一つ追加するのもアリかもしれませんね。実際、過去に手がけた案件でも、飛躍し過ぎないよう四期構成にしたケースがありましたし。
先頭バッターのMC班は、いやそりゃもう凄かったです。全体の入り方もさることながら、マネタイズシナリオからフォースフィールドダイヤグラムを経て、活動システムへ。その活動システムをもとにイシューを立てて、方針策定へ。お手本のような素晴らしい内容でした。ほんとうに見事でした。
PP班は、うん!とってもよかったー!自分たちの言葉で語り切りましたね!自己肯定感に裏打ちされた者の言葉は、これほどまでに強いものなのか!?と思わせてくれる素晴らしいプレゼンテーションでした。自らを信じる者の言葉、そして、佇まいは、ほんとうに美しい。きっと、今日のことは彼ら自身にとっても大いに自信になったことでしょう。本番はこれから。今後の展開が楽しみですね。
というわけで、三つとも、ほんと素晴らしかったです。もうね、、なんといいますか、、親になったような心境でした。あはは
ひたすら応援してましたもん。
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09月29日 22:40
『僕らは、きっと行ける。』
今日はほんと楽しかった(^^) 打合せを開始したのは13時。ふと時計を見たら、19時だったかな。あっという間の6時間でした。
すごかった(@_@)
うん、きっといける。
僕らはきっと、コト価値創造者になれるよ。これからの展開がとても楽しみです。
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12月20日 23:07
『そのようにおっしゃってくださる方がいるから、私はがんばれるんだと思います。』
参加者のみなさまからいただいたコメントをさきほどから繰り返し読んでいます。特に、以下の3つです。
- 永年お付きあいさせていただきますが、完成に近づいてきたと思います。まったく同感です。
- 私が参加していたときから、かなりブラッシュアップされており、先生の想いや強い意思が伝わってきました。「世の中に必要なこととは…」をツールで分解してスタンダードにする為の流れが良く判りました。
- 元気なお姿を拝⾒できて感無量です。内容も非連続な⾶躍を伴う素晴らしい内容という印象を受けました。
実は、、かなりの大ベソかきながら読んでます。そのようにおっしゃってくださる方がいるから、私はがんばれるんだと思います。
元気な姿に見えてほんとよかったです。髪も生えてきましたし、自転車に乗れるようになりましたし、平坦な道なら杖なしで歩けるようにもなりました。あの講演当日はほんとはめちゃくちゃ具合が悪かったのですが、頑張った甲斐ありました。お優しい言葉に感激しております。本当にありがとうございました。
「完成に近づいてきた」・・・ ありがとうございます。そのようにおっしゃっていただき、ほんとうに嬉しいです。是が非でも、完成させたいです。その一心です。叶うなら、生きているうちに見届けたいです。全力で頑張ります。
いまの私は、思いや意思の強さだけが取り柄です。これが鳴りを潜めたら、一気に終焉が近づいてきてしまう気がしています。唯一の取り柄ともいえる「思いの強さ」「意思の強さ」について、そのように言葉で触れていただき、ほんとうに嬉しかったです。ありがとうございます。
完成はまだまだ先でも、すこしでも近づきたい。その気持ちの強さをもって、これからの日々を送りたいと思います。
励ましのお言葉、
本当にありがとうございます。
ずっと見ていてくださる人がいる。
これほど有り難く、心強いことはありません。
心から感謝いたしております。