Yahoo! Japanで下記の記事を見ました。

 

 

記事のタイトルは『日本は意外にも・・・「世界で嫌われている国」ランキング・・・』。日本が嫌われている国のランキングに入っていることにびっくりしたという表現になっています。

 

海外に行くとわかるのですが、残念ながら、決して日本は世界から好かれている国でないことを実感します。

 

日本が嫌いな理由は人それぞれですが、私が感じるのはやはり「第二次世界大戦」です。「日本は罪を償っていない。」、「なぜ未だに皇室が存在するのか。」、「なぜ靖国神社が存在するのか。」や「日本は戦争の歴史を正しく自国民に教育していない。」などよく言われます。第二次世界大戦が理由で初対面の人に、「あたなは日本人だから嫌いだ(友達になるつもりはない)。」と言われたこともあります。

 

もう一つ、私がアメリカで感じているのが日本人 vs. 日系人。同じジャパニーズの血を引いているのに、日系人からは仲間意識どころか、ヘイトを感じることがあります。これには歴史的背景がありまして・・・第二次世界大戦中、生き残る為に、JACL (Japanese American Citizens League / 日系アメリカ人市民同盟)という団体は、「私たちはアメリカ人だ。日本人ではない。(アメリカに戦争をしかけた日本人とは違う=我々は日本人ではない。)」と日系人に教育しました。残念ながら、今でもその考えは一部で根付いています。どこか、「同じジャパニーズだからって、仲間意識もつなよ。あなたは日本人(外国人)。私はアメリカ人。それ、忘れるなよ。」という圧さえ感じることもあります。

 

そして、これまた「仲間」内で感じることなのですが・・・(個人の経験談です)・・・非アジア系アメリカ人は、あまり面と向かって「日本人は嫌いだ。」と言ってきません。しかしアジア人、そしてアジア系アメリカ人は「日本のこういうところが嫌いだ。」とかはっきり言ってくる人が結構います。上記に書いた「あたなは日本人だから嫌いだ(友達になるつもりはない)。」と言われたのもアジア系の人です。

 

しかし、です。アメリカ人には本音と建前がないと言う人がいますが、とんでもない!私はアメリカ人の方が日本人よりよっぽど本音と建前、上手に使い分けていると思っています。面と向かってヘイト発言や差別発言をしないのもその一つ。アメリカは「自由」な国と言われていますが、その自由は責任があっての自由。その「自由」を一歩履き違えると、仕事失ったり、退学させられたりなど、罰が待っていることもあります。殆どのアメリカ人がそのことをよ~く分かっているので、私は本音と建前は、日本人の特徴ではなく、万国共通だと思っています。

 

ネットには、特にインバウンド観光客絡みの記事は、日本がどのくらい素晴らしいかとか、外国人が日本をどのくらい素晴らしいと思っているかという記事が多いですよね。たまにはこういう記事(情報)も必要だと思いました。