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さてさて、本日のお話は江西省南昌の友達 廖さんと知り合った頃のお話です。(笑)

私の担当の中国からの生徒さん達も100人近くになり、慣れない仕事に苦労していた頃、南昌の取引先から『通訳と業務の補助員としてスタッフを2ヶ月間派遣したい』と打診がありました。

通訳は名古屋在住の中国人の友人2人にお願いしていたのですが、2人共多忙で、正直、有り難いお話でした。(笑)

ご厚意を受ける事にし、早速、近所のアパートを契約し社宅として来日に合わせて準備していました。冷蔵庫や洗濯機を搬入してると
『こんにちは』と笑顔の女性が玄関に立っていた。

通訳の廖さんだった。私は彼女を日本に招聘するために資料を作成し上海の日本領事館に郵送したので、写真で顔を確認してるはずだが実際に彼女に会うとキラキラしていた。(笑)
『廖です。寺浦さん、宜しくお願いします。』と挨拶をされたが、極端なミニスカート姿に『こちらこそ』と彼女の脚に向かって挨拶をしたような記憶が…。(笑)

『エアコンもあるし、テレビもある。一通り生活に必要な物は揃えたけど、WiFiは3日後ね。手続きが遅くてゴメンね。必要なら事務所のWiFi使ってね。』と説明をした。

その日は入国で疲れただろうと、ゆっくりすることを伝えて翌朝、訪問することにした。

翌朝、訪問すると朝食を作っていた。朝はコンビニのお握りで済ませている私に、朝食を薦めてきた。実に美味しい。(笑)

ふと気が付くと、私の後ろをLANコードが。
先を見るとベランダから伸びている。(笑)

『廖さん、LANコード、何?』と訊くと『あっ、昨夜、隣の部屋に挨拶に行ったら中国の実習生達で、私を歓迎してくれて。(笑)3日間LANを貸してくれることになりました。』と笑顔で。(笑)

『いやいや…それはダメだよ。隣に挨拶に行った時は不在で中国の子が住んでるのは知らなかったけど、彼女らの部屋も社宅だからね。』と注意をし、隣の彼女らの会社にお詫びの連絡をすると笑って快諾して頂いた。(笑)

確かにネット社会。家族との連絡もテレビ電話、そして映画や動画もネット。家具を揃えるよりもネットの準備が最優先であることを私も学んだ。(笑)

『ごめんなさい。彼女らの好意だったので』

『ま、今日の事も勉強になったじゃん。廖さんが本国で教師になった時、日本の生活について説明出来るじゃん。』

そんな事が初日の出来事。この日から、かけがえのない友達になります。それは、また後ほど。(笑)