7月28のSankeiBizの記事に、“自動車保険料の値上がりはなぜ続くのか”について、興味深い記事があ
ったので、ご紹介したいと思います。具体的な内容は以下の通りです。
なぜ、自動車保険料の値上がりは続くのか? その背景を調べると、日本の自動車産業が抱える課題、さらには日本全体の構造的な問題に揺れる自動車保険の現状が見えてくる。
自動車保険料は、損保各社にとって保険料収入全体の4~5割を占める主力商品。主力とはいっても、過去10年をみると、大手損保の自動車保険事業は最近まで赤字が続いており、利益率の低下が指摘されていた。
値上げは契約者にとって大きな負担であり、また不満だが、毎年のように繰り返される料金改定という事態がこの商品の収益性の低さを物語っているともいえる。
度重なる値上げの要因の一つが、「損害率」(保険料収入に対して支払った保険金の割合)の悪化だ。平成9年度までは50%台だったが、21年度には70%台を突破。保険料収入の約7割を保険金の支払いに充てなければならないという状況に陥っている。
交通事故の減少などで24年度は68・7%に改善されたものの、それでも損保各社の経営を圧迫しており、損保全体による自動車保険金の支払いは年間約2兆2千億円に達している。
との事。
つまり、過去から今まで交通事故の増加に伴って人身事故も増加し、それに比例して保険会社から支払われる保険金が増加していった結果、保険会社の利益が少なくなった付けを、任意保険料の値上げで転化されている背景があるようです。ただ、今までは無事故で等級によって保険料が決められていたのが、年齢別に保険料が決められていて、何度も事故している人とほぼ同額というのが、気に食わないです。現在なら、20歳までと、40歳以上での人は、負担増となってます。確かに、未熟さから来る事故を起こすのは20歳以下で、運動神経の衰えで事故を起こす可能性の高い40歳以上というのは分かりますが、全てがすべて、それが当てはまらないと考えます。従って、無事故(任意保険を使わない)人には、その分、メリットを付加させてても良いのかなと思います。反対に、事故を起こした人の保険料を次回から2倍にするとかデメリットを付加というのも有りかなと思いますが、皆さんはどう思われますか。