儲ける社長の決算書 見方,読み方,活用入門  -7ページ目

PLの利益の区分

こんにちは。現場の決算書コンサルタント鈴木です。浜松市で税理士をしています。いつもありがとうございます。



さて、今回はPLの利益の区分についてです。先回の「利益ってみそもくそも一緒ではなあ?・・」という不満に答えるため^^にPLは利益を区分しています。



以下、PLはこんな形となります。


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売上:1,000

売上原価:-600

売上総利益:400


販売費一般管理費:-250

営業利益:150


営業外収入:50

営業外費用:-30

経常利益:170


特別利益:100

特別損失:-70

税引前当期利益:200


法人税等:-80

当期利益:120


*実際のPLにはマイナス表示はありません。

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まず売上



そして

売上から売上原価を差し引く=利益←売上総利益と呼ぶ。(粗利益などと言ったりしますね。)



次に

本業の営業活動をする時に普通にかかる経費の合計を出す。←販売費・一般管理費などと呼ぶ。

売上総利益から販売費一般管理費を引く=利益←営業利益(営業損失)とよぶ。

本業で稼いだ利益ですね。


その後、

受取利息や支払利息などの本業以外の営業外収益と営業外費用をプラスマイナスしたものが経常利益(経常損失)と呼ばれます。ケイツネなんて言います。



その後、

通常では考えられないような利益や損失があったら、特別利益、特別損失としてプラスマイナスして税引前当期利益



その後、

法人税等を差引き、当期利益(または当期損失)とします。



PLに限らず決算書はすべて足し算と引き算の世界です。分かってしまえば見方は簡単ですね。



決算書を読んだり・活用をする場合は比較したり、割ったり、掛けたりしていくのですがまた後述していきます。乞うご期待下さいね。


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浜松市 鈴木崇之税理士事務所