儲ける社長の決算書 見方,読み方,活用入門  -6ページ目

売上原価の計算方法 【PL】

こんにちは。現場の決算書コンサルタント鈴木です。浜松市で税理士をしています。いつもありがとうございます。



ところで、売上原価はどう計算するのでしょうか?1年間の売上原価です。



例えば小売店。

売上が1000円あって、150円の梅キャンディーの原価は105円で、100円の緑茶の原価は68円で・・・。なんて出来ませんね^^。



では、PLで売上原価を計算する方法は、どうするか?



答えは、

消去法です。消えた商品の金額が売上原価となります。なかなか頭がいいですね^^。



こうです。(全部原価です。)

期首にあった商品の在庫が10,000円。(期首たな卸高)

年間で仕入れた商品の合計が120,000円。(仕入金額の合計)


期末の棚卸をして実際にある在庫の金額は15,000円。(期末たな卸高)



10,000円+120,000円-15,000円=115,000円。

無くなった商品は115,000円なので=これが売上原価となりますね。という感じです。



決算の時にたな卸をする理由はこれです。たな卸は決算の時の必須項目となります。PLが近くにあったらちょっと確認してみて下さいね。そうなっているはずです^^。



最後に、くれぐれもたな卸のウソはいけません。利益が変わります。超初心者の手口で、プロが見ればすぐ分かります。方向がズレて行きそうなので今回はここまでにしますね^^。



【今回のまとめ】

売上原価は消去法。



~決算書の見方・読み方・活用入門~



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【後記】

実は今回の話、私自身初めて聞いたときいたく感動したのですね。なるほどなーと思いまして。遠い昔なのですが妙に感動しまして。自分にとってはコロンブスの卵的なことでした^^。思わず一生懸命記事で書いてしまいましたw。

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中小企業の経営現場に活かす決算書コンサルティング

浜松市 鈴木崇之税理士事務所